長生きをするということ

我が家の親戚は二人の母をはじめ
その兄弟姉妹も皆そこそこ長生きで
亡くなった人も90歳を超えていた

だいたいみなさん大正、昭和、平成の三つの
時代を生き抜いたツワモノ揃いである

でもまだまだその上手をいく人がいて
なんと三世紀を生きた遠縁のおばあちゃんがいた

19世紀末に生まれ、20世紀を駆け抜け
21世紀を迎え100何歳かで亡くなられた

小さい時に何度かお会いしたことのある
このおばあちゃんはとても凛とした美人で
子供心にも憧れたものだった

先日実家でこのおばあちゃんの最後を綴った
息子さんからの手紙が出てきて
最後の最後まで自立されていたことが
記されていた

長生きしてもこのおばあちゃんのような
生き方、逝き方は賞賛に値するなあと思った

100歳の義母も明日退院して施設に戻る
昨日今日と、1ヶ月前に撤去した荷物を
また施設に運び込む

元気であれ、病気であれ、いろんな意味で
人は年老いて誰の世話にもならずに生きると
いうことはできない

その時にどのような気持ちで暮らせるのか
どのような状態になるのか誰にも先のことは
わからないけれど

でも・・・
感謝の気持ちを忘れないよう
その努力だけはしようと思う