ラアスのずぼらなブログ

最近愚痴がおおい

メガテン風物語 7

2010-03-05 | メガテン風物語
長らく投稿てなかったですねwww
ちょこちょこ書いてはいましたよ^^



ショッピングモール街

ショッピングモール街には、飲食店・居酒屋・映画館・ゲームセンター・ドラッグストア等いろいろある。
大半の事はこのエリアでまかなえる。ほとんど一つの都市だなこれは。

「ねえ、アキト君どっかで暇つぶししようよ。」
「そうだな。ゲーセンにでも行くか。」
「ちょっと、女の子と一緒なのにゲーセンな訳?ショッピングとかでしょ。」
「おい!こら!ちょっとまて!!デートじゃないんだから。しかもそんなに時間潰さなくても。」
何か買わせられる気がしたので、慌てて静止する。
「あら、私では不満かしら?」
「いや、そういう訳じゃなくて・・・。
 さほど時間も無いわけだし、ショッピング=時間かかるだろ。」
俺は、何かいい策が無いか考えた。
「あっ、そうだ、確か今日オープンの店があったよな。」
俺はふと思い出した。
今朝の新聞に雑貨屋オープンと広告が入っていた。
「そうだったね。いいわ。行って見ましょう。」
俺たちはその雑貨屋へと向かった。
内心、ほっとしていた。
(あぶねぇ~。買わされたり荷物持ちは勘弁・・・)

外観は、まあいたって普通の雑貨屋見たい。
「へぇ~。結構いろんなのがあるね。」
優那がショーウィンドウを見てる。
「中に入ってみよう。」
中に入って見るとほんとにいろんな物がある。
しかもかなり広い気がする。
奥に行くと一つの扉が、青い扉があった。
「なんだ?この扉は・・・。」
「変ね。とりあえず入って見ましょ。」
恐る恐る扉を開けて中に入る。
・・・・中には意味不明なモノが沢山!?

「な、なにこれ?」
優那も何に使うかわからない物に戸惑う。
「なんかすごい所に来てしまった気がする・・・。」
俺は恐怖すら覚えながら奥へと進んで行った。
「アキト君、なんかすごい所ね・・・。ショーウィンドウとは随分と違うような・・・。」
ショーウィンドウとは違う・・・・。
そう、まったく違うのが現状。
黒魔術に使いそうな怪しい物や、はたまた、近未来的な物がたくさんある。
奥から、この店の主人らしき人が出てきた。

「ほ~。ここに入ってこれる人間がいるとはな。」
「え?だって普通に入ってこれるのでは?」
俺は不思議に思い聞き返していた。
「まあ、わしの言った事は気にするな。ファッファッファッファッ。」
出来てきたのは老人で白髪で眼鏡を掛けている。歳は7・80歳といったところか。
「あなたは、この店の店長さんですか?」
優那がおそるおそる聴いてみる。

「いかにも、わしがこの店のオーナーじゃ。美人さんには安くしとくよ。」
「あら、ありがと♪」
しかし、やたらと不明なモノが多い店だな・・・・
「ここにあるのは一体何なんです?」
そう質問して、辺りを見回しながら得体の知れない人形を手に取ってみた。
「ここにあるモノはほとんどが、魔術品じゃ。」
おじいさんはニコニコしながら言った。

「この人形も魔術品?」
「うむ。そうじゃ。それは身代わりの人形じゃ。」
・・・・こんな怪しげな人形が身代わりになるのか・・・
「おまえさん達にこれをあげようかのぉ~」
そう言って手に渡されたのは真っ赤な石、優那には青と黄色の混じった石

