テューダーローズ

ペピート厩舎２歳のホープ、テューダーローズです。
サンデーサイレンスｘロゼカラー。全姉ローズバド。全兄ローゼンクロイツ。完璧な良家のおぼっちゃんです。

（この後は完全に私の親ばかストーリーですので、暇つぶしに読んでやってもいいぞという奇特な方のみお進みくださいませ）

昨年の募集が始まったときに、この仔は私の候補馬リストには入っていませんでした。ラストクロップになるサンデー産駒に出資しようとは思っていましたが、発表された価格が軒並み高騰していたので、高い買い物をするからにはじっくり実馬をチェックした上で決めようと、初めてツアーに参加することにしたのです。

ツアーではサンデー産駒を中心に見て回りましたが、初日が終わった時点では「これだっ！」と思える仔がいませんでした。牝馬には「う～む・・・」と思わせる仔が何頭かいましたが、前年にサンデー牝馬に出資していただけに牡馬が欲しかったのです。追分ファームで見た牡馬が予想以上に良い馬体をしていたので、一緒に回ったお仲間さんと「今日のところはあれが良いね」なんて話しながら「勝負は明日の早来Ｆでしょう」と二次会にも行かずに初日は早々と就寝しました。

翌日、勝負の早来Ｆで見た牡馬３頭は、いずれも前評判どおりの素晴らしい仔でした。十重二十重の人だかりの中でじっくりとチェックした上で、そのうちの１頭にほぼ心が決まりました。
この日一緒に回ってくださった、まさきんぐさんもここで愛馬を決定されたようなので、バスの中でお互い「決めたよ！」と告白しあったのを覚えています。（笑）

この後は空港、遠浅でしたが「もう見なくてもいいや（疲）」と思っていました。それでも遠浅ではウインドインハーヘアの仔が展示されるので、参考までに見物しようとバスを降りて見に行くことにしました。
ウインド０３は流石に良い馬でした。ところが私はその隣でボケーっと突っ立ったまま寝ていた栗毛の仔にビビビときてしまったんですわ。いやもう、その寝顔と寝姿？が可愛いのなんの。（笑）
その後、周回の時間が来たので「寝ていたのにちゃんと歩けるのかな？」とその姿を見ていましたが、こちらの心配を他所にしっかりとした歩様で堂々と周回したので「うむ、この子はオン・オフの切り替えがきっちりと出来る頭の良い仔だあ」とますます惚れ込んで、結局第１希望で応募し無事出資と相成りました。

振り返ってみると、当初の意気込みとは少し違った形で出資馬を決めたわけですから、なんだかな～という気がしないでもないですが、まあ皆さんも大なり小なり同じような理由で決めているのではないでしょうか。直感とかインスピレーションとか、天の啓示とか恐ろしい山ノ神の一声とか。。。

「栗毛のサンデーっ仔なので青毛や青鹿毛と比べると弱々しいなあ」とお仲間さんの掲示板でこぼしたところ、くりげ君から「写真をね、マジックで黒く塗ればいいんだよ」とありがたいアドバイスを頂きました。（笑）
おかげさまで順調に育成されているようです。