昨日は東京で桜の満開宣言がありましたが、この辺はまだ5~6分咲きといったところ。
日当たりなどによって違いますもんね。
子どもも大きくなったし、特にこの十年ほどは敢えて花見、というのを避けてきました。
混んでるし、酒飲みがウザいし(自分もか?)
先日も、マナーや気配りの話から、外に出るのが嫌になると言ったばかり。
その舌の根も乾かぬうち、昨日は本当に久々、わざわざ桜を愛でにお出かけしました。
きっかけは、テレビで六義園の枝垂れ桜の話題を見て、そこには「鶴姫の桜」というものがあると聞き、こりゃ、一度は見ておかないと、つる姫を名乗る資格がない、とまで思ったこと。
笑
混雑は覚悟でいざ、六義園!
山手線の最寄から、およそ半周して、多分山手線内一番高い運賃を払って、駒込駅。
駅からすぐの六義園に到着すると、なんと入り口から長蛇の列。
最後尾まで何百メートルもありましたが、入場券を買うための列で、割とどんどん流れて、さほど待つことなく園内へ。
因みにこれから行く方、チケットがあったらすぐに入れるので、調べてみてね。
大人は300円65歳以上は150円。元気で年を取るのが楽しみな事柄のひとつですねえ。
前置きが長い。
さて園内に入り、高さ15メートル、幅20メートルあるという、大きな枝垂れ桜と出会います。
まさに満開で、見事ですね。
引きで、全貌を撮りたかったのですが、よい場所がありませんでした。
可愛いですね。
綺麗な庭園です。
五代将軍徳川綱吉の寵臣・柳澤吉保によってつくられ、明治期にはかの岩崎彌太郎の別邸ともなったそうです。
さて、綱吉の娘鶴姫の桜と呼ばれるもうひとつの枝垂れ桜は・・・
こちらは高さ13メートル。
幅は狭くてスマートな感じです。
鶴姫さんがお花見をしたという「吟歌亭跡」に咲いています。
さぞや優雅なお花見だったのでしょうね。
枝垂れ桜はもちろん、紅葉の新しい芽、小さな赤い蕾のようなものも可愛らしい。
もみじに花が咲くんですね。
最初の大きな枝垂れ桜の所も、思ったより混雑もなく、庭園の風を楽しむことが出来ました。
さて、こちらのつる姫は、次の目的地へ。
なんと、花見を梯子。
駒込から上野へ。
上野駅は特別改札が出来ているほどの混雑でした。
多くの人が流れるのとは逆方向へ向かい、花を見るというより、上野の花見の光景を一度見ておこうと
昼間から皆さん、花も見ないで大盛り上がりでございました。
皆さん、こういうシチュエーションが楽しいのです。
おひとりさまの私は、近所の公園のソメイヨシノが満開になる方が、心が躍る。
混雑した中をわざわざ歩いて、大海の一滴、という言葉を思い出した。
ちょっと意味は違うけど、敢えて飛び込めば、周りが気にならないなって思った。
人が鬱陶しいと思っていた私の、この日の行動は荒療治とも言えました。
余程の目に遭わなければ、一歩引いてみれば、なんでも楽しめるなあって。
そして、やっぱりこんな時、一人は寂しいなあって、素直に思えた日でした。
上野では、缶ビールでも飲みながらそぞろ歩こうかなと思ったけど、やめました。
一人でバカみたいだから。
自爆
お花見はひとりでするもんじゃないね。
今日は雲ってるけど、こたろうと近所の公園に行きます。
皆さんも桜を楽しんでください。
周りの人に、少しばかりの気配りを持って。
今日も笑顔で過ごせますように。
感謝をこめて
つる姫
(ブログ開設から2811日)