「なんなんです?これは?」
ほのかに暖かい石、妙な感じだ。
「ひんやりしてる~。冷たくて気持ちいい。」
「? 俺のは暖かいよ。」
「え~。どれどれ、ほんとだ~。暖かい。」
優那は二つの石を比べている
「赤い石は、地獄の業火が封じ込められているそうじゃ。
 そして、青い石には清らかな水と雷神の力が封じ込められているそうじゃ。」
「へぇ~」
「あ、もうこんな時間! アキト君もう行かないと。」
「お、そうだな。じいさん、ありがとな。」
「わしの事は翁と呼ぶがい。気を付けてな。」
「ところで、お二人さんは恋人かね?」
「な、ち、ちがう。」
「え、ち、ちがうわよ。」
同時にハモりながら否定するが
「ふぉっふぉっふぉっ、若いのうぉ~。」

二人とも顔を赤くしながら店を出て、学校へ急いだ。


つづく

メガテン風物語 6

2008-09-14 | メガテン風物語
放課後

俺はコソコソ昇降口へ向かう。
そう、奴に見つからない様に移動中である。

よし、残りの関門は下駄箱付近。あと少し。
俺は最新の注意を払い、下駄箱の前へ。
急いで靴に履き変えて、一気に校門へ向う!!

よし! 順調だ。このまま行けばあと少しで学校から出られる。
最後まで気を抜かないように・・・・とその時。
「ア・キ・ト・君、ど・こ・に行くのかな?」
いきなり後ろから声を掛けられた。
「はうっ!」
思いっきりビックリした。

気配がしなかったぞ、今!
バ、バカな。後方にも気を配りここまできたと言うのに。こやつ一体何者?
「いえ、あ、あの、その、えっと、そう!大輔が急用とかで。」
「嘘おっしゃい。大輔はまだ教室にいたわよ。」
スパーン!! いい音が響きわたる。
「ぐはっ。何故スリッパ持ってる?」
どっから出したのか、スリッパで頭を叩かれる。

「持ってると、何かと便利なの。」
「そういうモンか!?」
という俺のツッコミを
「そうです。さあ、さっさと調べに行くわよ。」
とあっさりかわし、ずるずる引きずられながら連行される・・・。

「ちっ。んで、まだ明るいのに幽霊なんてでるのか?」
ふと、疑問に思ってしまった。
普通は幽霊といえば夜がセオリー。
「それがね。沙由ちゃんが言うには、5時頃見たんだって。だから時間なんて関係ないんじゃない?」
「ふ~ん。なんか野次馬大勢居たりしてな。」
「うっ、その可能性ある。沙由ちゃん、手当たり次第に言ってたから。でもまあ、行ってみようよ。」
まだ、ずるずる引きずられている。


食堂経由で中庭に着くと、案の定、野次馬だらけだったりして。
「うげ、すげ~野次馬だな。」
「ほんと、みんな暇なのかな?」
「それは違うだろ。でもこんなに人が居たら、幽霊出てこないんじゃないかな。」
野次馬を見ながら少々呆れ顔で。まあ人の事いえないのだろうが。
「そうね。こんなに居るとは思わなかったわ。」
優那も少々困惑気味のようだ。

「だからね。こら変にね。女の人が薄っすらと居たのよ。もうビックリで。」
御神木の下で沙由が力説しているのが見える。
「どうする。こんなんじゃあ、調べるにも・・・・。」
「そうね。後でまた来た方がよさそうね。いったんショッピングセンターにでも退避しますか。」
そういって俺たちは現場を離れショッピングモールへ。


メガテン風物語 5

2008-04-01 | メガテン風物語
いっぽう学校では


5時間目の授業が終わり、6時間目の授業がはじまろうとしていた。
キーン コーン カーン コーン
ガラガラガラ 戸を開けて英語担任の天野ヒナキ先生が入ってきた。

ヒナキ先生は、男子に大人気の先生。
長いウェーブヘアーでかわいいタイプ、女子からの人気も絶大。
しかし、勉強の事になるとどの先生より厳しい。

「きり~つ、ぐっど・あふたぬ~ん。」
当番が号令を掛ける。
基本的に英語の授業は英語ですすめられる。当たり前か。
晃司は、5時間目の授業そっちのけで宿題をやっていたので、どうやら間に合ったようだ。
宿題を回収し、また、何気ない、いつもと変わらずの授業が始まる。

やっぱ、やる気が起きない。

授業開始から30分位たった時。

ドン! グラグラグラっ! ガタガタガタっ!
大きな音とともに結構大きな地震が来た。

「きゃ~!!」
「うわ!」
悲鳴が聞こえる。
「みんな、机の下に隠れて!」
あわててヒナキ先生が叫ぶ。
俺はとっさに机の下に潜っていった。
すごい揺れだ!

