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アウフタクトについて考える

2025-03-16 15:15:01 | Music Salon PIANITYからのお知らせ!
ジャズ・ボーカリストの皆様!
出だしが微妙な感じになる時ありませんか?



僕は、正直、たまにあります。
シンガーさんがアマチュアの方だったり、セッションにお越しになった経験の浅いシンガーに方だったりすると、かなり分かりやすいと思うイントロを演奏するのですが、それでも、歌の出だしが上手くいかず、微妙な空気になるのです。

微妙...というよりかは、『どこから歌い出していいか分からない』...そんな感じなんです。
「もっと分かりやすいイントロ」を弾こうかと思い、最後の手段ともいえるラスト8小節、あるいはバラードだとラスト4小節を演奏するのですが、それでも歌い出しが分からない様なんです。

それで『最後の手段の中の最後の手段』とも言える、歌い出しの和音を弾いて、あとは『あなたのお好きなタイミングで歌い出して下さいね!』と伝えて、出だしの和音を弾きます。
そうすると、多くの方が、歌い出し始められます。
まぁ、そりゃそうですよね。もうイントロ終わりで歌い出すのではなく、ほぼアカペラとも言える状態で歌い始められる訳ですから。

もしも今回のブログを、”ピアニスト向け”に書いているのであれば、この方法を、『歌い出せないボーカリストのためのイントロ...』という事で、ご紹介したい作戦です。



いや~、でも、やはり出来るのなら、イントロ終わりで歌い出したいです!


ってなりますよね。やはり...。

でぇ、まぁ、私の経験を基にした感想を言わせて頂きますと、やはり出だしが微妙になるのは、『アウフタクトで歌い出す』の曲が圧倒的に多いようです。
『アウフタクト』というのは、『弱起』の事です。
『弱起』と言われても、なんじゃそれ?!ですよね。

クラシック音楽の用語では、『アウフタクト(弱起)』というのは、1拍目が休符になっている事を指しますが、ジャズやポピュラー音楽の世界では、『0小節目』みたいな意味で使われますね。1拍目が休符かどうかは、あまり関係ないようです。

で、すごく分かりやすい例で言いますと、『Happy Birthday』という歌がありますね。
その歌で言うと、『0小節目』『Happy』の部分です。
で、『1小節目の頭(1拍目)』『Birthday』という事になりますね。



ジャズの曲で例えて下さい!!


欲しがりますね~。

例えば、スタンダードの名曲で、『In A Sentimental Mood』という曲があります。
この曲もアウフタクトです。

で、この曲のタイトルでもある『In A Sentimental Mood』というのが冒頭の歌詞であり、そのフレーズがそのまま全て『アウフタクト』という事になります。
で、この曲でイントロを弾いてもらった後に、自分のきっかけで『In A Sentimental Mood~♪』と歌い出すわけです。

In A Sentimental Mood


でも、プロで何年もやっている歌手ならばともかく、アマチュアの方や初心者の方は、このタイミングが分かりにくい!!訳ですね。
で、本来出なければならない箇所よりもずっ~と遅れて、『In A Sentimental Mood~(-_-;)』と歌い出すわけです。



一体どうすれば、アウフタクトを克服出来ますか?!


私、川島茂が経営していますMusic Salon PIANITYに併設されていますPIANITY MUSIC SCHOOLでは、ジャズ・ボーカリストのためのレッスンを開催しているのですが、希望があれば『アウフタクトの歌い方』に限ったレッスンも行っています!

アウフタクトの曲で乗り遅れたくなければ、是非ともPIANITY MUSIC SCHOOLの門を叩いてみて下さい。

目から鱗(うろこ)が落ちるように、アウフタクトが身に付きますよ。
体験レッスンもやっていますので、是非とも一度、受けてみて下さい!

お問い合わせは、こちらから『PIANITY MUSIC SCHOOL』へのお問い合わせはコチラ!
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