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ぷりちー探検隊

ゆる~い感じで書いていきます。

『容疑者Xの献身』

2008-10-23 | 映画
原作読んでないし、ドラマも慎吾くんが出演したの以外は観たことなくて。
堤さんが出演してること以外には興味は無かったんです。
でも吾郎さんが面白いってんならきっと何かいいところがあるんだろーなと思ったら、
とっても良い映画でした!
堤さんの演技は想像以上だし、ストーリーが好き!
トリックが物足りないよっていう方もいらっしゃるかもしれませんが、私にも理解できるってことは難解すぎて敬遠されることも無いってことです。
いや、トリックなんてその程度で良いんですよ。
だってこれラブストーリーだもん。
堤さん演じる石神っていう冴えない高校教師(だけど天才)の切なくて悲しい恋のお話。
ま、冴えないっていうわりにはイイ男なんですけど。それは仕方ない…
堤さんだから良かったのよねー、これ。
原作の石神は太っててけっこうなブサイクちゃんらしいけど、それじゃなかなか映画観ようって気にはなりませんもんね。
堤さんの石神は魅力的なんですよ。
もちろん内気でダサイ感じはよく出てるし、こんな人が隣に住んでたらちょっと警戒するかもしれないけど、その純粋な恋心に思わず大きな猫背をナデナデしたくなるくらい可愛いの。
つつみん石神の、好きな人を想う愛情の深さに泣けました。
ぶっちゃけて言うと、これはもう堤さんが主演!
今年の映画賞にからんでくるんじゃないでしょうかね。主演で…
あー、良い作品だったなー。
期待してなかったから余計にそう思ったのかな。



『おくりびと』

2008-10-09 | 映画
どっかの映画祭で賞を取ってますが、それよりも前に試写会で観た友人の強力なプッシュがあって観てきました。
内容は予告を見て想像できるとおりの作品。その想像どおりの良い作品でした。やっぱり泣けますね。
上映中にティッシュ1個使い切りましたよ。
モックンって綺麗に泣くのね。つつつ~って綺麗に涙を流すの。
「うちの名優さんなら涙より先に鼻水ビローンって垂らしてるとこだよな~」なんて余計なことを考えてしまいました。

舞台が山形って設定だったんで、北国の風景も奇麗でね。
吹雪の中を車で走るとこなんて懐かしくって。
ああいうとこ、よく走ってたのよ。
周りが真白になって視界の悪い中、軽でちんたら走ってると後ろの車にバンバン追い越されてたっていう懐かしい思い出…
あと、レトロな建物が素敵でなかなか興味深かったです。
ああいうデザインのドアや窓の家に住んでみたい♪

この映画、食べるシーンが多いです。
死んだ人もたくさん出ますが、食べ物もたくさん出てきます。
そういえば、お通夜の席なんかでは死んだ人の横で平気で飲んだり食べたりしますよね。
来てくれた人にお酒も出すしね。
あれってけっこう不思議な光景かも?
まあね、生きてる人間は食べなくちゃいけないんだけどね。
劇中にも「生きてるものはみんな命を食べる」みたいなセリフがあります。
食べる=生きることと死ということを、同等に大事なことだよって言いたかったのかな、この映画。

主演の本木さんはもちろんですが、
社長さん役の山崎努さんが味のある演技をしてて、とっても良かったです。


20th Century Boys

2008-09-17 | 映画
CD、ビシ~っと予約してきました。
もうすでにたくさんの予約が入ってるらしくて、「スマップの…」って言ったらすぐに分かってくれました。
あの長ったらしいアルバムタイトルを聞かれたらどうしようかと思った
すーぱー、もだーん、あーてぃ…もういいや

『20世紀少年』、観てきましたよ。
原作を読んでないと解りにくいって吾郎さんが言ってたけど、そのとおりですね。
私は10巻まで読んでたんで、今回観た第一章はちゃんと理解できました。ほぼ原作どおりの作り方だったので。
初めての人は解りづらいと思うなー。展開も早いし。
そ、展開は早いです。
ここはもっとたっぷりと時間をかけて!って思ったところが何か所かありました。
そうしたらもっと深く人間関係とか不気味さとか描けたのにな、って。
あのー、映画化した意味がね、あんまり無い…かも…
マンガが映像になって、人間が演じてるっていうのは嬉しいんですが、なんだか、読んだマンガを復習してるような気がしますね。
きっと第三章まで映画は観ると思うんですが、それは原作が面白いからであって、映画が素晴らしいから、とは言えないかも?
あ、でもまだ一つしか観てないからね。全部観たらまた違う感想になるかもしれない。

T・Rexのレコード(CDじゃないのよ)ジャケットが映ったときは懐かしかった~。
あれ中学のときに買ったのよ、あの曲が大好きで。
マーク・ボランのオネェっぽい声が気持ち良いのよね~

あと、トヨエツ最強です。


『崖の上のポニョ』

2008-09-03 | 映画
夏休み終わりのレディースデイなのでやっとこさ行って来ました。
あんまストーリーが分んなかったです
でもとっても気持ちのいい映画。
波に乗って走るポニョの可愛いこと!
手描きに拘る監督さんの気持ちがなんとなく分かりました。
CGじゃあの暖かさは出ないと思いますよ。
バックの風景はパステル画みたいで、人物は簡略化されててムダな装飾が一切ない。
シンプルでスピード感があって可愛い「好き」がいっぱい。
好き、好き、好き…パワーのミナモトは「好き」ですね。
あぁでもストーリーが…
ん~深読みしないほうが良いのかな?

映画を観ながら「これ、お昼ごはんにしよ」と思った。



何年ぶりかなー? チ○ンラーメン。
記憶にないくらい久しぶりに食べました。
実際に食べてみると、そんなには美味しくないの
でも映画の中で見たときは美味しそうに見えたのよ~。
宮崎作品の中に出てくる食べ物はどれも美味しそうに見えますからねー。(『ナウシカ』のクコの実でさえ)
『ラピュタ』観たあとは必ずトーストに目玉焼き乗っけて食べます。



『ハプニング』

2008-07-31 | 映画
映画館は夏休みのお子様、お母様たちでいっぱいでした。
チケット買うのに15分くらいかかったかな? 早めに出かけて正解でした。

M・ナイト・シャマラン監督、ですね~。
シャマラン監督の作品はずっと観てきてますが、今回ほどオチの無い作品は初めて。
『シックス・センス』も『ヴィレッジ』も、(だいたいの想像はつくものの)ちゃんとしたオチがありましたが、今回は無い。まったく無い!
TVのCMをご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、あの、道を歩いてるたくさんの人が「時間よ止まれ!」な状態になってたり、工事中のビルの屋上からバラバラ人が落ちてくるところとか、ショッキングな映像が流れてます。
この作品の中身はほぼアレです。
原因不明の自殺病でどんどん人が死んでくっていう、ただそれだけ。
死なないように逃げる人たち。でも病がどんどん追ってくる。
バタバタと人が死んでいく。
ちょっとグロいパニック映画って感じです。
こうやって書くとぜんぜん面白くないみたいでしょ?
でも違うんですよ~。私は楽しめたんですよ。
シャマラン監督の作品を観るときって、最初っから「気楽に楽しもう♪」って臨まないとダメなんです。
真面目に真剣に観ちゃいけない作品なんですもん。
「先が読めるじゃん!」、「オチが無いじゃん!」、「理由づけがメチャクチャじゃん!」は禁句です。
ただただ楽しむ。
驚いて、笑って、「んなアホな~♪」って苦笑する。
ありえない設定も、展開も、全部許してしまえる。
こういう娯楽に徹した作品って私大好きなんです。