30秒くらいだろうか、結構長く感じた。
最近ほんと地震が多い。震度3くらいでたいした事はないのだが、実際、こうも頻繁に地震が来ると嫌になる。
しかも今回はかなり大きな地震だ。
「アキト君、今回の地震大きかったね。震度いくつだろう~ね。」
後ろの席の優那が話しかけてきた。
「さあ、でも今回のは大きかったな。5弱~強はあるんじゃないかな。」
教室中がざわめいている。

今回の地震は大きかったので校内アナウンスが流れ、校庭に避難する事になった。
まあ、こういう時の為に避難訓練なんぞやってるからな。
大地震が来た時に非難しないでは、間の抜けた話になってしまう。

授業が潰れてラッキー♪
揺れは大きかったが、町にも被害はほとんど無し。
震度は5

その後、教室へ戻りホームルーム。
で、半分授業が出来なかったので、日程が決まり次第1時間追加だそうだ。
おいおい、かんべんしれくれ。7時間授業かよ。
全員で「えぇ~!!」とハモる。
「じゃあ、地震もあったので、さっさと帰るように。じゃあ、終わります。」
伽条先生がそういうと。
「きり~つ。さようなら。」
当番が号令を掛ける。


つづく

メガテン風物語 4

2008-03-06 | メガテン風物語
同刻 富士山樹海

数人の7人間と1匹の犬が、樹海の中を掻き分けて歩いている。
当然樹海の中なので、あちらこちらに衣服や荷物が散乱し当然の様に白骨死体がある。
数人の集団も自殺志願者なのか?
いや、その服装、人数から見て自殺者とは思えない。
全員が黒いフードを被っている。
ましてや、犬なんぞ連れているから、奇妙にしか見えない。

「そういえば、何故、犬も連れてきたんだ?」
一人の男が不思議そうに聞いた。
「なんだ、お前知らないのか? 俺ら7人だろ。7は不吉な数字なんだよ。」
小柄な男が答えた。
「え?7が不吉な数字? ラッキーセブンじゃないのか?」
「あなた、ほんとバカね。少し歴史とか勉強しなさい。」
呆れた感じで一人の女が答えた。
「古来日本では、山に狩に行くときは、かならず8人で狩に行ったんだ。人数が足りない場合は犬を連れて行き8人としたんだ。」
小柄な男がそう答えた。
「へぇ~、そうなんだ。」
感心しながら、また何か考え込んでいる。
「ラッキーセブン・・・・。ふん、アメリカかぶれの日本人ごときが。」
大柄な男が不機嫌そうに答える。

ふと、先頭を行く男が急に足を止める。
「・・・GPSが機能しなくなった・・・。」
手にGPS端末を持ちながら、樹海を進んでいたようだ。
「我々の居る位置が特定出来ない。」
端末をあれこれ、いじりながら困惑している・・・・。
「ここから先は、私が先頭を行こう。」
今度は別の男が先頭になり先へ進む。
手には古びた本を持っているようだ。本をめくりながらどんどん奥へ進んでいく。
「ちょっと、迷わないわよね? 途中にいっぱいあった白骨みたいには、なりたくないわよ。」
さっきとは別の女が先頭を行く男へ聞いている。
「心配ない。この古文書には行き先への道筋が書かれてる。目的地まで着けば帰りは楽だ。
 GPSはただの気休めだ。
 それに、こっから先はもうすぐだ。」
そう言って先頭を行く男は、迷わずどんどん樹海の奥へ進んで行く。

