ずいぶんと遠くまで行ってきた。
いや、現実的な距離の話じゃなく、心の深さのこと。
「こんなに面白い本があるなら、私はまだまだ生き延びられる」
そう思った。
世界には、未だ出会っていない素晴らしい「物語」が
まだまだ沢山あるのだろうな。・・あぁ、それはなんて希望的!
世間じゃ彼の最新短編集が発売されたとニュースになっていたが、
そうだよ、私は今ごろ図書館で出会ったのだよ、
この『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に。
(文庫本、並べると素敵です。さりげなく背景「地図」です)
それにしても私は彼の書く「長編小説」が好きだ。
いや、「好きだ」というより、「必要だ」だ。
「私には、村上春樹の長編小説が必要だ」
というわけで、この本を読み終えたら
心の中のどっかの何かがすっかり“満ち満ちた”感じで。
ここしばらく読書三昧で「入力」ばかりだったけど、
おかげでそろそろ「出力」もしたくなってきた感じなのだ。
いっきに何かが充電された。
さぁ、私も「私の人生」に取り組まねばな!
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