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新型インフルエンザ患者に若者が多い理由??

前回の続きです。


★まずは最新ニュースから

■「全員入院」は不要=患者43人の症状分析-9割に高熱・感染研など
5月20日18時20分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000116-jij-soci

舛添要一厚生労働相は20日、国立感染症研究所と神戸市保健所が新型インフルエンザの患者43人について、症状などを分析した調査結果を明らかにした。約9割で38度以上の高熱が出たが、入院継続が必要とされたのは1人だけだった。
新型インフルエンザは感染症法で入院治療が必要と定めているが、病床不足の同市などは軽症者を自宅療法に切り替えている。「全員を入院させる必要はない」とした調査結果を受け、舛添厚労相は柔軟に対応を見直す方針を改めて示した。
43人は同市内の入院患者で、男性19人と女性24人。5-44歳でほとんどが10代後半。4人を除いてタミフルなどの抗インフルエンザ薬が投与されていた。 

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★新型インフルエンザの感染者は若年層(10代)がかかりやすいというのは国内だけでなく世界的に見てもその傾向がある。

★世界、国内ともに治療法としてはタミフル、リレンザの抗インフルエンザ薬がもっぱら使用されている。

★新型インフルエンザ対策として地方自治体は「タミフル」の追加備蓄に奔走中。ヨーロッパでも各国が備蓄に躍起になっているそうだ。


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■新型インフルエンザ:タミフル備蓄前倒し、県が計12万9000人分 /富山
◇7月までに
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20090509ddlk16040506000c.html


新型インフルエンザの感染拡大に伴い、県は8日、抗ウイルス薬「タミフル」の追加備蓄を前倒しすると発表した。今年9月に追加備蓄する予定だった3万7000人分を既に発注。納入される7月までに、県の備蓄量は計12万9000人分となる。追加分の費用は約7190万円。 国は今年2月、タミフルの備蓄目標を全人口の45%と定め、国と都道府県が分担して購入すると決めた。富山県は現在、9万2000人分を備蓄しているが、目標達成のため、今年度から3年間で計11万1900人分を追加備蓄することにしていた。またタミフルの効かないウイルスに備え、別の抗ウイルス薬「リレンザ」も、今後3年間で1万1400人分備蓄する。

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★富山だけでなく福島、群馬など多くの県が前倒しで備蓄をしている。東京都などはかなり備蓄があるようで石原都知事がインタビューで豪語していた。

★記事にはならないが、一般企業も「タミフル」の備蓄に走り出したようだ。何故なら厚労省が指導する戒厳令並みの厳しい制限を受ければ、実質企業活動停止となり死活問題になるからだ。

★ワクチンがまだ無いため「タミフル」は頼みの綱ということか。おかげで世界中で「タミフル」がひっぱりだこ。すっかり人気者に・・・


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■米は重症者の治療に重点、欧は薬の積極投与で増大鈍化
5月16日23時18分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090516-00000895-yom-int

【ワシントン=山田哲朗、ロンドン=大内佐紀】新型インフルエンザ感染者が全土に広がる米国では、軽症者の遺伝子検査が省かれるなど、重症者の検査と治療に重点が移っている。

米疾病対策センター(CDC)の公式発表では、米国で感染が確認されたり濃厚とされた人の数は4700人台だが、CDCのダニエル・ジャーニガン博士は15日、感染者の実数は「10万人以上」との推計を示した。把握されていない軽症者が多数いると見られるからだ。CDCが14日から、感染「確認」数を単独でなく、「濃厚」数とひとくくりに発表しているのも、ウイルスの遺伝子検査が省略され、最終確認されない軽症者が増えたためだ。

一方、重症者のウイルスは詳細に分析される。慢性疾患がある人などに加え、抵抗力が強い若い世代にも重症者が目立つ理由が「謎」で、CDCは世界保健機関(WHO)と協力し、重症者のウイルスに、毒性を強める未知の変異がないか徹底究明している。

英国やスペインでは、人から人への感染が一時、急速に拡大する様相を示したが、ここ何日間は感染者の増大が鈍化している。欧州各国では、感染者と接触機会がある人にタミフルなど抗インフルエンザ薬を積極投与する対応が取られており、この「予防投与」が奏功している模様だ。

英国では感染者が出た南部デボン州などの6校で休校措置が取られたが、感染者がいない学校を休校にした例はない。

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★記事にもあるが、世界中で若い世代に何故重症者が多いのか?国内感染者もほとんどが10代だ。

★高齢者にはすでに免疫があるのではとCDCのリチャード・ベッサー所長代行が発言。嘘つけ!今回のウィルスは新種なんだろう。

★ちょっと待て!!!

若年者がタミフルを服用すると、飛び降り自殺などの異常行動を起こすからと言って、厚労省や専門家は使用を慎重にと警告していたのではないか。今回は厚労省、専門家、マスコミもその件は沈黙。TVでは大臣自らが連日「タミフル」を連呼・・・

★ひょっとして、世界的な大騒ぎは人気低迷中だった「タミフル」の復活キャンペーン? そのための若者好きなウィルス!

★今年の冬の本キャンペーンでは老若男女向け本格派鳥インフル登場?それとも改良(改悪)型豚インフル? なんとも思わせぶりなチャン事務局長の発言・・・

★いずれにしてもインフル特需で製薬会社は不況知らず。


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■<新型インフルエンザ関連銘柄の株価診断>タミフル行政備蓄寄与の中外製薬
2009/05/05(火) 12:35
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi
y=2009&d=0505&f=business_0505_018.shtml


■新型インフルエンザを材料視、業績上振れ期待

中外製薬 <4519>は、スイスの製薬大手ロシュ社傘下の大手医薬品メーカーで、腎性貧血薬「エポジン」、抗ガン剤「アバスチン」、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」などが主力製品である。また、人の免疫機能を活用した抗体医薬など、バイオ分野の研究開発力に強みを持ち、国産初の抗体医薬「アクテムラ」が関節リウマチ治療薬として期待されている。

4月24日に発表した09年12月期第1四半期の業績は、売上高が前年同期比43%増えた。営業利益は同74%増、経常利益は同2・2倍、純利益は同2・1倍と好調だった。売上変動が大きい「タミフル」は行政備蓄が寄与して大幅増収だった。また「タミフル」を除く製品売上も2ケタ増収となり、営業外では為替予約の評価益を計上した。通期業績の会社計画は、売上高が前期比22%増、営業利益が同22%増、経常利益が同11%増、純利益が同2%増の見込みである。新型インフルエンザの感染拡大に伴い「タミフル」の増産が求められれば、通期業績の上振れ期待が高まる。

株価の動きを見ると、メキシコ、米国での豚インフルエンザ感染拡大を機に動意づき、モミ合い展開から上放れる形で年初来高値を更新した。豚インフルエンザの感染拡大がピークアウトすれば、材料一巡感も警戒されるだろう。とはいえ、マスクに比べて業績への寄与度は高く、通期業績の上振れの可能性も期待されるだけに、好調な業績を評価する展開も考えられる。材料一巡感で下押せば、買いの好機とも考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社 Media-IR)

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