それから2時間ほど奥へ進むと、大きな木があり根元に石碑があった。

先頭の男は、懐から石版を取り出した。
「これを、この石碑にハメれば・・・・。」
ごどっ!と音がし、ずごごごごごご
石碑が沈んでいく。
すると、木の根元が崩れ落ち階段が現れた。
「おおっ、すげぇ~。」
「おい、ダジル。感心してないで、行くぞ。
 こっからが大変なんだからな。全員、準備しろよ。」
「へいへい。」
ダジルと呼ばれた男はしぶしぶ、なにやら準備を始めた。
一行は懐中電灯を持ち、護身用のナイフやらボウガンを準備し始める。
先頭の男は大きなリュックを下ろし、中から二本の小太刀を取り出した。
「ちょっと、秀一、あんたそんな物騒なモンどっから持ってきたの?」
「フッ さあな。」
秀一と呼ばれた男は、かまわず準備を進める。
全員の準備が揃った所で、ライトを照らしながらジメジメした洞窟の奥へと入っていく。

つづく

メガテン風物語 3

2008-02-20 | メガテン風物語
前回までのあらすじ
下駄箱に入っていた手紙を屋上で見た俺。
白い手紙に突如、赤い文字が!
しかも突然、燃えてしまった!!
屋上を後にした俺は教室へ・・・。



教室に戻る時に、2組の小林 沙由が友達と向こうから歩いてきた。
ちょっと聞き耳立ててみた。
「私本当に見たのよ。中庭の神木の下で。うっすら半透明の女の人が。悲しそうな顔してこっちを見てるのよ~。」
「きゃ~。ほんと~?」
きゃ~きゃ~言いながら2組へ入って行った。
何がそんなに楽しいのか。
女の人が悲しそうに? そんなベタベタな話
そう思いながら教室に入った。


教室に入ると、晃司と大輔が何やら話しをしていた。
晃司は俺を見るなり手招きして
「おい、1組の久河条 桜牙(くがじょう おうが)が1年の子と付き合ってるらしいぜ。」
「へぇ~。」
俺は適当に相槌を打ちながら席に座る。
「いいよな~。俺も彼女欲しいよ。」
晃司が遠くを見つめている感じで、ため息をつきながら言った。
「好きなやつ居るなら、告れ。」
笑いながら冗談を大輔が言ったので俺もニヤニヤしながら
「マネージャーにか。」
やつが、マネージャーで3年の高橋美紀を好きなのは知ってるし、また、美紀も晃司の事が好きなのを知ってる。
しかし、二人とも言い出せないしモジモジで、見てるこっちがイライラする。
何とかならんものか・・・。

「んぶっ!! な、なにを。
ん、ゴホン。
そういや~アキト、お前昼どこ行ってたんだ?」
動揺した大輔がポテチをつまみながら、話題を変えてきた。
「ん?ああ、ちょっとな、ヤボ用でね。ポテチ俺にもくれ。」
「あいよ。」
そう言ってポテチを差し出す。
「あんがと。」
俺はポテチを食べながら、ふと窓の外を見た。
いつもと変わらぬ風景のハズだが、何か妙な空模様だった。
気になったので喋ろうとした時
「あ~っ!」
いきなり晃司が叫んだ。
「うわ、なんだよ。大声だして。」
「なに?なんだ?大声だして。」
俺と大輔が同時にハモる。
「やべぇ~。英語の宿題やってなかった。」
「馬鹿だな~。忘れたなんて言ったら、宿題倍にされるぞ。」
「そういや、大輔、この前宿題忘れて倍に増やされてたね。」
笑いながら俺はそう答えた。
「そうだよ。最悪だったぜ。3倍くらいだぜあれ、通常でも多いってのに。」


