虹色パラダイス *・*・*輝け!私のマイノリティーワールド*・*・*

~オーラソーマと出会い、夢だったプラクティショナーを通り抜け、今また新たな扉へと突き進む★pinoco★の心の記録~

再読の嵐とともに生き延びる6月

2014-06-24 19:26:33 | I LOVE 本・映画・ドラマ・音楽


相変わらず本ばっか読んで過ごしてる。

そう、この苦手な季節「6月」の目標は「生き延びるだけでOK」なのだ。
だからOK。本ばっか読んでてもOK、と自分に許可を与える。
甘え?でもなんでもいいよ、生き延びりゃとりあえずなんとかなる。

日照時間の少ない灰色の梅雨の日々も
「読書日和」と思えば何とか乗り切れる。


というわけで、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読んで
お腹いっぱいだったはずなのに、気づけばまた「物語」の中。



今月は村上春樹、再読の嵐。



まずは『ねじまき鳥クロニクル』
  
第1部 泥棒かささぎ編、第2部 予言する鳥編、第3部 鳥刺し男編

いっきに駆け抜けた。深く深く潜る井戸の底。

前回読んだのは2011年1月だって。震災前か・・。
あの日の私はどんなふうに読んでいた? まだ今より薄っぺらかった私。

新しい今の私が、またこの物語を体感する。
たぶん、心の感度は上がってる。


海の底からあがってくるように
あっちの世界からこっちの世界に戻ってきて、
「さて、この現実の世界で、私はどう生きていくのか・・」
と結局は同じところに戻ってくるわけだけど
心は少し強くなってるというか潤ってるというか。

やっぱり結局は、ここでそれをどう栄養にして生きていくかで。


ぐっと「現実」が目の前にそそり立つ。

「生きること」「生き抜くこと」 やっぱりここに戻ってくるのだな。





そして今は『海辺のカフカ』、ふたたび。
 
前回(2010年8月)私はどこまで読み取れていたのだろう・・

想像するだけで過去の自分にぞっとする。
(こんなふうにして自分の成長を感じることもできる)

もう、まるで「新作」。彼の作品はたぶん読むたびに新しく
そのときの自分の心の感度や想像力に迫ってくるんだろうな。


脳みそのしわしわと、心のひだひだ。

広がる想像力の翼。


なんというか、自分の「鮮度」が試される気がする。
いくら年を重ねていっても、常に「新鮮な」自分でありたいな・・と思う。


ときを止めたら、「死」と同じ。いや、それ以上?
生きてる限り、それは止められないもので
止まってしまった世界では、結局生きられないのだろう。

この世界は常に変化の途中で
私たちも常に変化の途中。


“あの頃は良かった、あの頃に戻りたい”とかじゃなくね、
常に“今”が“過去最高にフィットしてる”って生き方をしたい、
じゃなく、する。してるよ、今のところ。

どんなに今が“どん底”でも、この自分が“最新”バージョン。

一直線じゃなくてもスパイラル状に上昇していくのだ。







な~んて浸っていたら、飛び込んできた「舞台化」のニュース!

知らなかった! もう公演してるんじゃん!


村上春樹×蜷川幸雄
「海辺のカフカ」 いよいよ世界へ!!
http://butai-kafka.com/



ひぃぃぃ~~~! 観たいっ!!!

宮沢りえが「佐伯さん」って(ちょっと若いけど)、ピッタリ過ぎる!
藤木直人の「大島さん」も、うん・・イメージできる。無理はなさそう。
そして「カフカ」のこの少年(青年?)はCMで観て気になってた人だ!
古畑新之くんというのだね(「にいの」くんと読むのだね!素敵!)
良さそうだよね、良さそうだよね!

うあぁぁぁ~~~! 観たぁ~~~いっ!!!




「東京」の価値・おもしろさはこういうところにあるよな~。

発信する人、表現者、クリエイター、それらのプロが集まる場所。
ぶつかり合い、化学反応し合う、凝縮されたエネルギー。

「地方公演」では決して味わうことのできない、
「東京」という場所が発する特別なエネルギー。


すごい「舞台」ってものは、そんな場所も時間も空間も
超えるものなのだろうか?
(東京以外に、大阪と北九州には行くんだね、いいなぁ~)


あぁ、観たいな~、「海辺のカフカ」の舞台。




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