晩秋の牧場訪問（初日）

久しぶりの１泊２日。
てことで、羽田発９時１０分とゆっくり出発。
新千歳で先に着いた、うっちーさん、少し遅れて着いたＢＥＹさんと合流して、まずはＮＨＰで腹ごしらえ。
親子丼はないので、一日限定３０食のムネオ牛をば。

の～んびり北海道。
いつもなら、午前中に社台ファームと追分ファームで一仕事済ましてるところです。
東京は２５℃の予報でしたが、北海道もポカポカ陽気で眠くなりそう・・・

『では、行きますか♪』
まず初めは、ノーザンファーム空港から。
トイレを借りたついでに見渡せば、おや、事務所が倍の広さに拡張していました。
「馬も人も増えてるようですね」
『おかげさまで・・・』
ご案内はＫさん。

３人の出資馬・検討馬、合計１１頭の馬見。
うち、私のお馬は６頭です。
前日、携帯が壊れて機種変更中のワタクシ。
この日は代替機持参のため、まだカメラワークがおぼつかず、碌な写真が撮れませんので、被写体は自分の愛馬のみ。
お仲間さんの愛馬はスキップいたしましたことを、ここに弁解がてらご報告させていただきます。


エンシェントヒル１０

うっちーさんとご一緒馬。
『ウム！』
少数精鋭、このお馬にドンと行ってる軍師。
カサコソうるさい落ち葉が気になり、ちゃんと歩いてくれないお馬を前に、満足そうに頷かれておりました。
ま、ワタクシの節穴には、可もなく不可もなく、フツ～のお馬と映りましたが・・・
「リトルデッパーに似てるね」
『え～、そんなことないでしょう？』
と言われるのがオチなので、黙ってました。


ピノシェット１０

徐々に残口が減りつつある出資検討馬を拝見。
横見は素晴らしいのですが、歩かせるとＤＶＤでも気になった前の出が・・・
へっぽこ軍師に尋ねても答えは分かってるので、
「忌憚のないご意見を」とＢＥＹ軍師に振ったところ
『む・・・』
てことで、引き続き様子見となりました。


プレイサイレンス１０

サンデーＴＣで最後まで売れ残ったお馬。
夏に早来ファームで見たときから、あまり変わらぬ幼さの残る馬体。
というより、更にバランスが悪くなったような・・・
ま、ちょうどそういった時期なのでしょう。
長い目で・・・
『え～？ あれでリダウツチョイス？ バンビかと・・・』
うるさい！ あんたにゃ聞いてない！
で、忌憚のないご意見は？
『む・・・』


ガヴィオラ１０

ここから牡馬。
まずはキャロットのエース格。
『これはイイでしょう』
やっと、軍師からお褒めのお言葉を頂戴しました。
「そうだよね、うっちーさんのイチオシだったものネ」
『ま、私のブルーメンブラットのほうが上ですけど』
ふ～ん、ボリクリだけどねぇ・・・

脱線しますが、晩秋の北海道は東京に比べての居場所が低いですな。
だから、午後２時を回ったばかりですけど、お馬とスタッフさん、それぞれの足と脚の長さでお分かりのとおり、影の長さが半端じゃありません。
お日様をバックに馬見をしますから、どうしても自分の影がお馬に投影してしまいます。
ワタクシ、別にロングコートを着込んでるわけじゃありません。↓


ホワットケイティーディド１０

続いてサンデーのエース格。
これは私が撮った写真。で、トップ画像はうっちー軍師から送られてきたもの。
あまり違いはありませんが、せっかくのご厚意ですので、トップを飾らせていただきました。
要するに、『このお馬、ほすい』ってことのようです。
４日付けで、社台・サンデー１歳馬の近況がアップされていますので、詳細はそちらに譲りますが、
特筆すべきは、滑らかで弾む歩様
性格が穏やかって褒め言葉？は、牝馬が活躍する女系家族だけに、ちと気になりますが、まあ、順調に行けば重賞の一つやふた・・・


フィックルフレンズ１０

『ああ、これが例の・・・』
『みんなで渡れば怖くないデスね？』
はい、別名ニックスフレンズ。
寄り合い所帯だろが、烏合の衆と言われようが、まあ、キミたち、実馬を見たまえ！
そんな悪口雑言、罵詈讒謗にはビクともしません！ ガハハ・・・
と、大言壮語したものの、出てきたお馬は・・・ん？ なんだか固そぅ・・・
おまけに、ボケ～としてるし・・・こりゃダイジョブかぁ？
ＳＷ牡馬お得意のウドの大木型ダート馬かもと不安が募り掛けましたが、をっ、歩く姿は意外に柔らかでバネがありやす。
『悪くないすね』
はい、お世辞でもオジサンは嬉しいよん。


これにて、空港ファームはお仕舞い。
眩いばかりの私の愛馬に目を奪われた、うっちーさん。
ご自身、期待のディープ牝馬を忘れて帰りかける場面もありましたが
事なきを得て無事面会を果たし、次に向かうはノーザンファーム早来。

Ｋさんにご案内いただき、拝見したのは３頭。
内、１頭がワタクシの出資検討馬。

ミラクルレイザー１０

募集当初から気になるお馬。
ＤＶＤでは柔らかい歩様を見せるものの、左前が肩から内に入ってくるのが気になって、二の足を踏んでいました。
内向しているのは球節から下だけと見ましたが、歩かせると、やはり左前が肩から中へ入るのが気になります。
では、諸葛亮、並びに龐統両先生のご意見を拝聴いたしましょう。
『内向の上に内弧歩様だから、左回りは苦しいでしょうねえ。でも、馬はイイですね』
『以前、同じように肩から下が内に入る歩様を嫌ってパスした馬が、その後３勝してますから、あまり気にしなくても良いのかなあ』
なるほど。
「馬はスピードを上げると、四肢が一直線上を通るようになるので、自然と前肢の蹄は内を向く」と言われます。
この馬は、端から一直線上を歩いているわけで・・・
まあ、来春まで残るでしょうから、クラブサイトの動画を参考に、じっくり検討・様子見することにいたしましょう。

これにて、初日の馬見は終了～
２日目は、早来ファーム、追分ＬＶ、社台ファームを回ります。