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ぷりちー探検隊

ゆる~い感じで書いていきます。

『ターミネーター4』

2009-06-18 | 映画
パンチ、見ましたよ~。
端正な顔が(髪型はともかく)、まばたきしないでじ~っとこっちを見つめてくるから、
「ホレてまうやろ~~~!!」
TV誌は立ち読みだけにしました。
来週たくさん買うことになりそうだから♪



さてタミさんですが、
今回のは、ストーリーは繋がってるものの、今までのとは別物と考えても良さそうです。
前回までの「タミさんと追っかけっこ」的な作り方とはぜんぜん違ってて、まんま戦争ですから。
スケールの大きさも、CGも、爆薬の量も、格段の差があります。かなり騒々しいです。
「審判の日」から後の荒廃した世界で、生き残った人たちがどうやって生きてるのかとか、大量の武器弾薬はどうやって確保してるんだとか、疑問に思うことも多々ありながら、
ただただぼけら~っと観るぶんにはとても楽しい映画でした。
メカ好きにはたまらないであろう(私は違うけど楽しかった)いろんなタイプのロボットたちや美人女戦士がカッコ良いのよ。
話題のCGシュワちゃんも出てくるしね~♪

こういうシリーズものって、作れば作るほどストーリーの繋がりとか設定に不都合が出てきますよね。
特にこれは過去に戻って歴史を変えようとしたりするから、なんだかどんどん複雑になっちゃって、もう全部をパズルみたいにカッチリ嵌めて整理するのは無理。
だいたい、あの「1」で残されたタミちゃんの腕のチップを開発したのは誰なんですか。
あれがあったからスカイネットができたわけで…って考えると、もともと矛盾だらけなんですよね。こういうのをパラドックスっていうんでしょ?
この「4」を作った人も、たぶん観た人に全てを理解してもらおうなんて思ってないんじゃないかな。(って自分が理解できないことはすぐにこう思うことにしている)

出演してる役者さんのことを言うと、主演のジョン・コナー役クリスチャン・ベールはミスキャストっぽいですね。
ごめん、良い役者なんだと思うけどカリスマ性が感じられない。
抵抗軍を率いる伝説の英雄でなきゃいけないんですが、そこまでの魅力がないです。(ホントごめん!)
だいたい、「タミ2」でジョンの少年時代を演じたエドワードくんと全く似てないのが私は不満。(「3」の役者さんよりはちょっとマシだけど…)
もう一人の主演と言ってもいいワケありの戦士、マーカス役のサム・ワーシントンはまだ有名な役者さんではないですが、この人は輝いてました。存在感大。とても印象に残りました。
これからの活躍に期待できる役者さんです。
あと、ジョンの父(になる予定)のカイル役の子、アントン・イェルチン。この子も印象的な目をしていてとても良かった。
驚いたのがヘレナ・ボナム=カーター。出てたのね~。
可愛いけど、年齢不詳でミステリアスで性格悪そうな役がらにぴったり!最高のキャスティングでした。

ウワサでは、「5」と「6」も作られるとか?
そんなに作って大丈夫なんだろうか…
「4」は面白かったけど、もういいんじゃない?

★4つ。


『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』

2009-06-10 | 映画
ウワサに違わぬ暴力、血、奇怪な造形物、虫ちゃんウヨウヨ。
たしかにトップレベルのグロだけど、私はそんなにイヤじゃなかったです。
あれくらい拘り持って描いてるってことは、監督さんには何か理由があるんでしょう。
監督さんの強い信念みたいのが感じられて私はむしろ気持ち良かったくらい。
作品に宗教的な意味を見つけようとしなければ、いろんな感覚を楽しむことのできる娯楽作品なのではないかな。
男たちは美しいし、凄まじい痛みを想像させられるし、禁断のオブジェ(これは『エイリアン4』や『イレイザーヘッド』に通じるものがある)を鑑賞するという楽しみもある。
ストーリーはよくわかんないよ(^_^)
深読みしようとすればいくらでもメッセージは含まれているのかもしれないけど、私みたいな凡人には無理。
もともとフランス映画ってそんなもんだと思うし。いいの。(投げやり)

私はタクヤ兄さんが見たくてこれ観たんだけど、観て良かったよ。
兄さんキレイよ~。想像以上。
「グロいのはちょっと…」って躊躇してるアナタ!
もったいない。観ないと損しますよ!
あの美しい兄さんを見ないでどうするんですか!

