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お医者の生活奮闘記。

お医者生活も7年目。ちょっと疲れて、温泉と喫茶店がないと頑張れなくなってきた小児科医の奮闘記です。

伊豆箱根旅行記(3)

2008-08-30 07:45:16 | Weblog
夕飯まで時間が無かったので、さっそく部屋のお風呂につかりました。
谷川沿いのマイナスイオンたっぷりのこれぞ夢に見た露天風呂。
ゴルフでかいた汗をざっと流し、ダイニングへ向かいました。

夕飯はさすが、盛りつけも可愛く、お味もグゥー。お酒も種類がたくさんあり、洞爺湖サミットにも出されたという日本酒を注文。久々に日本酒を飲み過ぎてしまいました。

ほろ酔いのまま、大浴場へ。これがまあ、見事の一言。
川沿いにそれはそれは素敵な露天風呂でした。水の流れる音、ライトアップされた幻想的な光、心地よいお湯。まさに至福のひとときでした。
朝食は洋食をお願いし、こちらもまた、絶品。普段はデニモ(デニーズのモーニング)で満足していましたが、やはりすごい朝食ってあるもんですね。
帰りは修善寺の市街地へ出かけ、竹の小径やとっこの湯を散策して、カフェで一休みをして、

家路に着いたのでした。
帰りに沼津港で軽く自魚のお寿司をいただいていきました。
どうやら沼津港は素敵な港町にするべく大々的に改装中とか。

伊豆箱根旅行記(2)

2008-08-27 00:10:13 | Weblog
箱根2日目は、前日の夕食から合流した嫁のお父さんと自分の父親と義兄の4人でGOLFへ出掛けました。
この4人でまわるのは昨年に続き2回目です。場所は箱根湖畔ゴルフ倶楽部。
インコースはわりと平坦で、アウトコースはアップダウンのきつい山岳コースでした。ティーグランドから望む芦ノ湖は圧巻でした。

真夏でもさすがは箱根。陽射しは強いのですが、日陰に入れば風は爽やか。
前半はドライバーはいまいちなものの、アプローチがなかなか良くて、自己ベストが出そうなほどでしたが、グリーンがとても難しく、結局終わってみれば、平凡なスコアに・・・。そして後半は崩れて、結局いつも通りのスコアでホールアウトしました。
しかし、年齢関係なく楽しめるゴルフっていいスポーツですよね。もう少し気軽に行けるとなおいいのだけれど。

この日の宿は、伊豆天城のあせび野という谷川沿いに建てられた旅館をとりました。イメージは昔観月ありさが出ていたVISAのCM。
私がよくお邪魔しているhealing tripさんのブログを参考にさせていただきました。

こちらの旅館は最近人気の旅館やホテルを数多く手がけている石井建築事務所の作品。
のんびりGOLFをしていたので、旅館に着いたのは18時ぎりぎりになってしまいました。


あせび野に夕飯に続く・・・。

伊豆箱根旅行記(1)

2008-08-21 00:31:40 | Weblog
夏休みの第2弾は、両親、姉家族、僕ら夫婦で伊豆箱根に行ってきました。
昨年生まれた甥っ子も早8ヶ月。体重もしっかり増えたくましく成長。
ひとまず、神奈川の実家に集合し、二宮にあるSAGARというインドカレーのお店でランチをとることにしました。

お店は高台に建っていて、目の前は西湘バイパスが走り、眼下には湘南の海が広がります。立地はほんと最高です。
ちょっと暑かったのでテラス席は断念しましたが、秋になればとても居心地が良さそうです。
お食事はというとナンはもちもちで、カレーもほどよく辛さの効いた本場のカレーを堪能しました。ちょっとチャイが薄かったのが残念。

その後、本日の宿である箱根強羅駅前の雪月花にむかいました。ここはじゃらんで常に高い人気を得ている宿の1つで、2月に泊まったきらの里と同じ会社の旅館です。きらの里の評価が高かったため、ちょっと期待しすぎた面もありますが、すべてにおいて無難といった感じでした。
宿に着いたのがまだ早かったので、すぐそばにある強羅公園へ散歩に出掛けました。

