昨日はバレンタインデーだったのですね。
すっかり失念しておりました。
まあ、もはや何の関係もないイベントでもあります。
日本で、女の子が好きな男の子にチョコを贈るというイベントになったのは、私が中学の頃だったかなあ?
大人になれば、義理チョコ、本命チョコなどと言う言葉も出てきて、会社でもその日は大変な騒ぎでした。
おまけに、ホワイトデーなんちゅう物もできて、結構な経済効果になっていたのでは?
今のバレンタインデー事情は、どういう事になっているのか知りませんが、
若い頃の、あの甘くて、苦い思い出。今は遠くなりにけり。
チョコの数で男の価値やステータスが決まる、ということはないでしょうが、いずれにしても、ものや金銭絡まない純粋な気持ちを、若い頃は大切に育んでほしいものです。
さて、今年に入って、読書を復活させていますが、絵も沢山描いているし、目に負担がかかるので、悪いとこばかりの人生、この上目までダメになったら、打つ手なし!
で、なかなか読むタイミングがないのですが、先日、旅に出る前に藤沢周平さんの短編集を読み終えたので、昨日、4冊目となる葉室麟さんの本を借りてきました。
これは、タイトルに釣られて借りたのですが、葉室さんの絶筆となった「星と龍」という未完の作品でした。
星も龍も、私の好きなもので。笑
今まで読んだ葉室さんの、美しい文章の中にある、静かだけどとても熱い想い、みたいなような、そんな印象と違うものを感じて、ふと、解説の部分を先に読んで、これが絶筆となった作品だという事を知りました。
絶筆となったという先入観がなかった分、純粋に葉室さんの想いを感じ取った気もしました。
夢中になり、半分ほど読み進めたのですが、どんな風に終わっているのか、早く最後まで読みたいです。
葉室さんは、好きな作家の5本指に入る方。
特に「銀漢の賦」は、読書熱が最高だった8年以上前に読んだので、内容はあまり覚えていませんが、今でも、ラストシーンの感動を覚えている作品です。
去年描いたこのトラの絵のタイトルは、銀漢の歔欷。
いつか使ってみたかったこの言葉。笑
早くに亡くなられて残念です。
やり残したことのある人生、だったでしょう。
まだ、これで4冊目ですが、絵画、映画、読書、旅、今年はこころも足も使って、大いに旅をしたいと思います。
ただ、心身共に新年早々から不調が続いておりますので、なかなか思うようには行かないかな、とも。
人生思うようには行きませんが、それが人生というものだと、静かに抗うしかないかなあ。
ご訪問いただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