風に語りて

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大丈夫か、インドネシア!!??

2014年03月14日 00時27分31秒 | 感じたままをぐだぐだ書く
 ・・・ネタ切れを起こすとたまにニュースの話を持ってきていたことを思い出しまして、
そういえば最近は何が話題だっけ、って思ったんですが、コレはかなり影響が大きな話だ
と思うのですが、殆ど国内では報道されませんね。
 今見たらGoogleのニュース検索でもほぼ引っかからないです。
 ということなので、現在はネット上のソースは日本語のものはニュースサイトではなく、
まとめサイトからのものが殆ど。

 そもそも、周囲を軍が統制しているらしく(危険だから、だと思うのですが)追加の報
道がないというところもあるようですが、なんとなく伝わってくるのは、

 ・鉄鉱石を輸出するのではなく、鉄鋼として輸出することをインドネシアは考えていた。
 ・韓国最大の鉄鋼会社、ポスコとインドネシア国営企業、クラカタウ・スチールで合弁
 会社を立ち上げた。鉄鉱石は輸出しないことにした。
 ・2013年12月23日に稼働開始するも、2日で出銑口(溶鉄が出てくるところ)
 にひびが入り、銑鉄が漏れる事故が発生し、稼働をひとまず翌1月6日まで停止して、
 修理を実施。
 ・原因は高炉内部の耐火壁にあるとされ、この場合は高炉内部を一旦空っぽにしてから、
 修理等を行う必要があるとされるが、それを行った場合は1か月以上修理にかかる、と
 される。
 ・7日には再稼働実施の運びとされたものの、その稼働率は高炉の約3分の1。
  (→高炉の能力の3分の1なのか、高炉設備の3分の1が動いているのかは不明。)
 ・再稼働に際しては、韓国から40名ほどのチームがやってきて修理を実施。
 ・高炉内にたまっている溶鉄は冷えているのでこれを取り出すために再加熱して取り出
 すことを実施(とおもわれる)。
 ・結局、事故から1か月以上経っても正常稼働にいたったかどうかは不明のまま、2月
 22日に午前12時半と3時の2度にわたって爆発。
 ・溶鋼のための燃料であるコークス20,000トンやその原料である石炭破砕工場も焼けて
 しまう。
 ・犠牲者はかなりの人数に上ることが予想される。
 ・被害額は巨額なものになるらしい。
 ・修理するよりも、新しくやり直す方が早いというレベルかも?

 人命はもちろんのことではありますが、算盤ではじくことが出来る点で現実的なのはそ
の被害額。いや、被害額は建設・修理費なのですが、当然逸失利益の補償、ということも
俎上にのぼるはず。つまり、インドネシアが鉄鋼を輸出して稼げたハズの外貨を、操業で
きなかった期間分、払ってチョーダイ、ということですね。
 もう少しいうと、鉄鋼を輸出するということは、輸入なりして使う側がある、というこ
とな訳ですが、そこからインドネシアは補償を迫られる可能性があります。つまり、お宅
の部品を使って○月△日からこの建物を使おうとしたのに部品が間に合わなくて1年間、
それができなかった、だから補償を・・・ということですね。

 ここまでいくと、補償額がどれぐらいのものになるか、自分なんぞは検討もつきません。
 某掲示板の話では、既に鉄鉱石に関してはインドネシア抜きで体制が整いつつあること
から、もし、鉄鉱石の禁輸措置を撤回や条件の緩和を行っても元通りになるかどうかは不
透明のようです。

 で。
 高炉の製造工程に疑問符があるのでは、という議論も予想されますが、主体となってい
たのはポスコのはずで、普通に考えるのであれば賠償・補償はポスコや韓国に向かうこと
になるのかな、と思えてなりません。

 なるべく早い段階での操業再開といかないと、インドネシア経済にかなりの影響が出か
ねないのでしょうが、相手は1,200℃超の溶けた鉄、ですから・・・。


 ちなみに「カテゴリ」の芸人、というのは選択ミスではありません。


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