ここでは陶芸やガラス細工の体験工房があり、小学生くらいの子達で賑わっていました。
 ぶらぶら散歩したとは宿に戻って、温泉巡り♪ 風呂上がりのヤクルトも健在で、やっぱりうれしくなっちゃうんですよね。

食後の夜鳴きそばのサービスもまたおいしくいただき、1日目は終了したのでした。

  つづく・・・

長岡大花火

2008-08-20 23:54:14 | Weblog
8月3日に長岡の花火を見てきました。日本有数の花火ですので、期待大!
値段と時間と混雑を避ける目的で、長岡の1つ手前の浦佐駅まで車でGO!
そして浦佐から1駅新幹線を使って、無事長岡に到着しました。
打ち上げ場所まで駅から徒歩20分ほどですが、ものすごい人だかりで、それでも何とか信濃川沿いの打ち上げスポットに到着。
大震災の復興を願ったフェニックスという花火が終盤の1つの目玉になっているようで、1500円のフェニックス席を途中で買っておきました。花火代と復興への寄付が含まれているようです。
ここがまたいい席で、川の対岸からバンバン花火が上がります。

ひとつひとつがとても大きくて、見所満載!
これでもか、これでもかというくらい大きな花火が上がっていました。
フェニックスは川の上流から下流にかけて同時に数カ所から花火が上がり、大きさ数ともにものすごい規模でした。

信濃川にかかるナイアガラもあり、最後の締めもものすごい爆音と共にひたすら打ち上げられる花火は圧巻でした。
新幹線の時間もあったので、ここで会場を後にしてしまいましたが、後で知ったのですが、このあとペンライトやら携帯を振って花火師さんにお礼をするそうです。
幸い、予定していた新幹線にも無事に乗れ、帰りの車も渋滞知らずで、初めての長岡花火でしたが、スムーズに楽しむことが出来ました。
それにしても露天が少なかったのが少し意外でした。。。

信州旅行(4) 浄月庵

2008-07-20 22:59:42 | Weblog
信州旅行最終日は、奥嬬恋温泉を後にして、鬼押し出しハイウェーを南下して、軽井沢へ向かいました。
軽井沢タリアセンという塩沢湖畔に作られた庭園をのんびり散策して、可愛らしい恋人たちをモチーフにした絵が並ぶペイエ美術館を見学して、楽しみにしていた隠れ家的なカフェに向かいました。ここは昔、作家有島武郎の別荘だったそうです。

店内に入ってみると奥のテラスは木々に囲まれ、涼しい風が心地良く、アイスカフェオレを片手にしばし、読書に耽りました。



昼頃には軽井沢を後にして、7月11日に高崎駅前に出来たというヤマダ電機の都市型店舗LABI1によりましたが、オープニングというのに全然池袋のヤマダ電機の方が安く、少しぶらっと歩いて家路についたのでした。  おしまい。

信州旅行記(3)  旅邸 『花いち』

2008-07-17 14:50:17 | Weblog
午前中、10時からラグビーの試合でしたので、無理言ってペンションの方に朝食を昼食に変更していただききました。朝、食べれなかった焼きたてパンをごちそうになりました。



メロンパンがとにかくもちもちしていてとてもおいしくいただきました。
ここの焼きたてパンは絶品です。小布施のSAでも売っているというラスクをおみやげに買って、ペンションをあとにしました。
昼食後は菅平から少し足を伸ばして小布施へ向かいました。
まずは食後の珈琲を小布施堂で一杯。

小布施堂の庭園です。とても癒されました。
その後、栗ソフトを食べながら、小布施の町を散策し、今回の旅行で一番楽しみにしていた奥嬬恋温泉にある旅館『花いち』へ向かいました。