兄さん、良い仕事しましたね~。
今まで観た兄さんの出演作品(けっして多くはありませんが)の中で№1でございました。

★は4つ。


映画2本。

2009-05-17 | 映画
もう日にちが経ってしまいましたけど、映画2本観ました。
『ミルク』と『グラン・トリノ』
どちらも良い作品でした



『ミルク』は実在した人物、アメリカ初のゲイを公言していた政治家ハーヴェイ・ミルク氏のお話です。
主演のショーン・ペンがアカデミー主演男優賞を受賞。素晴らしい演技でした。
このミルク氏が、とっても魅力的なんですよね~。ちっともハンサムではないんだけど。
たぶんミルク氏本人がそうだったんだろうけど、頭が良くて、思いやりと行動力があって。友人たちが大好きで。(可愛い男の子も好きだったみたいだけど
立場の弱い人たちの為に大変な思いをして戦った人で、でもちょっと策士な一面や心の弱いところもあって…
という非常に人間くさ~いミルク氏をショーン・ペンが見事に演じてるんですよ。
そのまんま「本人じゃないの?」って思うくらい。
ストーリーは実際にあったことを描いてるものなので、それほど大きな展開はないです。
ドキドキハラハラも、まそんなにないです。
でも観終わったあとに感動がじわじわきます。
だって凄くいい人なんだもん、この人。
たくさんの人に愛されてたんでしょうねー。
結末は悲しくて残念だったけど、このミルク氏が存在してた意味って深いものがありますね~。
ミルク氏の恋人役の男性二人がとってもチャーミングで、これも楽しい見どころ♪
★4つ。


『グラン・トリノ』はクリント・イーストウッド監督、主演作品。
前作『チェンジリング』を観たばかりだったので「もう?」って感じですが、これまた面白かったです。
奥さんを亡くしたばかりの元軍人偏屈じいさんが、隣のアジア系住人と心通わすヒューマンストーリー。
このじいさん、どう見ても差別主義者だし、口は悪いし、銃愛好家みたいだし(あ、吾郎さんもだよね)、
自分を心配してくれる神父さんにまで悪態つくような人で、息子たちからも避けられてる。
見た目はこんな感じなんだけど、じつは、心の奥深~いところに壮絶な悲しみと愛情を持ってる人なんだね。
隣の住民に対しても最初は嫌悪感丸出しだったけど、彼らを理解し親しくなると、今度は彼らの為に敢然と立ち向かうっていう、なんかヒーローじいさんになっちゃうの。
そ、ヒーローよ。
カッコイイんだー。
イーストウッドじいさんはカッコイイ!
人間嫌いで頑固で我儘で、悪態ばっかついてるじいさんなのに、
理不尽な仕打ちを受ける隣人のために怒り、悲しみ、戦うじいさんがカッコイイ!
結末はねー、もう涙ナミダで…
あれ以上はない、素晴らしいラストでした。
★4つ半。(『チェンジリング』と比べるとほんの少しだけ落ちる、かな?)



