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ぷりちー探検隊

ゆる~い感じで書いていきます。

『クライマーズ・ハイ』

2008-07-16 | 映画
この映画、日航機の墜落事故を扱ってはいるんですけど、事故についての詳しい描写はありません。
(でもほんのちょっとだけ出てくる事故の様子(記者のレポ、遺書など)が衝撃的で、聞くだけで涙がぽろぽろ落ちました)
地元の新聞社がこの事故をどんなふうに取材したのか、記事を書いたのか、その記事を掲載したか。そんなことが描かれた映画です。
普通に新聞を読んでるだけじゃ分からないけど、ひとつの紙面を作るのにもいろんなことがあるんですね~。
他社との取材合戦、スクープの奪い合い、社内での勢力争い、意見の対立、メンツとかもね。
どの記事をトップにするかだけでもあーだこーだしがらみがあって、記者さんが本当に伝えたいことがぼやけてしまったり。社長の意向と違うからといって記事が変更になったり。(映画の中ではね)
こういう世界は、私なんかとは全く縁のない世界なんですごく興味深かったです。
この映画は実話では無いらしいですが、きっと同じようなことが私の読んでる新聞にもあるんでしょうね。
新聞に書いてあることって(TVのニュースで言ってることもそうですけど)、つい全部本当のことだと思って信じてしまいがちですけど、じつはあやふやなことも多いんだろうなって思います。
これからは見方をちょっと変えて、「書けないこともあるんだろ?」とか疑ってみることも必要ですかね。

え~、登山のシーンがあるんですがね。(登山することがすごく重要なことなんですよ)
私、高いところキライなんで見ててくらくらするんですよ。
登山する人って、なんであんな危険な場所に行きたがるのかワケが分からない。
しかも簡単なところを登ってくんじゃなくて、わざわざ難しいトコを選んで登るのね、あれ。
まったくワケワカメ~ですわ。

いい役者さんがいっぱい出てたな~。
堤さんはもちろん、堺雅人さん、山崎務さん、でんでんさん。
遠藤憲一さんなんてもうっ、憎たらしいやらカッコいいやら♪
名前を知らない役者さんも皆さん素晴らしい演技でした。


「君の瞳に恋してる」

2008-07-15 | 映画
中居さんのライオネル・リチヒロは、シノブ(しじゅうろくさい)と同じくらいハマってると思いました。
もんたさんの歌は、スマさんにはまったくハマらないと思いました。夫は喜んで一緒に歌ってましたが…

UZさんがカバーした「君の瞳に恋してる」という曲には少々思い入れがあります。
私の大好きな俳優、クリストファー・ウォーケン様を見初めた映画、『ディア・ハンター』の挿入歌でした。
アメリカの炭鉱町に住むポーランドからの移民の若者(二世か三世)がパーティーで歌って踊るんです、この曲で。みんなで肩抱き合って、楽しそうにドンチャン騒ぎ。
このシーンは映画の冒頭のほうで流れるんですが、ドキュメンタリーを撮ってるみたいな映像で、しかもすごく長くて、元気で幸せそうな若者たちを印象的に描いてます。
その後、この若者たちはベトナムへ行って悲惨な体験をするんですが…
この曲を聴くと映画のシーンが思い出されます。
若くて美しいウォーケン様とメリル・ストリープ。そしてデ・ニーロの演技。
「君の瞳に恋してる」と言うことのできなかったデ・ニーロの、感情を抑えた演技の素晴らしかったこと!


『アフタースクール』

2008-06-18 | 映画
「ちょっとボク、トイレ行ってくる」

あのね、昨日生徒さんに、「剛くんってね、自由な人なんですよ~。収録中に突然『トイレ行ってきます!』とか言っちゃう人なんですよ~」って言ったばっかりだったの。
そしたら偶然昨夜のアレだったんで、なんか可笑しくってね。

予知か? とうとうワシに予知能力が?




