ラアスのずぼらなブログ

最近愚痴がおおい

メガテン風物語 2

2008-02-14 | メガテン風物語
前回までのあらすじ

いつも通りに学校へ
下駄箱にはなんと差出人不明の手紙が!!
とりあえずポケットにしまい、朝のホームルームが終わり、1時間目の授業へ

移動の途中で友達の佐藤晃司(さとうこうじ)が話し掛けて来た。
「おまえ、部活入んないのか? テニス部やら野球部やらバスケ部から入れって誘い来てんだろ?」
「興味無いからいい。」
階段を上りながら。しかし、やはりうちの学校・・・ムダに広い。移動が大変。
生徒数から見て、校舎がでかい。絶対そんな大きさ必要ない。
「個人とチーム 全国優勝 テニス部キャプテンのお前が、何故。勿体無いよ。」
「中学の時の話だろそれ。今は関係無いだろ。」
少し苛立ちを覚えながらも、冷静な感じで言った。
実際、今は何もする気が起きない。
中学の時は全国制覇の為、あれほど必死になって毎日テニスをやっていたが、今はもう・・・やる気?が起きない。
「いったい何があったんだか。」
俺にも原因がわからない。突然そうなったのか?どうなのか?
晃司が俺の肩を「ポン」と叩きながら、理科室へ入っていった。
俺も後を追い理科室へ


1時間目が始まった。
・・・・・
そして4時間目が終わり昼食

弁当を持ってきてる者に、食堂で食べる者。
食堂と中庭は繋がっていて、中庭で仲良く食べてる女子や、食堂でゲームの話をしながら食べてる男子。

ちなみにここの食堂のお薦めは、日替わり定食。
旬の食材を使い、和・洋・中とさまざまな料理が楽しめる。

中庭には御神木の回りには八方に大きさ1メートルほどの石がある。なんでも埋立地後にそこに住まう「やおよろずの神」の為に立てられたと言う伝説が学校に伝えられてる。
学校は神木を中心に正方形に立てられ、正面に向かって右に第1体育館やプール、左に第2体育館やコンサートホールがあり、北側には地下1階、地上4階+屋上で構成されている。


俺は食堂で焼きそばパンとコヒー牛乳を買い、一人屋上で食べる事にした。
理由は朝の手紙。
食堂から屋上へ移動した。
「屋上は誰も居ないな・・・。」
俺は奥のベンチに座り、買ってきた焼きそばパンを食べ始めた。
ラブレターか?でも封筒も白いし、なんかへんだよな。
焼きそばパンを食べ終え、コーヒー牛乳を飲みながら封筒を明け、手紙の内容を確認する。
ドキドキというか、緊張するというか。恐る恐る手紙を見た。
「どれ・・・なんだ?白紙? 悪戯かよ。」
そう言って手紙を丸めようとした時、赤い文字が浮かび上がって来た。

手紙には赤い文字でこう書かれていた。

汝、滅びを望む者か
さすれば闇を求めよ 古の邪神の加護 破壊と殺戮 闇の宝石 棺に納めよ 地を這う大蛇 天を滅ぼす

汝、変革を望む者か
さすれば人を求めよ 太古の神々に祈りを リュートの奏でる音色 過去 現在 未来 時を超え 絆で結ばれし者

汝、救済を望む者か
さすれば光を求めよ 罪と罰 法の支配 正義の名の元 神の代わり メシア 悪を滅ぼし 新なる秩序

汝、全てを裁く者か
さすれば無を求めよ 虚無の魂 光と闇をかかげ 全ての者に 光と闇を


「うわっ!なんだこれ??? 赤い文字が・・・。」
えっ? さっきまでは確かに何も書いてない白い紙。
夢でも見ているのかと思い、ほっぺを抓ってみる。
「いでっ。」
夢では無い・・・。古典的な確認をし
一体何なんだ?この手紙は。仕掛けなんて出来そうにないし。
とりあえず、読み返してみた。
「汝、滅びを求める者か・・・・。何なんだこの内容は?」
一通り読み返してみたが、頭の中がもう???でいっぱいだ。
呆然と手紙を見ていたら、突然燃え始めた。
「うわっ! 火? あちっ!」
とっさに手紙を放した。手紙は燃えて灰になった。
「燃えやがった。あぶね~・・・。ん?灰の中に何かあるな。」
灰を振り払うと、小さな青色の石がある。
長さ5cm 直径3cm 位の大きさの青い石
手に取ってみる。冷たい肌触りで、思ったより軽い感じだ。
「不思議な色だな。で、どこから出てきたんだ?」
狐に抓まれてる気分だ。
冷静に考えようとしても、今、目の前で起こった出来事が、現実なのか、幻なのか。
しかし、実際に青い石がある。
「わけわかんねぇ~。」
そう言って屋上を後にした。

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