部屋付露天は掛け流しで、広々した和室とベッドルームのある素敵なお部屋でした。


夕食も地産地消でお味もボリュームもすばらしく、おいしくいただきました。
なかでもやはりお肉好きの私としては上州牛のステーキが最高でした。

信州旅行記(2) 焼きたてパンの宿

2008-07-17 11:47:16 | Weblog
ヴィラデストをあとにして次に向かったのが海野宿。
いわゆる昔の宿場町の風情を残した時代劇に出てきそうな町並みです。
ぶらぶらと散策しながら、途中の雑貨屋さんの片隅に喫茶スペースがあり、
冷やしあめなるものがあったのでさっそくいただきました。

みずあめや蜂蜜をのばしてジンジャーをきかせたような飲み物でした。
滋養強壮、体には良さそう。

その後、暑さにバテ気味だったので早々に今日の宿に向かいました。
じゃらんで予約したのですが、料理のおいしい宿部門で常に上位にいるペンションで、おいしい食事と涼しさを求めて宿へ向かいました。

到着するとまだ16時前。広い庭というかグランドがあったので、明日のラグビーの試合に備えて軽くランニング。しかし、ここ最近、とても忙しく、体のだるさ、重さはいかんともしがたく、疲れはピーク。。

それでも、一汗かいて檜のお風呂でさっぱりすれば、高原の風に心は癒されます。
夕飯は、期待通りのおいしい料理達が机に並びました。
なかでも信州サーモンのスモークは絶品でした。


そして食休みもならぬまま、眠りについたのでした。  続く…

信州旅行記(1) ヴィラデストワイナリー

2008-07-15 18:10:27 | Weblog
今年は夏休みを分割して、4連休を7,8,9月にそれぞれ1回ずつとることにしました。
第1弾は信州へ2泊3日で出かけてきました。
毎年この時期に菅平へラグビーの試合に出かけるのですが、いつも直行直帰なので、今年は前日からのんびり寄り道をしながら向かいました。
まずは、群馬県の下仁田インターで高速を降りて、山道を長野県の佐久まで通ることに・・・。
途中、不通(とおらず)渓谷という看板を発見。名前に惹かれてついつい寄り道。

なかなかの谷深い涼しげな渓谷でした。水遊びとか岩から飛び込んだりしたら気持ちよさそう。橋からはさすがに危険!
その後、神津牧場に寄って休憩をかねて牧場カフェオレとソフトクリームを堪能。
そして、初日の1番の楽しみ、姉夫婦お薦めの東部湯の丸インターの近くにある、玉村豊男さんという芸術家が経営しているヴィラデストワイナリーで昼食をとることにしました。

ラベンダーを始め、各種花々が美しき咲き誇り、小高い丘から望む景色は絶景でありました。
昼食は、夜に備え、軽めのランチプレートにしましたが、これが超粗挽きの絶品ソーセージ。洞爺湖サミットにも愛飲されたという白ワイン片手に至福の時を過ごしました。


その後、ワイナリーの近くにある海野宿へ向かいました。 つづく・・・。

大学病院の役割とは?

2008-07-03 00:08:13 | Weblog
昨今騒がれている小児科医の問題。月9でキムタク総理にまで取り上げてもらって、話題としては浸透し尽くした感があります。

病院勤務の小児科医はここ2年間はほとんど横ばいで、全国で7700人くらいだそうです。しかし、その分布には大きな偏りがあり、東京、横浜などの大都市に人材は集中します。一方、地方は都心に人材を奪われ、不足が深刻です。

特に大学病院は2年間で3%小児科医が減少しているそうで、特に問題となっています。これは、臨床研修(卒後2年間の義務研修)を民間や公立の総合病院(しかも大都市の)で行った研修医が大学の医局に入らず、研修した病院にそのままいつくことも多いからです。

