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ぷりちー探検隊

ゆる~い感じで書いていきます。

『ウォーリー』

2009-01-15 | 映画
クサナギ画伯の描いた絵があまりにショッキングでしたので、本物はどんなんかな~っと観てきました。

本物のウォーリーくんはとっても可愛らしいキャラクターでした。
キャタピラはちゃんと前進できます。恐ろしい人面も付いてません(笑)
古くて錆びだらけのボディーですが実によく働きます。
臆病で心優しいこのウォーリーくんとツンデレロボットイヴちゃんの恋愛冒険活劇。

このロボットたちのキャラクターの可愛らしさだけで充分面白い作品ですね。
ストーリーは分かりやすくてもちろん大人も子供も楽しめる。
画面はきれいだし迫力もあるし。

でもな~んか足りない。
あまりにまっとう過ぎて。
宇宙に飛び立ってから700年後の人間の姿の描き方とか、ありがちでつまらないかな~。
絶対にハッピーエンドになるって分かってるから、どんなに危機的な状況になっても安心して観ちゃうのもいけないのかな。
そ、ほのぼのはできるけどドキドキが足りない。
冒険活劇なのにドキドキできない。
これは恋愛ものとして観たほうが面白いですね。

イヴちゃんと手をつなぎたくておずおずと手を差し出すウォーリーくんがケナゲ(涙)
不器用な感じがいいです。
冷たくて不器用そうな金属の手が柔らかそうに見えるのね。
ラストでやっとイヴちゃんと手をつなげたときはやっぱりウルッときたりしてね。

誰でも楽しめる良い映画だけど、私はもうちょっとヒネリが欲しかったので★三つの【普通】ってことで。


『K-20』

2009-01-07 | 映画
あの『三丁目の夕日』のスタッフが作った。
そして、あの『BALLAD』を現在制作中のスタッフが作った作品、ということで観てきました。

いくつかの映画評で「思ったより良かった」的なことを読みましたが、ほんとにそう。
第二次世界大戦が無かった架空の日本というトンデモな設定はともかく、ストーリーもいろいろとツっ込みどころが満載なんですが、そんなの気にならないくらいの勢いがありました。
主演の金城武さんがレトロな街をピョンピョン駆け抜けたり、ワイヤーを使ってビルに飛び乗ったりするアクションシーンが楽しくて、松たか子さん演じるお姫様がちょっとコミカルでチャーミング。
ホロリするシーンやどんでん返しがあったり、盛りだくさんのこういう娯楽に徹した作り方は好きです。
あ、銃撃戦も派手でした。あれは軍隊なのかな? ドンパチはけっこう激しかったです。
小林少年(美少年♪)と少年探偵団(一瞬)も出てきますよー。どちらもカンジ悪~ですけど(笑)
美術さんが良いですねー。
街並みは上海でのロケもあったから当然ですけど、建物も室内も異国の街並みのようで、それでいて懐かしくて(三丁目よりもう少し昔の感じ)、あったかもしれない架空の日本、架空の帝都が上手く表現されてたと思います。
その帝都の空を飛行船が飛んだりヘリが飛んだり、ちょっと宮崎アニメっぽい世界。
宮崎アニメがお好きな人ならあの世界は楽しめますね。
ただ、理不尽な格差社会という設定で、多少残酷と思えるシーンも描いてるわりにはその解決の仕方がユルいというか、真剣さが足りなかったような?

怪人二十面相の正体、なんですが、ちっとも意外な人じゃな~い!!
けどラストの対決シーンがとても良かったので許す。

役者さんの中では、松さん國村隼さんがさすがの演技力。と私のお気に入りの子役ちゃん今井悠貴くんが良かったです。
金城さんも可愛らしい笑顔なんかはすごく良かったんですけどねー、日本語がねー。

この監督さん、佐藤嗣麻子さん。
たしか萩尾さんの『ポー』に触発されて吸血鬼の映画撮った方ですよね。
ドラマの脚本もいくつか書いてるはずなんですけど、いま思い出せない(汗)
この方は、この先何かやってくれそうですね。(何かって何だ?って聞かれてもはっきり「何」って言えないけど)

