stm's Laboratory

エレクトーン・ピアノ講師stmの、日々の出来事、エレクトーンのお話など。浦安を拠点に活動中。

練習嫌いについて考える②

2016年07月04日 12時03分55秒 | 音楽系な話
前の記事⇒練習嫌いについて考える① のつづきです。


練習嫌いを、ちょっとでも変えていきたい。
みんな、心の奥底には、音楽への感動や、うまくなりたい気持ちを持っている!!!

ということで、そのために 心の中の
『音楽に対する希望』を育てることと、
『義務感』を出来るだけ減らす方法について、考えてみたいと思います。



結論から言ってしまいますと、てっとり早く、この二つをうまくこなすためには、

【興味を持ち好きになってもらう(そしてそれをはっきり自覚してもらうこと)】

しかないと思うのです。今更、というかんじですね


 ・「どんな曲か」「この曲どこがステキなのか」を感じてもらうこと。
 ・「誰かに聴いて貰って喜んでもらう」経験を積み重ねること。

レッスンでは、力の及ぶ出来る限り、これらを感じてもらえるように意識して取り組んでいます。

その子、その子の興味や、その日の感じによっても変わりますが・・・
場合によっては、技術的なこと、新しく覚えなくてはならないことを伝えるのと
同じくらいの時間を割いて、曲の魅力を伝えるように心がけています。



これを読んでくださっている、お子さんの練習嫌いにお悩みの生徒さんのお父様、お母様、
もし、よかったら、ご自宅でもこれを実践してみてください。


例えば、
いつも「もっと練習しなさい!!」と声かけしてしまう場合…

少し、方向性を変えて…

 「今、どんな曲やってるの?(曲名ではなく、曲想の話)」 
 「●●ちゃんは、今回の曲好き?イイ曲?(感想を聞いてみる)」
 「お母さんはこの曲のここがきれいな感じでステキだと思う!(自分なりの感想)」
 「この曲好きだなぁ。完成楽しみにしてるから、練習して聴かせてね(期待を伝える)」

等、曲そのものに関心を向けたコメントにしてみることで、
弾く=練習する事の目的、希望が少しずつ、大きくなっていくように、持っていきます。


よく思うんですが、きっと、お子さんがほんとうに一番認めてもらいたいのは
私なんぞより、お父さん!お母さん!家族! なんですよね。(^-^)

私がレッスンでいう「良く弾けたね! また聴かせてね!」も
子供たちの励みになっていれば嬉しい限りですが、

それでも、それよりやっぱり、

ご両親の「この曲聴かせてね!楽しみだよ!」

の方が、何倍も力になるはずです!


レッスンでは、理論や、技術的なお話もしなくてはならないので、
曲を「課題」として扱わなくてはならない場面も、どうしても出てきてしまいます。
そういう意味では、【心】に近くよりそっていくのは、私ではなく、ご家族だけができることかもしれません。


喜びや楽しさを感じることで、ほんの少しずつ、【音楽を感じる・聴く心】が育っていきます。


練習しなきゃいけないから弾く⇒大好きな人が喜んで聴いてくれる人がいるから弾く

この方がずっと幸せだと思います。

(私自身、この事にづくのに、かなーり、時間がかかったタイプなのですが…
 周りの同級生などをみていても、演奏に前向きな子は、
 家族や身近な人がコンサートに来てくれている人が多かったんです。
 子供のころから【弾いている自分】に対する無意識の肯定感があって強みになっているんですね。)



音楽に、そして、演奏しているその人に、まず身近な人が興味をもつ。
そして、楽しみにしているよというメッセージをぜひ伝えてみてもらえたら嬉しいです。

(逆にいえば、一生懸命練習して仕上げる「作品」に、
もしだれも興味を持ってくれなかったら、情熱を持ち努力を続けるのは大変苦しい事です)


私自身も、もっともっと興味を持ってもらえるようなアプローチを
日々工夫して、レッスンでお伝えしていきたいと思います。
なんでピアノをやろうと思ったのか(習わせようと思ったのか)
その原点にあるであろうものをいつも忘れずに、大切にしたいです。




久々の、長々ブログ、お読み頂きありがとうございました~!
コメント

練習嫌いについて考える①

2016年07月04日 12時03分38秒 | 音楽系な話
最近、……というか
もしかしたら、いつも、そして永遠かもしれない話題です。


音楽を、言わば『習わせている』お立場の
生徒さんの、お父様お母様から

「こどもが進んで練習しない。。。」
と言うお声をたまたま何件か続けてうかがいました。

そして、これに大体続くのが…


 「練習しないなら、ピアノ嫌いなの?やめる?」と聞くと
 「楽しいから続けたい!」と言う。

  わけがわからない、楽しいなら練習しろよ!

……という流れ。(^_^;)

よーくわかります(笑)
私自身も子供の頃何度も親と上記のような会話になりました。(^_^;)




この状況に、何か打開策を見いだしたい!
せっかくの練習を、有意義に・・・
レッスンでも、いつも出来るだけ効果的な声かけができるように、と心を砕いているところではありますが、

今日は思う所を色々ここに書いてみようと思います。





まずは
どうしてこうなっちゃうのか考えてみます。


そもそも矛盾しているように見えるお子さんの言動ですが、
おそらく、矛盾はしていないんです。



レッスンで演奏を聴いていると、本当に、全く興味がない、つまらない、と思って弾いている子はほとんどいません。
(たまーにそういう、曲と人の組み合わせもありますが。こういう時は、とにかくレッスンでよくお話を聴くようにしています。大体はその曲がどうしても好きになれない、という事が多いです。この場合は私のミス!)


みんな、何かしら、弾けている喜びや、目標、何かしらの小さな感動や希望をそれぞれの瞬間に持っている事が、みているとわかります。

お子さんの場合は、自分の中の小さな感動を自覚・表現する力がまだ充分ない場合も多いので、
「なんとなく楽しい?」ぐらいしか感じてないかもしれませんが、確実にあるのはあるのです。



では、なぜおうちで練習しないか?
きっと『義務感』がこの『自覚できないちいさな感動』を上回ってしまっているからです。


練習が『義務』になってしまうのは、ご本人にとってもお父様お母様にとっても、
喜ばしいことではないのではないかと感じます。


(いやいややりながらでも達成することを美徳とする考えもありますが、
私は音楽の場合、同じ「やる」なら、楽しい、とか、何か希望があるべきだと考えています。
音楽は、【心】があって初めて成立するもの。勉強やスポーツと大きく違うところがここです。。。)


そこで、私が考えているのは
心にある『小さな感動や希望』を育てながら、
『義務感』を減らしていく方法です。


……長くなってきたので、記事を分けます。

つづき練習嫌いについて考える②


コメント