東熊本スポーツの卓球ショップブログ♪

卓球専門店ならではの情報や卓球用品の紹介、実際に商品を使ってみての感想などを書いていきたいと思います(^^)

ティモボルシリーズを試打してみました。

2008年11月13日 17時26分45秒 | Weblog
さて、お待たせしました^^;

実際に各ラケットを試打した感想を書いていきます。

ラバーはハモンドプロαを使用しました。

○ティモボルALC
アリレートカーボン搭載のALCはベストセラーのティモボルスピリット同様、
様々なカテゴリーの選手に馴染みやすい打球感と言えます。

※バタフライの秋のカタログでも「ラケット特性比較」におきまして
ティモボルALCとティモボルスピリットは全く同じ特性と表記されています

木材合板ラケットに比べ球離れが早くやや硬めの打球感のアリレートカーボンですが、
ブレード面を薄くすることにより弾みとコントロールのバランスが絶妙です。
前陣での速攻にも向き、中・後陣でのドライブの引き合いでも打ち負けることなくラリーできるのが最も優れた点でしょうか。
これらのバランスがティモボルスピリットの大人気の秘密でしょう。
ティモボルALCはスピリットをそのまま受け継いだラケットだと言えます。

○ティモボルW7
次に「W7」ですが、SK7と同じ造りになっています。

※こちらも特性比較で表記上同じ特性です。

ティモボルブレードシリーズの中で打球感は「一番柔らかい」です。
これは誰が打ってみてもそのような感想でした。
これは木材合板のみが生み出せる柔らかさだと思います。

「アリレートカーボンではまだ打球感が硬く感じる」
「もっと手に伝わるような打球感が欲しい」

このようなユーザーには木材合板のW7は向いているように思います。
ただし、7枚合板なので重量は重めです。
ハモンド(厚)を両面に貼ると180g前後になるでしょう。
ドイツ系テンションラバーの軽めのラバーが一番相性が良いと思います(^^)b

○ティモボルZLC
ZLカーボン搭載のラケットは「アルムタート」と「水谷凖」2つのモデルがありますが、
ティモボルブレードシリーズZLCは「水谷凖」と非常に良く似た打球感でした。
これもほぼ同じと行っても良いでしょう。
やや球離れは速いですが、しっかりボールを掴む感覚も有り使い安いラケットだと感じました。
打球した印象ですがアリレートカーボンと非常に良く似た打球感と言う印象です。
正直目隠しして打ったら区別がつかないかもです^^;
そのくらいボールの弾み方、軌道、ドライブ時の球持ちがよく似ています。

○ティモボルT5000
ティモボルT5000はカーボン搭載のラケットですが、
ブレードを薄く設計しているため「シュラガー」「シュラガーライト」ほど弾みはありませんでした。
これは去年までのカタログに載っていた「クンプール」に良く似た打球感でした。
カーボン搭載のラケットの中でも非常に使い安いラケットだと言えるでしょう。
カーボン独特の手に響かない打球感、スイートスポットの広さ(ラケットの中心以外でもしっかり飛んでくれる)など、
カーボンのメリットをしっかり生かしたラケットだと感じました。

○ティモボルZLF    
最後に、ティモボルZLFですが、
ザイロンカーボンのラケットと言えば「フォティーノ」ですが、
フォティーノよりもかなり使い安い印象です。
フォティーノは球離れが結構早く、硬質な打球感で上級者向けのモデルの様なラケットでしたが、
ティモボルZLFはフォティーノよりも使いやすく作られているようです。
これはブレードの厚みによるものが大きいでしょう

「ブレードの厚み」
■フォティーノ 7mm
■ZLF 5.4㎜

打球感はまだ若干硬めではありますが、その分弾みも良く、
しかもZLFは重量も軽いので、ジュニアからレディースの方に特に人気が出るのではないかと思います。   



さて、いよいよ発売が1週間後に迫ってきました「ティモボルブレードシリーズ」。
ほんの少しでも参考になれば幸いです^^;

※上記の感想ですが、あくまでも個人の主観によるものですので、
その商品と特性を断言できるものではございません。

ティモボルシリーズの重量

2008年11月05日 16時53分08秒 | Weblog
ティモボル ブレードシリーズの重量を実測してみました。

ティモボルALC(アリレートカーボン) 95g

ティモボルT5000(カーボン)    90g

ティモボルW7(7枚合板)       95g

ティモボルZLF(ザイロンカーボン)   85g

ティモボルZLCはラバーが貼ってあったのでラケット単体での重量は量れませんでした^^;

もちろんラケット個体によっては重量は+-5gくらいはあると思います。
しかし各ラケットの重さの基準にはなるのではないでしょうか。

次回は実際に各ラケットを試打レポートを書こうと思います。

テナジー25を試打してみました。

2008年11月04日 14時10分17秒 | Weblog

            

バタフライの新発売ラバーの「テナジー25」を試打してみました。

カタログスペックでは「05よりも前~中陣用」となっていますが、どうなのでしょうか。

まずラバーを見てビックリ。そう、粒の大きさがかなり大きいのです。

            

テナジー05よりもかなり大きな粒です。カタログでは1.56倍とのことですが、それ以上に大きく感じます。

それとこれは05同様にラバー表面はテンションがかなりかけられているのが分かります。

(ラバーの目が浮き出ているのがわかりますでしょうか)

 

実際に試打してみました。

まずはフォア打ち・・・結構飛びます。

中学生にも何人か打たせましたが、フォア打ちがオーバーしてしまうほど弾力は良いです。

しかし単純に弾みだけ比較すると05と大差ないという印象です。

ドライブ回転をかけてみると、これはテナジー特有のひっかかり方を実感できます。

「グッ」とボールをしっかり噛むように食い込んでもの凄い回転がかかります。

しかし「ボールのひっかかり」だけを比較するならば若干ではありますが05の方が良いように思います。

ですので05の方が若干ボールの弧線は大きく描いて飛んでいくように思います。

25の方が若干直線的に飛んでいきます。

(これはかなり僅かな差だと思います)

ですので「使いやすさ」からするとテナジー25の方が素直な飛び方、と言えるかもしれません。

 

またテンション系特有の「グルーを塗った金属音」は充分に体感できます(^^)b

ドライブをしっかりかけたときの金属音はグルーを塗ったラバーと全く遜色ないくらいのサウンドです。

 

しかしやはりテナジーの回転力は凄いですね(^^;)

明らかにボールは台の奥まで届きますし、伸びのあるドライブボールを打つことができます。

粒の形状が大きくなったので「重さは大丈夫?」と思いましたが、ラバーの重量は05と殆ど変わらないといった感じです。ですので結構重めになります。

(ラバー単体を比較できなったため、詳細はわかりません^^;)

 

ちなみに試打したラケットは「ティモボルブレードシリーズZLC」ですが、テナジー25を両面貼って(特厚)重量は190gでした。

ティモボルZLCとの相性も良いと思います。

ZLCの弾みとテナジーの回転力は今後ノングルー時代の定番になる可能性もあります。

 

さて「テナジー25」は「05」と比較してどうなのか???

粒の形状が大きいので「相手のボールに押されない」と言う点では前陣でのカウンタープレーや速攻には向いていると思います。

しかし実際に打ち比べてみて、意外とその差は少ないかな?というのが素直なインプレッションです。

05ユーザーさんは25には抵抗無く使えると思いますし「05or25どちらにしようか?」と考えてるユーザーさんには、

ご自分のスタイル(前~中陣か後陣か)でチョイスしてみると良いのではないでしょうか。