吾郎さん絶賛の『スラムドッグ$ミリオネア』も観たいんだけど、近所でやってないの。
来週、行けるといいな


映画<お弁当

2009-03-29 | 映画
今回の月イチはあまり興味をそそられる作品がありませんでした。
吾郎さんのランキングは『フロスト×ニクソン』と『ワルキューレ』が逆だった以外は私の予想とぴったり(^_^)

5位 『DRAGONBALL EVOLUTION』 
   「堂々の5位」by吾郎さん。
   慎吾くん、楽しみにしてたんですよね、この映画。
   たしかラジオで「これ絶対に観るでしょっ!」って言ってたよね。
   原作がお好きな方には物足りない…というか残念な作品になってるのかな。

4位 『イエスマン』
   ジム・キャリーって好き嫌いが分かれる役者さんですね。
   すみません、私はイマイチ…
   吾郎さんはご自分のことを「イエスマン」だと思ってるらしいですが、
   慎吾くんは「ノーだよ」と(笑)
   ふふふ、昔のエピソードなんかを聞くと、
   若い頃は間違いなく「ノー」だったんじゃないでしょうかね。
   今はどうなのかなー、相変わらず自己主張は強そうですけど。

3位 『フロスト×ニクソン』
   難しそうなんだよねー
   
2位 『ワルキューレ』
   吾郎さんが好きって言うなら観てもいいかなー。(エラソー)

1位 『花の生涯』
   京劇の映画といえば、もちろん『覇王別姫』。
   レスリー~~~!!
   色っぽかったなー、あのぽってりしたクチビル…
   今度のレオンさんって方も美しいですけど、
   それ以上に美しいチャン・ツィーが共演ですもんね。
   なんか、キャスティング、失敗じゃない?
   吾朗さんのチャン・ツィー顔真似!
   目の動かし方とかソックリで驚きました!

それにしてもあのお花見弁当
美味しそうだったなー♪


『チェンジリング』

2009-02-26 | 映画
これはまあ、想像以上にハードな作品でした。
ハードだからといって残酷さやお涙頂戴をわざとらしく強調しているわけではなくて、おそらくその時、そこで起こっていたであろうことを描いてみせてるんだと思うんですよ。
過度な演出や無駄な尾ひれみたいなものは無いんだと思います。
でもね、信じられないようなこの事件が本当にあったことだと思うと、その怖いこと怖いこと!
怖さのひとつは、自分の息子が行方不明になって5か月後に見つかって帰って来たら別人だった。警察に「別人です」って言ったら強制的に精神病院送り。なんじゃそりゃ~!
もうひとつは…有名な大量殺人事件。その残酷さ、犯人の異常さはこの映画でも描ききれないくらいです。

自分たちを守ってくれると信じていた警察に逆におとしいれられ、異常者にされてしまう恐怖。
どんなに「違う」と言っても彼らに都合の悪いことは全て無視され嘘とされてしまう。
たぶんね、これに近いことって日本でもいっぱいあったんじゃないかな。
いまだに冤罪事件で裁判が続いてる事例もあるんでしょ?(ゴメン、詳しくは知らない)
この映画の中で、警察が仕掛けるついつい陥りそうなワナがいくつか出てきて、じつに参考になりました。(いつか役立つときがあるかもしれない。警察だけじゃなくてね)
「こういうときは何も喋っちゃイケナイのね!」とか、「こういうときはぜったいにサインしちゃイケナイわ!」とか。

アンジー演じる母は強くて賢い母でした。
行方不明の息子を思って憔悴してはいても、捜し出すためには毅然と立ち上がる。決して希望を失わない。
悲しみを堪えて戦う母を演じるアンジーはさすが素晴らしい演技でした。
やせ細った肩が母の悲しみを、あのぶ厚い唇に塗られた真っ赤な口紅が彼女の意思の強さを印象的に表してました。
いい女優さんです。

当時のロサンゼルス警察の腐敗ぶりにはイライラもするし当然怒りも感じましたけど、その一方、母の言葉を信じて一緒に戦ってくれる人たちもいて、観ていて安心感というか希望(作品のキーワードです)も持てる内容でした。

さて、★ですが、実話なんでねー、難しいですね。
でも私は「好き!」って思ったんで、五つにします。
ぜひご覧ください。
イーストウッド監督恐るべしです。