思えばこの時点で、俺の感じた空の違和感は頭の中からすっかりと消えていた。
それが違和感でなく、最悪により最悪な事になる前触れだったとは知らずに・・・。


「晃司、来週はテストだぜ。大丈夫か?」
俺はからかいながら晃司に言ってやった。
「ふっ、お前と違い部活が忙しいんだ。」
鼻で笑いながら自慢げに言い返してきた。
「いや、部活忙しい奴でも、成績トップクラスのやついるし。」
両立という言葉知らんのかと思いつつ。
「筋肉バカになるなよ~。あと5時間目の古典で、宿題でかせよ~。」
大輔が笑いながら言った。
「う、めんどくせーな。今からやるか。」
晃司はしぶしぶ、昼休みから英語の宿題に取り掛かった。


つづく

前回までのあらすじっているのか?
あらすじだけで、大変な事になりそう^^;

メガテン風物語 2

2008-02-14 | メガテン風物語
前回までのあらすじ

いつも通りに学校へ
下駄箱にはなんと差出人不明の手紙が!!
とりあえずポケットにしまい、朝のホームルームが終わり、1時間目の授業へ

移動の途中で友達の佐藤晃司(さとうこうじ)が話し掛けて来た。
「おまえ、部活入んないのか? テニス部やら野球部やらバスケ部から入れって誘い来てんだろ?」
「興味無いからいい。」
階段を上りながら。しかし、やはりうちの学校・・・ムダに広い。移動が大変。
生徒数から見て、校舎がでかい。絶対そんな大きさ必要ない。
「個人とチーム 全国優勝 テニス部キャプテンのお前が、何故。勿体無いよ。」
「中学の時の話だろそれ。今は関係無いだろ。」
少し苛立ちを覚えながらも、冷静な感じで言った。
実際、今は何もする気が起きない。
中学の時は全国制覇の為、あれほど必死になって毎日テニスをやっていたが、今はもう・・・やる気?が起きない。
「いったい何があったんだか。」
俺にも原因がわからない。突然そうなったのか?どうなのか?
晃司が俺の肩を「ポン」と叩きながら、理科室へ入っていった。
俺も後を追い理科室へ


1時間目が始まった。
・・・・・
そして4時間目が終わり昼食

弁当を持ってきてる者に、食堂で食べる者。
食堂と中庭は繋がっていて、中庭で仲良く食べてる女子や、食堂でゲームの話をしながら食べてる男子。

ちなみにここの食堂のお薦めは、日替わり定食。
旬の食材を使い、和・洋・中とさまざまな料理が楽しめる。

中庭には御神木の回りには八方に大きさ1メートルほどの石がある。なんでも埋立地後にそこに住まう「やおよろずの神」の為に立てられたと言う伝説が学校に伝えられてる。
学校は神木を中心に正方形に立てられ、正面に向かって右に第1体育館やプール、左に第2体育館やコンサートホールがあり、北側には地下1階、地上4階+屋上で構成されている。


俺は食堂で焼きそばパンとコヒー牛乳を買い、一人屋上で食べる事にした。
理由は朝の手紙。
食堂から屋上へ移動した。
「屋上は誰も居ないな・・・。」
俺は奥のベンチに座り、買ってきた焼きそばパンを食べ始めた。
ラブレターか?でも封筒も白いし、なんかへんだよな。
焼きそばパンを食べ終え、コーヒー牛乳を飲みながら封筒を明け、手紙の内容を確認する。
ドキドキというか、緊張するというか。恐る恐る手紙を見た。
「どれ・・・なんだ?白紙? 悪戯かよ。」
そう言って手紙を丸めようとした時、赤い文字が浮かび上がって来た。

