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お医者の生活奮闘記。

お医者生活も7年目。ちょっと疲れて、温泉と喫茶店がないと頑張れなくなってきた小児科医の奮闘記です。

ヒルトン小田原スパ&リゾート

2008-06-07 22:47:00 | Weblog
正月以来、久々の甥っ子との再会。
前回は2ヶ月足らずだったのでほとんど夢の中でしたが、今回は元気いっぱい。
お座りもできれば、歩行器に乗って強烈なキックで後退(前進はまだできないらしい…)。

お昼は甥っ子と姉夫婦、じじ、ばばと我らで平塚から足をのばして小田原へ。
ヒルトン小田原へ出かけました。ホテルのラウンジでティーセットで軽く食事。

ただランチをしているだけですが、こどもがいるといないでは場の雰囲気は大違い。甥っ子のおかげで何をするわけでないのに楽しい時間を過ごせるから不思議ですね。

病棟の子達も可愛いですが、甥っ子はまた格別です。

bills

2008-06-07 22:26:17 | Weblog
6月1日の日曜日、6ヶ月になった甥っ子に会いに実家へでかけました。

いつも直行直帰することが多いので、少し早起きして江ノ島に朝ご飯を食べに出かけました。

世界一の朝食と謳われるbillsのパンケーキ。しかし、9時の開店直後に行ったにもかかわらず、すでに長蛇の列。。。

この後、実家で昼ご飯を食べる我々にとって、時間待ちは致命的。

諦めて海岸沿いを平塚へと向かい、途中のモスで軽く食べて結局おしまい。

次こそはふかふかのパンケーキを食べに行きたいものです。

お昼に続く…。

秩父の秘湯

2008-05-29 23:52:28 | Weblog
5月24、25日の2日間、熊谷ラグビー場へ第一三共主催のセブンスの大会に参加してきました。

ここのところ仕事が忙しく、トレーニングをするどころか疲れがピークでまったく思うようなプレーができませんでした。最近年を重ねてきたせいか、コンディション作りに非常に苦労するようになってきてしまいました。

24日の試合が終わった後、熊谷から1時間ほどの秩父まで足を伸ばして、温泉で疲れを癒しに出かけました。

写真の通り古民家風の建物で、15畳二間のだだっ広い部屋でした。一部屋には囲炉裏もついていて、内風呂と露天付の部屋です。

チューハイ片手にのんびりお風呂につかり、風呂上がりにはマッサージチェアで30分くらいうたた寝しておりました。

夕食は山の幸を中心に食べきれないほどのボリュームでおいしくいただきました♪

その後、ごくせんをみてエンタをみて(いつもと変わらない?)、ふかふかの布団で眠りについたのでした。

サロン ド テ ロサージュ

2008-05-15 16:48:46 | Weblog
翌日は朝起きたら体調に異変が・・・。たいして飲んでいないのに、二日酔いのようなだるさ。忙しく働いた後、気が抜けるとけっこう体調を崩します。子どもの頃から大きなイベントがあると熱出したりすることが多かったです。

でも、せっかくのお休み。体調が悪いなんて言ってられません。先日、たまたまみたもしもツアーズでやっていたサロンドテロサージュでどうしても芦ノ湖をみながらブランチをしたかったからです。

10時にチェックアウトをして、ホテルからほど近いロサージュへ。
パンはふかふかでしっとりしていてなんとも言えぬ絶品でした。サラダも具だくさんでたっぷり。さらにケーキが2つついてまったりコーヒーを飲んで夢心地でした。体調が良ければほんと言うことなしでした。

その後、ラリック美術館へ行き、ブローチや髪飾り等のたくさんの美術品を眺め、目の保養をし、オリエンタル急行が展示されており、中がカフェになっていたようですが、おなかいっぱいで中に入る気にならず、体が辛くなってきたので、不本意ながら家路についたのでした。

帰りはVSE(ロマンスカーの新型車両)をとることが出来、快適でした♪
(といってもほとんど寝てたけどね。。。)

黒タマゴ

2008-05-06 21:15:23 | Weblog
GWに泊まりで旅行に行くなんて、働き初めて始めてな気がします。たまたま連休をもらえたので、箱根に1泊で旅行に行ってきました。

