
大きくふっくらと咲くチューリップを見ると
おやゆび姫のことを思い出す私ですが
一昨日の記事に書いてから気になっていたのが
「おやゆび姫」のあらすじをよく思い出せないことです
小さな小さなかわいい女の子がお花の中にいました
この部分が幼心に印象的だったことと
胡桃の殻を半分にしたものをベッドにして
薔薇の花びらをふとんにして...のあたりで
ぐぐっと想像の世界が盛り上がったことは
はっきりと覚えていますが...
あぁ気になる気になる...そう思って
青空文庫で探してみました
すぐに見つかったので、ダウンロードして読んでみました
なるほど、そうだったっけ...うん、そうだったわ
忘却の彼方から物語が帰ってきてくれました
なるほど、と思ったあと
もうひとつ思い出したことがありました
昨年の春頃に、アンデルセンをテーマにした
Googleスペシャルロゴを見たような...
早速こちらも探してみました

見つかりましたよ

「ハンス クリスチャン アンデルセン生誕 205周年」を記念して
アンデルセンの誕生日の4月2日に登場していました
おやゆび姫のお話を5つのロゴに表現しています
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おやゆび姫は楽しく暮らしていたのに
ひきがえるにさらわれたことからつらい旅が始まり
優しい野ねずみに助けられて安心したのもつかの間
もぐらにプロポーズされて悩みます
怪我をして凍えていたつばめを助けて
つばめは恩返しにと、おやゆび姫を南の国に
連れて行ってくれます
南の国で美しく咲く花の中に住む花の妖精の王子様と出会い
結婚のお祝いに妖精たちと同じ純白の翼を背中に付けてもらいました
つばめはお祝いの歌で、おやゆび姫を祝福
デンマークに帰って童話作家の窓辺で
おやゆび姫が幸せに暮らしてうれしい気持ちと
本当は自分が一緒に暮らしたかったさびしい気持ちで
おやゆび姫が生まれてから幸せになるまでの物語を
歌にして聞かせてくれました...
おとなになってから読んでみるのもいいものですね
冒頭の部分の、子どもに恵まれない女性が魔女にお願いして
不思議な種を譲り受けてくるお話しも
あぁ...そうだったのね、と思います
せっかく愛らしいおやゆび姫を可愛がっていたのに
ひきがえるに誘拐されてしまって悲しかったことでしょう
この部分のフォローが全然ないのはちょっと不思議...
改めて読むと、今の私には後半の主役はつばめのようにも思えます
アンデルセン自身の失恋の痛手から生まれたと言われる「人魚姫」とも共通しているのが
愛する人の幸せのために自分の愛をあきらめる気持ちですね






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