中の人です。本日はお人形の続きを語ります。
パゥ:の前に、本日の成果!!
中:うほっ、元気いいですな!!
パゥ:もちろんだ! 元気いい! 武器のドロップよかったからね。
中:ほう? ではお話の前に成果を聞こうか。
パゥ:見ろ!! 赤い丸の部分か本日の成果よっ
中:おお、レアカラーが二つか・・・やったな。
パゥ:イェイ!!
中:でもな。 昨日10M使ってるからな・・・。 プラスになってるんだろうか?
パゥ:うっ! 痛いことついてくるね。
中:だって10Mって、現実の金額では一千万円ってことだよ? 安くないでしょ・・・。
パゥ:うっさい、うっさい。 もう過ぎた事をガタガタ言わないの!! さあ、人形のお話いってみよう!!
中:では気を取り直して人形のお話です。
中:これがヘッドパーツですね。 眼の輪郭を見てみると解るのですが。 パゥの眼は少し「つり眼」になっています。 キャラクターに似せるためには「改造」する必要があります。 まず市販のカッターナイフやデザインカッターを用意します。 余計な部分かカットして、切った部分の後処理を、紙ヤスリで滑らかにします。
パゥ:軟質だから結構力の入り具合が難しいのよね。
中:だね。 大切な顔だからね、慎重に進めましょう。
中:余計な部分を削った後は、パテを使って肉付けします。
パゥ:肉付け?
中:ふむ、最初の画像を見ると眼の輪郭は、内側が高く、外側に行くにつれて下に向いて斜めなってます。 やさしい眼はそれでいいですが、君の場合は、内側と外側は水平でなくてはありません。
パゥ:つり眼だからね。 外にピっと出てないと感じでないね。
中:しかし、水平にカッターのみで加工すると、上の部分を余計に削らないといけないのです。 私の感覚では「バランスが崩れてしまう」と思うのです。
パゥ:ふむ、バランスをとる為に。 内側はパテで付け足して、外側はカッターで削る、そうすれば上の様になるのね。
中:うん。
パゥ:これで完成なの?
中:うんにゃ、その後は眼のヘッドの内側、眼をつける場所の「バリ」を削ります。 買ったばかりのヘッドは工場で型から外したまま。 どうしてバリが削ってないかと申しますと、眼には4種類あると話しましたね。
パゥ:うん。
中:眼にはサイズがあって、16cm、18cm、20cm、22センチとあります。 普通の人形の眼なら小さいサイズでいいです。 しかし、アニメ調や童顔だと大きめのサイズが合います。 眼のサイズに合わせるために、そのバリは削ってありません。
パゥ:そうか。
中:眼の裏のバリを削っては眼をはめてみる。 何度も調整して納得がいくまで削っていきます。
パゥ:ふむ、どこでやめればいいの?
中:さぁ?
パゥ:わかんないの?
中:なにぶん個人の感覚が頼りですから。 ただ注意するところは、削った後に眼をはめ込んでみて、ぴったりと密着しているか、隙間が残ってないか。 まず一つ目。
パゥ:溝に隙間が無ければいいのね。 基準があるじゃん。
中:でもね、隙間だけに気をとられて削っていくと、 横から見た時、やたら眼が飛び出てしまいます。 これが二つ目。
パゥ:ぎゃっ!?
中:正面だけ見たらカワイイのに、少しずらしてみると・・・。
パゥ:そりゃコワイ。
中:そうなります。 ですから、どこまでが妥協できるかの、判断は個人の気分なので。 「これ」と断言する事ができません。
パゥ:なるほど。
中:バリの処理が終わると、今度は「眉毛」と「まつげ」を描いていきます。
パゥ:ふむ。
中:プラモに使う塗料を使います。 一番耐久性に優れているので、これを使います。 筆は「細めの面相筆」を使います。 100ショップで売っている、「ネイルアート用の筆」でも十分いけます。 色は黄色とオレンジ、茶色、黒と、明るい色から濃い色と順番に塗っていきます。
パゥ:どうして? 一度に黒色で塗った方が早いんじゃない?
中:あらかじめ、明るい色から塗っていくのは、どこを塗るかの基準にあります。 絵で言うところの「下書き」にあたります。 失敗しても明るい色なら、色うつりも少なく大して目立たない。 段階に別けて描いていくと、輪郭線が綺麗に見えます。
パゥ:これで完成なの?
中:書き終わったら、最後に「定着スプレー」を噴いて一旦、置いておきます。 これで顔は一旦終了になります。 今度は眼を取り付けます。
パゥ:眼ですか・・・、今回は真面目にやってるね。
中:結構、長めに書きましたからね、今回はボケ無しで終わります。
パゥ:ええっ! ボケ好きなあんたが平凡な終わりを望むなんて、明日は雨がふるかしら?
中:それではごきげんよう!
パゥ:くっ・・・ボケ殺し!?