行きはロマンスカーが取れなかったので、新宿は素通りし、小田原まで湘南新宿ラインでゴー! ホント便利な電車です。

小田原から10分ちょっとロマンスカーに乗って、ちょっと気分を味わい、箱根湯本の駅前でウインドウショッピング。実家から箱根は比較的近いので、いつも車で駅前を通り過ぎるだけでしたが、ガソリンも高いし、渋滞疲れるしで、最近はもっぱら電車で旅行が多くなりました。

物心ついてから始めて箱根登山鉄道に乗りました。結構な急勾配をスイッチバックを使いながら上っていくさまはアトラクションのようでした。

ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで大湧谷へ。
硫黄のにおいがプンプンして、温泉への期待も高まります。少し、周囲を散策して、黒タマゴをゲットしました。なんてことないただのタマゴなんですけどね。。
少し肌寒い中、熱々のタマゴを手で弾ませながら食べるのが格別だったりするんですよね。

そのままロープウェイで、芦ノ湖へと降り立ち、今夜の宿であるプリンスザ箱根へ向かいました。なんでもミステリープランというやつでGW中にもかかわらず激安。でも部屋はとっても広くて素敵でした。芦ノ湖を見渡す露天風呂も格別。

昔、学生の頃、たまたま箱根に来ていたら、首相になったばかりの小泉さんが静養に来ているとのことで、このホテルにかけつけた思い出があります。親戚のおばさんの強引なパワーのおかげで、一緒に写真を撮ることも出来ました。今回はいなかったなぁ。

夜は浮いた宿代を食事代に回して、リッチになだ万離宮でお食事。なだ万がホテルに入っているのは全国でもここだけだそうで。。とてもおいしくいただきました。

GW前は死ぬほど忙しかったこともあり、一気に気が抜けて、部屋に戻ったらバタンQ。あっという間に眠りにつきました。

さくら

2008-04-29 21:56:32 | Weblog
今、群馬県で都市緑化フェアをやっています。先日、お花見をかねてメイン会場である前橋公園に行ってきました。

群馬県庁に車を止めて、34階にある展望レストランで欧風料理をいただき、前橋公園まで散歩しました。昔は普通の公園でしたが、今回の開催に合わせて旧競輪場の跡地まで利用して広範囲に整備され、とても素敵な公園に生まれ変わっていました。

様々な花々が咲き誇っていましたが、やはり日本人には桜ですよね。
というわけで、いまさらですが、桜のアップを載せてみました。

庭造りの参考になるようなブースもあって、いろいろな業者や農業高校が展示していました。

5月は敷島公園(ザスパ草津のホームグランドがある総合公園)にあるバラ園が目を楽しませてくれそうです。

スモークパーティー

2008-04-29 21:47:30 | Weblog
今日で結婚式を挙げてから2周年。そしてお医者になって丸6年。大学生活と同じ時間を小児科医として過ごしたことになります。

7年目ともなるとやはり後輩からはだいぶ上に見えるようです。昨日は3年目の先生(臨床研修制度のせいで小児科医としては1年目)のバックアップで一緒に当直で泊まっていたのですが、何をするにもまどろっこしくて、ついつい口を出したくなってしまうのですが、なるべく我慢。当時の自分もきっと頼りない診療をしていたんだろうなぁと、懐かしく感じました。

さて、そんな当直明けの眠い目をこすりながら、今日は『砂時計』を観てきました。感想はまた後日(書くかも…)。いろいろ懐かしさを感じるいい映画でした。

そして夕方、長いことやりたくてなかなか出来なかった燻製にチャレンジしました。
ちっちゃいドラム缶の形をした燻製器に桜チップを入れて下から火で炙って煙をモクモクさせます。

ホタテ、ササミ、ソーセージ、サーモン、たまご。どれも香りが良くおいしくいただきました。

2周年を我が家で過ごすのも乙なものです。

ハナミズキ

2008-04-29 21:17:50 | Weblog
早いもので4月も残りわずか…。暖かくなってから再び庭造りを再開しました。雑草が生え荒れまくった芝生の草抜きをしたり、プランターで越冬したビオラやパンジーを花壇を作って植え替えたり。。
そんな中、我が家のシンボルツリーであるハナミズキは今満開で大きな花をたくさん咲かせています。
まだまだ未完成の庭ですが、昨年の今頃は隣家との外壁もなければウッドデッキも無かったので、それを考えれば着々と進化しています。

