PEACE PROJECT BLOG

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ハイチレポート-3

2010-10-05 11:44:54 | ハイチレポート
10月1日(金曜)

サントドミンゴを陸路移動、支援物資を積んだコンテナと共にハイチに入りました。
しかし、ドミニカとハイチの国境でありえないトラブルが連発、最終的に倉庫(国連WFP倉庫)にたどり着いたのが約束の時間から4時間以上も遅れるという結果になりました。
色々なトラブルがあったのですが、最大のトラブルは『10月1日からハイチに入国するドライバーはドミニカ人であろうとパスポートとビザがないと入国させない』という聞いたことのない突然のルールです。『NGO活動の支援物資である』と言っても聞く耳もたず。
最終的には『難民を助ける会』(AAR)の大西さんが手の空いているハイチ人ドライバーを探し出して急きょアルバイト運転手に仕立て上げハイチに入国することができました。それでも余計な時間がかかったおかげでその日にWFPの倉庫で荷物を降ろすことが出来ず、翌日(2日)の朝一番に物資を搬入するという事になりました。
(蛇足ですが、ハイチはまだまだ物資が不足しています。それなのに突然ルールを変更して入国を阻止しています。一体何の目的があるのでしょうか。実際この日、国境付近には数十台のトラック、トレーラーが列をなしていましたが、通過できるのは1時間に数台というありさまでした)


10月2日(土曜)

WFPの倉庫に向かい早速荷物の積み下ろし作業開始。WFPで働く人たちが大勢手伝ってくれたおかげで40フィートコンテナ一杯の荷物が1時間弱で倉庫に入れる事ができました。
そして搬入後、さっそく支援活動の第一弾、メリッサズホームという障害者を支援している施設を訪問しました。
ここには一人では生きていくことができない重度の障害を持った子供たちが20人弱生活しています。
中には水頭症で頭が膨らんだ子供もいます。24時間つきっきりで面倒をみなくてはならない子供たちばかりです。
施設はやはり地震で一部を損壊しています。半年以上たった今も完全修復はされていません。
この日は土曜日ということもあって、学校が休みなので近くに住む子供たちが50人ほど学びと遊びを兼ねて施設に来ていました。
こうして子供たちが自然に障害を持つ子供たちと触れ合うことは、弱者をいたわる心に通じ、人間性を育む良い機会だと思いました。


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