今日も、ご訪問ありがとうございます。
帰郷しておりましたが、昨日帰京しました。
ロングな休暇を、日帰りのお出かけや、
日頃できない家事をこなす事にしておりましたが
3月の終わりに、具合を悪くして
死の境をさまよった実家のお婆ちゃん(98歳)が
つる姫の事ばかり口にするという話を母から聞いて
この機会に一度逢っておこうと思ったのと
父も難病で、介護施設にお世話になっているので
そのお見舞いも兼ねて
家族の了承を得て、帰京する事にしました。
24日には、朝の仕事を片づけて
新幹線で西へ向かい
迎えに来てくれた弟の車に乗り、
実家に行く途中にある、お婆ちゃんの病院に行きました。
病室に入ると、3人のおばあさんが眠っています。
お婆ちゃんを探しましたが、見当たりません。
弟が一人のおばあさんのベッドに行って
「これがばあちゃんだ」と言っても、目をつぶって眠っている人が
自分のお婆ちゃんには、どうしても見えませんでした。
あの、ふっくらと大きかったお婆ちゃんは
半分くらいになったように見えました。
眠っているのを起こすのはかわいそうなので
作ってきたアレンジメントの花を置いて、メモを残して帰ろうかと思ったとき
お婆ちゃんが、パッと目をさましました。
お婆ちゃん、つる姫の事がわからなかったみたい。
とりあえず、買ってきたプリン食べる?って聞いたら
食べるって言う。
最初は自分でスプーンを持って食べたけど
途中で無言でつる姫にスプーンを渡して来たので
つる姫が食べさせてあげました。
ちっちゃい時、お婆ちゃんにおうどん食べさせてもらったの
思い出しました。
食べる物は何でも美味しい、とお婆ちゃんは言いました。
その後、死にそうになった時の事を話し始め
苦しいから早く死にたいって、言いました。
色んな事を話してくれましたが
先に対する希望の言葉は全くなく
一度も笑いませんでした。
髪切ったんか。長い方がええよ。と言いました。
長い髪のつる姫の記憶が大きいのでしょう。
つる姫だって、わかってくれたんだなと思い
昔から、つる姫の洋服とかに口出ししていたお婆ちゃんは
まだ健在だな、と心の中で苦笑いしました。
何十分か話して、
写真撮って
握手して
またねと別れました。
頑張って元気になってねって、言えなかったです。
お婆ちゃんは一度も笑わなかったと思ってたのに
弟が撮ってくれた写真を見たら、お婆ちゃんが笑っているように見えました。
「お婆ちゃん、笑ってくれてたんだ。ありがたい」と思いました。
ありがたい、と言う言葉がこころから湧き出してきたのは何故なんだろう。
つる姫が、お婆ちゃんに愛されてた証拠だからかな。
実家に着いて、母に挨拶をし、今度はすぐ近くの介護施設にいる父を訪ねました。
カーテンを張り巡らして、父は小さなベッドに座っていました。
その顔は、一年前とは全く違った物になっており
娘のつる姫は相当なショックを受けました。
頭はしっかりしていて
細かい事が気になって、周りに置いた物をと少しでもずらすと
怒るんです。頑固な父は健在でした。
先日の金環日食の写真を見せたり
カメラの好きな父との話がはずみました。
父からは、写真好きと放浪癖を譲り受けたつる姫です。笑
あ、酒飲みのところも~~ 爆
実家の夜は、いまだ独身でお酒好きな弟と話しが弾み
いつもより飲みすぎた弟が寝た後は
お酒が飲めない母と沢山話しました。
母はお婆ちゃんと父の介護で、心が疲れ切っています。
つる姫の帰省を、涙を流して喜んでくれました。
長い一日が終わりました。
星の見えない空でした。
夜中雨のような音がしましたが、雨の予報は聞いてないぞ!
裏を流れる川の音かな・・・と思いながら朝を迎えました。
早朝目が覚めて、カーテンを開けると
額縁の中に、新緑の風景画がありました。
それが絵ではない事を
はらはらと落ちてくる一枚の葉っぱが教えてくれました。
その後、雨が空から落ち始め
風景画に白い線を描き加えました。
実家で迎えた朝は雨。
まだストーブをつけるほど、ひんやりした田舎の朝。
つづく
「つる姫の今日のことば」はお休みします 笑
一週間が始まりましたが
つる姫のお仕事のロングな休暇はもう少し続きますが
主婦業は忙しいですっ!がんばる
感謝をこめて つる姫