吹雪涼子

大和言葉(古語)や琉球古語、アイヌ語などの言葉を織り「音の風景」を歌う、スピリチュアルボイスの異空間 唄うたい。

約束の歌

2013-08-28 21:40:47 | 音楽
先日、ひょんな事から知り合った方が、近々 被災地ストリートツアーをするとの事で、曲の提供を頼まれました。
(仕事がらみで 被災地支援をしていたので、私の歌も紹介して下さるそうで...。)

…支援にはならないかもだけど、ずっと気になっていた歌を一曲、仕上げました。

メロ譜と詞を書いて、仮歌入れて「気に入らなかったらボツにして下さい」と、一言添えてお渡ししていたところ、今日 返事があり「この歌は、ある意味“ご法度”かもしれないけど、ウチのVo.が是非、歌いたい!と言ってるから貰ってっていい?」と言って下さったので、曲を託す事にしました。

もとより、“発表”するために書いた歌ではないので、被災地で歌って頂けるなら、それで十分です。

ただ 私は、この歌を書くにあたり、どうしてもスルーできない事があって...。

それは 被災地に暮らす、一人の女性の言葉。
「皆さんが、いろいろ支援して下さるのは、本当に嬉しいし、感謝もしてるけど、“絆”とか、“希望”とか、“夢”とか、“人生”とか、そんな薄っぺらい言葉は使って欲しくない」と...。

僅かに語気を荒げて、彼女は そう言うと、海を見た...。
彼女の(心の)傷の深さが、少し 見えた気がした。

そして、その言葉が ずっと心のどこかに刺さっていた。

この歌を歌って、もし、現地で誰かに怒られるようなコトがあったら、遠慮なく「この歌は、東京で のうのうと暮らしてる“吹雪涼子”というバカチンが作った歌だ」と言っていいからね。

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