昨日のことだ。
ヒロコさんを天王寺の駅に迎えにナナと行く道すがら、守衛のおじさんに挨拶して、公園を縦断する道へと入ったら、西の空の鮮やかさに気が付いた。公園に向かうべく逢坂を50メートルほど駆け上がったたときも、東に向かっていたからか、気づかなかった。
僕は、市立美術館への急階段を目指して左に折れ、ナナにがんばれと一声かけてそれを駆け上がった。息を乱したまま振り返ると、秋の夕暮れが眼前に広がっていた。時代は移ろえど清少納言の言う通り、や、と独り言ちた。

どうやっても縦になってしまいます。記事を書く画面ではちゃんと横になっているのに。あ、ちゃんと横になりました(10/16)
ポケットをまさぐって、おもちゃのようなPHSを取り出し、写真を撮って、ヒロコさんに送った。
しばらくすると、電車の窓からも見えていて、見入っていたと返事が来た。誰かの歌ではないが、同じ空を見て、同じことを考えていたことが、楽しかった。
朝起きて、ご飯を食べて、働いて、お昼ご飯を食べて、働いて、晩御飯を食べて、本を読んで眠る。隙を縫ってギターを弾きながら、これを繰り返す。単調な毎日。
単調を繰り返していると、心は些細なことに反応するものだと思った。
ヒロコさんを天王寺の駅に迎えにナナと行く道すがら、守衛のおじさんに挨拶して、公園を縦断する道へと入ったら、西の空の鮮やかさに気が付いた。公園に向かうべく逢坂を50メートルほど駆け上がったたときも、東に向かっていたからか、気づかなかった。
僕は、市立美術館への急階段を目指して左に折れ、ナナにがんばれと一声かけてそれを駆け上がった。息を乱したまま振り返ると、秋の夕暮れが眼前に広がっていた。時代は移ろえど清少納言の言う通り、や、と独り言ちた。

ポケットをまさぐって、おもちゃのようなPHSを取り出し、写真を撮って、ヒロコさんに送った。
しばらくすると、電車の窓からも見えていて、見入っていたと返事が来た。誰かの歌ではないが、同じ空を見て、同じことを考えていたことが、楽しかった。
朝起きて、ご飯を食べて、働いて、お昼ご飯を食べて、働いて、晩御飯を食べて、本を読んで眠る。隙を縫ってギターを弾きながら、これを繰り返す。単調な毎日。
単調を繰り返していると、心は些細なことに反応するものだと思った。