私の大学も年々人は減るばかりで、仕事は忙しくなるばかりです。県内からの最重症患者を受ける最後の砦として、いつまでそのクオリティを維持できるのかも疑問です(ことわっておきますが、必ずしも大学にいいお医者がいるわけではありません。民間病院の部長クラスの先生の方がよっぽど臨床能力が高いことが多いです(彼らが一昔前の大学病院を支えていたわけですから)。大学病院の売りは設備とマンパワーです(でした?)。しかしそれも崩れつつあります。)。本来、教育、臨床(治療)、研究を目的とする大学病院ですが、研究はおろか学生教育にも手が回らなくなっていきそうです。

命に関わるような病気(小児がんや心臓の病気、神経の病気など)をもったこどもが身近にいる方はそう多くないと思いますが、大学に勤務していると毎日そんなこども達と接しているので、彼らの手助けをするお医者が少しでも増えてくれることを望んでやみません。みんなで病院勤務医を大切にして疲れて開業に走るお医者を少しでも減らしていただきたいものです。

関西の柏原病院というところでは小児科が閉鎖の危機にあったときに、地域で柏原病院の小児科を守る会というものが出来たそうです。
一度減ってしまうと増やすのには時間がかかります。読んでくださった方だけでもご協力いただけたらと思います。

個別疾患シリーズ(7) 急性胃腸炎

2008-06-26 16:51:44 | Weblog
小児科当直をしていると発熱と並んでよく診るのが腹痛と嘔吐。お医者になりたての頃は、お腹の病気を診るのはあまり好きではありませんでした。やっぱりちょっと難しいんですね。喘息や肺炎などの呼吸器疾患に比べると。。

腹痛で圧倒的に多いのは便秘と胃腸炎です。
便秘はわりと持続して痛みが続くことと、当たり前ですが下痢ではない、普段から便が堅めで繰り返すことが多いので、お話だけである程度診断は容易です。ただし、便秘の子が胃腸炎にかかるとおなかは下痢便を出したいのに硬い便が栓になってなかなか下痢便を出せず、痛みが続くことがけっこうあります。

また、腹痛に下痢が加わっていれば、まず胃腸炎(嘔吐下痢症)でいいでしょう。
胃腸炎では熱が出ない(出ることもけっこうあるのですが)で、腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とすることが多いです。
たいていの場合、半日から1日嘔吐が続いて、その後数日から1週間程度下痢が続きます。

この2つが否定的な場合、我々は悩みます。原因不明でしばらくすると良くなってしまうこともありますよね(お腹が冷えたとか横っ腹が痛い(これは脾臓の血流が一時的に悪くなっている))。こどものお腹の病気でやっかいなものというと、虫垂炎(盲腸の炎症)、腸重積、腸捻転(腸管がねじれて閉塞してしまう)などがあります。

虫垂炎は小児では比較的まれで、小学校高学年以降に多いですが、たまに5,6才でも起こることがあります。そして小さい子ほど炎症の広がりが早く、盲腸が破れ腹膜炎を起こすのでやっかいです。

たいてい、腹痛が続くのは2時間程度です。半日、1日と腹痛が持続するのはやはり異常なので、受診した方がいいと思います。

私の腹痛の思い出で一番印象に残っているのは、生後2週間の赤ちゃんが39℃の発熱に苦しそうに呼吸しながら救急外来にやってきました。聞けば昼間も別の病院を受診したのに様子を見るように言われたようで。。。まあ、その時にはこれほど悪くはなかったのでしょうけれど。みると下半身は紫色に変色し、腹部はパンパン。最初は呼吸障害かなと思いましたが、レントゲンを撮ってみると小腸が破れて、腸液がお腹の中に漏れ出して腹膜炎を起こしていることがわかりました。そこから血液にばい菌が入り、敗血症を起こしショック状態となり、下半身が変色していたのです。幸い、その子は小児外科のある病院に転院し、緊急オペにて一命を取り留めました。しばらくして、後遺症もなく元気な姿を見せに来てくれたときにはとてもうれしかったです。