手紙には赤い文字でこう書かれていた。

汝、滅びを望む者か
さすれば闇を求めよ 古の邪神の加護 破壊と殺戮 闇の宝石 棺に納めよ 地を這う大蛇 天を滅ぼす

汝、変革を望む者か
さすれば人を求めよ 太古の神々に祈りを リュートの奏でる音色 過去 現在 未来 時を超え 絆で結ばれし者

汝、救済を望む者か
さすれば光を求めよ 罪と罰 法の支配 正義の名の元 神の代わり メシア 悪を滅ぼし 新なる秩序

汝、全てを裁く者か
さすれば無を求めよ 虚無の魂 光と闇をかかげ 全ての者に 光と闇を


「うわっ!なんだこれ??? 赤い文字が・・・。」
えっ? さっきまでは確かに何も書いてない白い紙。
夢でも見ているのかと思い、ほっぺを抓ってみる。
「いでっ。」
夢では無い・・・。古典的な確認をし
一体何なんだ?この手紙は。仕掛けなんて出来そうにないし。
とりあえず、読み返してみた。
「汝、滅びを求める者か・・・・。何なんだこの内容は?」
一通り読み返してみたが、頭の中がもう???でいっぱいだ。
呆然と手紙を見ていたら、突然燃え始めた。
「うわっ! 火? あちっ!」
とっさに手紙を放した。手紙は燃えて灰になった。
「燃えやがった。あぶね~・・・。ん?灰の中に何かあるな。」
灰を振り払うと、小さな青色の石がある。
長さ5cm 直径3cm 位の大きさの青い石
手に取ってみる。冷たい肌触りで、思ったより軽い感じだ。
「不思議な色だな。で、どこから出てきたんだ?」
狐に抓まれてる気分だ。
冷静に考えようとしても、今、目の前で起こった出来事が、現実なのか、幻なのか。
しかし、実際に青い石がある。
「わけわかんねぇ~。」
そう言って屋上を後にした。

メガテン風物語(でいいか?パクリかw

2008-02-09 | メガテン風物語

思いっきり晴天w

ネタが無いので俺も小説書いてみた。


退屈な日々
朝の通学電車の窓から見る代わり映えの無い風景
いつの頃からだろう・・・世の中がつまらなくなったのは。
何かが起こればいい。
そんな思いを抱きながら学校へ向かう。

学校は町郊外の湾内にある広大な埋立地
私立星煌(せいこう)高校
学校の他には病院やショッピングセンター街がある。
専用の電車が通っており、生徒の他、一般の方も多く利用する。


キーン コーン カーン コーン
予鈴がなりいそいそと校舎へ入る人達
俺も急ぎながら校舎に入る。

下駄箱を開けると一通の手紙
「え? 手紙?」
「差出人は・・・書いてない。」
時間が無いので、とりあえずポケットにしまい、靴を下駄箱に入れ、スリッパに履き替え教室へ急ぐ。


教室に入り席に着くと担任の伽条 竺弥(かじょう じんや)先生が入ってきた。
「きり~つ。おはようございます。」
当番の奴が号令を掛ける。
朝のホームルームが始まる。
「え~、1週間後に中間テストがあります。いつも言ってるように、常に予習・復習を・・・。」
長々と伽条先生の話が続いてる。

「ねぇ、アキト君、アキト君。」
後ろに座ってる女子が声を掛けてきた。


本編の主人公 冬馬アキト
年齢17歳 星煌高校2年4組
身長170㎝ 体重55kg.


「なんだよ、優那。」
同級生の鳳院 優那(ほういん ゆな)
鳳院家の跡取り娘 人懐っこい性格で、かわいくて人気者

「昨日ね、出たんだって。幽霊。」
ワクワクしながら、嬉しそうに
「2組の沙由ちゃんが、中庭で見たんだって。」
「んな、幽霊なんているわけないだろう。見間違えたんだろ?」
さして、興味も無いように答える。

「何よっ。昔見たとか言ってたじゃない。放課後確かめようよ。」
「だいたい俺なんだよ。いつもの仲良し3人組みで行けば?」
「だって、杏美ちゃんは今日バイトだし、美雪ちゃんは生徒会見たいだし。あんた帰宅部で暇でしょ。」
強引に押し切ろうとしてるなこいつ

「そこ!話するな~。」
伽条先生の注意が飛ぶ。
「約束だからね。」
「なんでそうなるんだよ。」
そうこうしてる内に朝のホームルームが終わり、1時間目の理科授業の為、教室を後にし、理科室へ移動した。

つづく(追加した