コスプレ好きな人って結構おおいですよね。
コスプレ会場でやるのはまったく問題ないと思うのですが、日常的にやるのはどうかって思うスタイルがあります。
それは、警察を模した衣装です。
警備会社の制服は、警察官によく似ているのですが、警備会社の人はコスプレではなく制服で業務なので問題ありません。
いま問題になっているのは、白バイ風のオートバイに白バイ隊員風の衣装を着ている人です。
パトランプを青色にして、警察庁の文字を「警備中」や「PATROL」にしたオートバイで
青色の作業着を着て
反射ベストを着用するスタイルです。
コスプレしている人たちは、口を揃えて「市販の作業着です。白バイに似ているかも知れませんね」という。
近くで見れば、なんか違和感があるなって思うけど、少し離れたところからでは、完全に白バイに乗った警察官に見えます。
もし、もしですよ、犯罪に巻き込まれている人が、白バイが来たから安心だと思ったら、そのまま素通り。
助けを求めようと思ったのに無視されたってなると、警察への信頼が薄れるとおもいませんか。
もともと、警察官なんて権力を振りかざす集団としか思っていないけど、有事の時に「私は青い作業着を着たライダーです」なんて言われたら、何を信用したらいいんでしょうね。
コスプレライダーは「青い作業着を来て、白バイ風のオートバイに乗っていると、みんな安全運転になる」って言うけど、それなら紛らわしいって承知の上でやっていることですよね。
どうも、軽犯罪法に抵触するかどうか微妙なラインのようです。
軽犯罪法第1条第15号には「官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれに似せて作ったものを用いた者」に該当するようです。
要するに警察官以外の者が、制服に似せたものを着ることを禁じているのです。
白色のオートバイはなんの問題もありませんが、赤色灯は警察、消防、救急、ガスなどの緊急車両に限定されており、青色灯も防犯パトロール用の規定があります。
青色灯だって、道路運送車両法の保安基準で定められているので、趣味で使用するのは目的外利用になるので、本来はＮＧです。
関西でも半年に１台ぐらいは見かけるので、一定数はいるんでしょうね。
摘発されていないから、何も悪いことはないのかも知れないけど、正直、見かけたときは「ウザッ」って思ってしまいます。
警察のコスプレするなら、アメリカンポリスにしてくれよっ！