１/４ うちの可愛い仔。

今日そっと室内を移動する足音にそば耳を立てた。

時刻は明け方の４時過ぎ。
足音の主は、生後１０ヶ月をまもなく迎えるＬｕｎａと、
生後９ヶ月の巴御前であることは疑いもない。

明け方、ふたりの行動は１２月になってからおなじみだったが、
正確に把握しておきたかった。

ふたりはどうやら明け方に目覚めるとともに、室内で大運動会を始めているのだ。

Ｌｕｎａ一人の時は、その運動会の相手を僕に求めてきたが、
今では完全に、巴御前をそのパートナーにしている。
巴御前は我が家に来たときは、それに重荷を感じていたようだが、
今では進んで運動会に参加しているようだ。

目が覚める時というのは、決まって
「バタバタばた。」
「ドカドカ。」
「バタバタどかどかばたばたドカドカ」
とひたすら続く足音によってだ。

ふたりは、寝ているぼくらの寝室から廊下を通り、
書斎やリビングに向かっている。
そして、また寝室をゴールに戻ってくる。

これの繰り返しだ。
大抵は、Ｌｕｎａが先を走り、それを巴御前が追う。
これを今日１０分ほどの時間で何往復しているかカウントしてみたら、
往復７回、という数字になった。

どかどか、ばたばたひたすら走り回る。
可愛いね。

なので、６時にともなると、のんびりリビングのテーブル上で寝そべるか、
寝室にやってきて、枕のそばに寝そべるか、という選択肢になる。

今日は、巴がベットまでやってきて、ぼくの顔に前の手をちょん、
とタッチしてきて、「起きてぇ」とされた。
Ｌｕｎａは、リビングで横たわっていた。

なんとも、幸せな最近の朝模様。