青春時代～城南高校編

　私たちが在学中、まだ築２０年にも満たなかった校舎は、悲しいかなもう取り壊し。
当時、テニスコートだった場所に、立派な４階建ての新校舎が建っています。
はい、「城南高校１７期」です。


　数年前、その取り壊しの前に当時からの友人とふたり、校舎見学。
ちょっとばかり思い出に浸ろうと・・・
風は強い、気温は低い、雨上がりでドロはじくし・・・
という悪条件の中、ぶらっと出かけてきたことがあります。

　旧校舎にはもう入れませんでした。外から眺めるだけ。
グランドから見える校舎の時計はもう止まっていました。それはまるで
３０年前の卒業式の日に止まったかのように・・・思ったのはやっぱり感傷(^_^;)




　この写真の階段、実は教室からの逃走経路でした(^_^;)
３年生のときの教室は、別館３階のはじっこ。今思えばおかしなつくりですが
教室の後ろに非常階段があって、それはわがクラスの逃走経路として充分に
活用されてました。

　先生が黒板に書いている間にひとり、ふたりと・・・・減っていく。
だって・・・そのままグランドにつながるんだもん、そうなるに決まってる。
グランドの向こうには、道を挟んで、例にもれずラーメン屋さんに駄菓子屋。
その駄菓子屋、おじいちゃんとおばあちゃんがやってたので通称「じじばば」
もっとほかに呼びようはあったろうに・・・ボキャなさすぎ(^_^;)
ほんとの溜まり場だったとこはもうなくなっていてそれが一番さびしかったりして。
まるで青春ドラマの定番シチュエーションです。

「旧校舎はもう入れませんが、新校舎をぜひ見ていかれませんか」とのお誘いに　
許可証を貰って入った新校舎はちょうど春休みでした。
部活に出てきてるかわいい後輩たちとすれ違います。
新しい教室をのぞくと、ひとり女の子がエレキを抱いて譜面とにらめっこをしてる。
よくみるとベースギター。へ～っと思っていると、そのとなりの教室から
今度はギターを背負った男の子。思わずついていって廊下の角を曲がると
ギターを抱いて座り込む子達がずらり。聞くとみんな自分の楽器。
「ドラムもいますよ」って・・・。
「音楽部」というのがあってバンドをやっていると。

　文化祭でバンドをやっていいの悪いのと言っていた我々のころ。いつしか
高校生たちは堂々と楽器を背負って正門から通学するようになったと・・・。
一番時代を感じた出来事でした。

　今年卒業３０年。大同窓会を開催することになりまして・・・。
もともと、１７期は仲良くてもう同窓会なんていまさらというくらい
いつも集まっています。同級生が大名と今泉で居酒屋というか・・・
かっこうのたまり場を提供してくれていますので^_^;

　美容師、花屋、カメラマン、看護師、教師、銀行、市役所に県庁、牧場主！などなど
あ、女子大生に復活！？もいます^_^;、いろんな職種、もちろん、主婦も！
それから、東京大阪をはじめ、各地、バンコクだのワシントンＤＣだの・・・
居住地もそれはそれは幅広くて、でもインターネットのおかげでみんなつながっています。

　学校もろくにいかず^_^;「お勤め」の経験も無いに等しい私にとって、
高校時代の友人たちは宝物以上のものです。今日もその案内のために懐かしい友人と電話。
半年前から米子に住んでいると。東京が長い彼女にとってカルチャーショックらしいけど
こどものためには今は東京じゃなくて良かったと。
７，８年ぶり・・・でもまるで変わらず会話ができる・・・ありがたいことです。

　そういうわけで、なんとなく見つけた写真と一緒に今日はきわめて個人的な
ノスタルジックな内容になってしまいました^_^;
でも本当に、友達がいるっていうことは何にもまして幸せなことです。