★は三つ半で。


ハズレ

2008-12-11 | 映画
『ブラインドネス』を観てきたんですが、なんか気持ち悪くなっちゃって。
家に帰ってきてからこたつで爆睡。
目が覚めて気がついた。
「うぉっ、徳さん引き取りに行くの忘れてた~!」
まいいや、明日の朝お迎えしよ。

映画観て気持ち悪くなったのは、内容のせいなのか、それとも風邪ひいたかな?
賛否が分かれる作品っていうのは当たりの可能性も大きいってことで期待してたんです。
でも『ブラインドネス』は私には外れでした。
突然失明してしまう病気が世界中にまん延して、感染を防ぐために隔離された人々が閉鎖された空間でどんなことになってくんだ?っていうストーリー。なんですが…
こういうありえない設定っていうのは私はぜんぜんオッケーなんです。
どんな突拍子のないことが起こってもいいんですけど、そこでの人間の行動がありえない行動だともうリアリティも何もあったもんじゃない。
同じような設定で『ミスト』ってのがありましたけど、あれはよくできてました。
「こういうことする人間もいるだろうな」って納得できたんです。
でもこれはナイ。
いくらパニックに陥った状況だったとしても、あんなことにはならないでしょう。極端すぎますよ。
この映画作った人は、これで「面白い」って思ったんだろうか。
これ作って、観た人が「面白かった」って言うと思ったんだろうか。

「面白くない」なんて思いながら映画作る人なんていないよね。
作った人たちは面白いものを作ろうとして努力したはずなんだよね。
でも外れてしまうこともあるんだな。

★ひとつ半。


『私は貝になりたい』

2008-11-26 | 映画
nobpinさんと一緒に観てきました。(nobpinさんとは同じ沿線なの♪)

公開最初のレディスデーなのでもっと混んでるかと思ったけど、そうでも無かったかな?
でもいろんな年代のお客さんが来てました。

誰でも知ってる有名なお話だから結末は分かってるんですが、やっぱり最後は泣けちゃうね。
演じてるのが中居さんだからってのもあるんでしょうけど、観てて辛かったですね。
優しくて働き者のいい父ちゃんにたっぷり感情移入してましたから。
豊松さんって可愛いダンナさんだなー。

昔、『東京裁判』っていう映画を観たことがあって、A級戦犯の裁判のことは少しだけ知ってたんですけど、B、C級戦犯の中にも死刑になってた人がいたなんて知りませんでした。
戦争でお互いに殺しあってて、それをあとで裁判してどっちが良いとか悪いとか勝ったほうの都合で決まるなんてね。バカバカしい話です。

「お芝居が苦手」だなんて仰ってた中居さんですけど、たぶん「嫌い」ではないんですよね。
でなきゃあんなに懸命に演じてるワケがない。
求められるものも大きいんでしょうが、それにしっかり応えられる能力を持った人だと思いました。

つよたん…
良い仕事してました。
最初の1コマからドキドキしました。

パンフは買ったほうが良いです。


カイル

2008-11-09 | 映画
昨夜のスマステで懐かしい人を見ました。
カイル・マクラクラン。
先週に続いての海外ドラマ特集、『ツイン・ピークス』に出てた人です。
じつは、『ツイン…』は途中で挫折したの…
頭の中が「?」だらけになって眠くなるのね。あれ、アタシには向かないみたいです。

カイルくんに萌えたのは『ツイン…』よりも前の作品。『砂の惑星』、『ブルー・ベルベット』、『ヒドゥン』。
とくに『ヒドゥン』ね。すごく面白いB級SF作品。
カイルくんは宇宙人(正確にいうと「地球人の体に乗り移った宇宙人」なんだけど)の役で、感情を出さない端正な顔がお人形のように綺麗でした。
その綺麗な宇宙人が慣れない地球の習慣に戸惑う様子がコミカルに描かれていて、カイルくんのなんとも可愛らしいこと♪
映画のストーリー自体もとても面白いんだけど、カイルくんの魅力がこの作品を何倍も面白くしてるんだと思います。
あぁまた観たい。アスピリンと水の入ったコップをじっと見つめるカイル。
20年も前の作品で何度もTV放映されてるけど、最近はさすがに見ませんね。

ああいう面白くてお金のかかってない(大物スターも出ていない)SF映画、もっとあっても良いと思うんだけどなー。
誰か作って。
できればつよたんご出演で

追記 やだー、つよたんも大物スターよね!