2009年度＝新しい学習指導要領へ移行措置が始まる

⇒詳しくは文部科学省(新しい学習指導要領）参照
新指導要領


移行措置とは
この新指導要領の改訂時には、その前後で学習内容がダブったり、逆に学習せずに終わってしまう内容が生じてしまうなどの不都合がないよう、新しい学習指導要領の内容を徐々に取り入れ、現指導要領から新指導要領へ切り替えがスムーズに行われるようにする。これが移行措置です。

前倒し実施
今回は移行措置期間中から、可能な限り新学習指導要領に沿った学習が2009年度から始められます。(前倒しの実施期間：小学校2009ー2010年度、中学校は2009-2011年度）従って、学校の先生も2009年度から対応されるが、その内容の周知徹底や移行期間用教材が2009年度の新学期にならなければ配布されないなど準備不足も懸念されている。勿論、わが塾も新指導要領の対応を2009年新学期より適応します。

今回の移行措置の特徴
OECDが2006年に実施した国際学習到達度調査（PISA)の結果は、日本の教育界に大きな衝撃を与えました。2000年の調査ではトップクラスだった日本の順位が、数学的応用力や科学的応用力で大幅に低下、もともと苦手だった読解力はさらに後退したためで、教育界全体が大きな危機感を感じたからといわれている。

授業時数の不足など前倒し実施の弊害も指摘されている
たとえば、小4年の算数の年間授業時間数は2008年度まで・・150時間（学習に必要な時間135時間＋復習等15時間）が2009年度から・・175時間（学習に必要な時間177時間-2時間不足：復讐どころか授業時間が不足）

教科書？
教科書に記載されていないことも学習するので「補助教材」が配布されます。

受験にも関係
移行措置期間中の内容も来春入試の出題にも関係するだろう

（エデュケーショナルネットワークの説明より抜粋）