右の端のほうで燻製器と格闘しています。。

スペシャリストとジェネラリスト

2008-03-21 00:18:29 | Weblog
最近、またテレビでよく急患のたらい回しが報道されていますが、専門外だからみれないという理由が多いように思います。この原因としては医学の進歩により専門性が強くなったことも一因と思いますが、それ以上に自分の身(病院)を守ることが挙げられると思います。

小児科医の立場から言わせていただくと、こどもだから小児科の先生にみて欲しいという親御さんが多くいらっしゃいます。でもこれではいけないと思うんですね。
確かに大人とこどもではかかる病気は異なる部分も多いです。しかし、多くの場合は風邪や胃腸炎程度の誰がみても差がない病気がほとんどです。それを何かあったら承知しないぞ的ないわゆるモンスターペイシェントがいるがためにお医者のモチベーションが下がり、小児科以外の先生は診慣れないこどもを敬遠していくように思います。もちろん嫌がらず診てくださる先生もたくさんいるんですけど。

小児科はこどもというだけで新生児から80kgある中学生までほぼ全員がかかりますから、ジェネラリスト(病気全般を幅広く診る医者)の要素が強いですが、眼科などはほとんど眼しか診ないわけですから、スペシャリストになります。なので、スペシャリストの科の先生が急患を診るのはちょっと大変なのは事実だと思います。私も眼だけはまったく診る自信がありません。

確かに最近の研修医などをみていると本当に1人で外来出来るの?と思うような子がいるのも事実で、医者としてというよりも病人を診る1人の人間としてセンスがないんじゃないの?と思う人もいるので、医者側にも問題がないわけではないとは思います。

ジェネラリストを育てるために始めた研修医のスーパーローテーションは結局急患の多い科の多忙っぷりを目の当たりにして、QOLの高い急患の少ない科にシフトするという皮肉な結果を生んでいます。

この先、救急医療の崩壊はどういう方向に向かっていくのかわかりませんが、何となくモラルの低下に歯止めがかかった感もあるので、より良い救急医療体系が構築され、患者さんサイドもお医者サイドも不満が少なくなるといいと思います。

個別疾患シリーズ(6) 川崎病

2008-02-28 15:39:40 | Weblog
わりと春先に小流行があるので、今回は川崎病をとりあげてみようと思います。四日市ぜんそくや水俣病などは地名がついていますが、川崎病の川崎は地名ではなく、川崎先生が報告されたのでその名がつきました。原因は不明ですが、春先に多いことと地域でごく小規模ながら流行がみられることからアレルギーやなんらかの感染後の免疫異常で起こるのではと考えられたりしています。とはいえ、一年中いつでも散発的に発病します。

川崎病は、眼球充血(目が赤い)、イチゴ舌(ブツブツと腫れた赤い舌)、頚部リンパ節腫脹、不定形発疹(体の発疹)、手足の硬性浮腫、5日以上続く発熱の6症状のうち、5症状以上がそろうと川崎病と診断されます。

1才前から3才くらいまでの子が圧倒的に多く、年間入院1000人規模の大きめの総合病院で年間20人前後の入院があります。

高熱が持続するので、辛くてぐったりするのはもちろんなのですが、この病気のやっかいなところは心臓の筋肉を栄養する血管(冠動脈と言います)に動脈瘤(こぶ)をつくってしまうことがある点です。こぶができるとこぶの中で血液が乱流し、血栓をつくることがあり、ふとした拍子に血栓が飛んで、冠動脈をつまらせ、心筋に酸素が届かなくなって、心筋梗塞を起こしてしまうことがあるのです。

私が医者になった頃にはガンマグロブリン(川崎病の炎症を起こしている物質を中和するような免疫のお薬)というよく効くお薬があったので、あまり重篤な(直径が4mmを超えるような)冠動脈瘤をみたことはありませんが、このお薬がなかった時代は8mmを超すような瘤ができたこともあったようです。

たいていは一度かかっておしまいですが、なかには二度、三度とかかる子もいて、四度かかったことがある子が私の経験した最高です。やはり、再発回数を重ねるごとに薬の効きは悪くなり、ステロイドや強いお薬(抗ガン剤としても使うようなおくすり)を使うことがあります。

かかってしまうと親御さんはびっくりすると思いますが、お医者サイドからすれば、まあわりとよく見るそんなに深刻になるほどの病気ではないという認識だと思います。