ハナシ変わって、
洋ちゃんの『アフタースクール』観てきました。

ストーリーは全く予知できないくらいのどんでん返しなんだけど、ちっとも腹が立たない。気持ちの良い騙されっぷり。
サスペンスっぽい始まりで、途中ちょっと怖い話かも?と思わせつつ、最後はほのぼの~。
洋ちゃん、堺雅人さん、佐々木蔵之助さん。3人の役者さんのキャラクターを上手く使った作品。

でした。(こんだけ?)
なにせほら、騙されるために観る映画だから、詳しいことは書けないし。
洋ちゃん主演ってだけで嬉しいし。
たぶん、これ観た人のほとんどは好感持てるような良い作り方をしていると思います。
観て損はありません。

もじゃ洋ちゃん、可愛いよ~


『ミスト』

2008-05-22 | 映画
ラストの、「原作には無い付け足し部分」を除けば、ほぼ原作に忠実に作っているように思いました。
その問題の「付け足し」もですね、スティーヴン・キングの許可を貰っているというだけあって、あまり違和感はありませんでしたよ。
確かに残酷で救いようの無いラストですけど、もともとキングってそういうのを書く人ですから。
『グリーン・マイル』だって、映画のラストはソフトに仕上がってますが、原作は残酷なもんです。
テーマ曲が超有名な『スタンド・バイ・ミー』は、子供の死体を子供が捜しに行くっていう気味の悪い話だし。
マニアックすぎて一般の人は引いてしまうであろう『ゴールデン・ボーイ』(よく映画化したもんだ)もびっくりするぐらいソフトになってた!
キング原作以外でも、ちょっと前に観た『アイ・アム・レジェンド』(作者忘れた)も『サウンド・オブ・サンダー』(ブラッドベリ)もそうでしたが、原作を色々に変化させて映画化されてます。
原作そのままを映像化しても良い(お客さんが入る?)映画にはなりませんから、それは当然ですよね。
(ちなみに、私『黄泉…』の原作は読んでないんですが、そうとう違ってるらしいじゃないですか)
この『ミスト』のラスト10分(くらいか?)の付け足しなんて、まったく問題ナッシングですね。
吾郎さんのように、「救いようのないラストで必要無かったんじゃない?」って思う方もいらっしゃるでしょうが、私は楽しめました。あって良かった。
ただ、途中でエイリアンもどきなシーンがあったのがちょっと残念。

キング原作の映画って山ほどあるけど、作品として評価の高かった『シャイニング』(私も大好き)は、キング自身はものすごく出来上がりに不満で、後でもっと原作に忠実なものをTVドラマとして作り直したのよね。
でもこのドラマ、あんまり面白くなかった


徳さん

2008-05-07 | 映画
いやぁ~、クサナギツヨシって、ハンッパないですよ!
もう何年も前から天才なのは知ってましたけど、今日はね、
「こんなとこまで来ちまったのかクサナギツヨシ!」って思いましたよ。

『山…』は想像以上の出来でした。
映像が美しい!
風景、温泉場の建物、人物、すべてに「美しさ」に対するこだわりが見てとれました。
その中で、徳市もまた美しい。
画面の中のパーツとしても、映像の中で生きている人間としても、その存在感に圧倒されました。

オリジナルよりも30分ほど時間が長いのでどこにその違いがあるんだろうと観てましたが、ほんの少し、短い時間ですがオリジナルには無かったシーンがあったような気がしました。
あとは、ひとつひとつのシーンをオリジナルよりもじっくり丁寧に作ってて、それで時間が長くなったのかな?

ほんとにどのシーンも綺麗に撮ってあったなー。
山のみどり、川の流れ、滝。
旅館の部屋。
障子や床や階段、置いてある小物。
どれもこれも、監督さんの美意識っていうか、愛着みたいなものが感じられるのね。
どれもこれも必要なもの。

いやぁ、でもなんたってクサナギさんですね。
その表情、動き、あの愛らしくて深みのある声!
わたし、泣きたくなるくらいこの役者さんが好きですわ。

支離滅裂でゴメンね~