オレ、アントニオ！

みなさん、こんにちは。おれ、アントニオ。

たまにはご主人に代わって、たまにはオレが日記でも書いて見ようと思う。
ネコだから、多少の誤字・脱字は許してくれよ。

オレがこの家にやってきてもうすぐ１０ヶ月。とうちゃんもかあちゃんも
じいちゃんもばあちゃんも、ここの一族はオレのことをとても可愛がって
くれる。時には鬱陶しいくらいだ。でも彼奴らのことはオレは大好きだ。

昨日の話だがな、オレはいつもかあちゃんと一緒に寝るんだが、たまには
とうちゃんと一緒に寝ようと気まぐれに思ったわけさ。で、とうちゃんの
布団にもぐりこんだ。そしたら、かあちゃんがオレのこと探しにきてよ。
なんだか悔しがってるわけよ。とうちゃんは嬉しそうだったけど、仕事で
お疲れだから、のびのびと寝たいからオレのことをかあちゃんのところへ
持っていってくれと言うわけさ。

しょうがねえ。とりあえずかあちゃんに連れられて、かあちゃんと一緒に
いつもの通りに横になったのさ。…あ、かあちゃん寝たな。よし、これで
とうちゃんの所へ行っても大丈夫だ。かあちゃんが起きてるうちにオレが
また抜け出したら、寂しそうな顔するからな。まったく世話の焼ける…。

さあ、とうちゃん、戻ってきたぞ！…あ、とうちゃんも寝てる。まあいいや。
今日はオレはとうちゃんと寝たいんだ。さて、ふとんにもぐりこんで…。
おやすみなさい…。

今日の朝、いつもの時間にかあちゃんを起こしにいった。かあちゃんは気が
ついてないはずだ。オレが昨日一晩ずっととうちゃんの部屋で寝ていたこと。
かあちゃんはいつもの通り、オレにあいさつして、ご飯とお水をくれた。

そのうちとうちゃんが起きてきた。とうちゃん、おはよう。…そしたらとう
ちゃん、オレが一晩とうちゃんの部屋で寝てたことバラしてやんの！オレの
気遣い台無しよ…。まあいいか。今日はかあちゃんと一緒にお昼寝でもして
やれば機嫌が直るだろう。予想通り直ってた。単純なかあちゃんだ。

まあ、そんなこんなで普段しないことをしてみたわけさ。とうちゃんもまん
ざらでもなさそうだったし、かあちゃんは悔しがるほどだったし。オレは
こんなに愛されて幸せだ。

さて、きょうもそろそろじいちゃんに食後のデザートでもねだりに行くか。

じゃあ皆さん、またね。

ご主人のことをこれからもよろしく頼むよ。

※画像クリックで少しおおきくなるぜ。