ばら苑へと向かうゲートを抜け、丘を登る坂道を歩き、最後に階段を登ると、
美しいばら苑が一望できます。
久し振りの光景をぐるりと見廻して...小鳥たちの囀りに耳を澄ませ...
何年もの間に数え切れないほど訪れたばら苑を再び訪れることができた喜びを
しばらくの間、愉しみました。
風が時折り木立ちを吹き抜ける音ザワザワも懐かしいような気がしました。
高い位置から見渡す、見慣れたばら苑ですが、記憶の中の光景よりは、花数が
少なく見えるのは当然の結果です。
川崎市役所とボランティアの方たちの活動に支えられているばら苑ですから
営利目的のバラ園とは、コロナ禍の影響の違いが生じるのはやむを得ないことです。
苑内を歩いて、薔薇たちとの再会を愉しみ、見慣れた花姿より小さくても、虫喰いの小さな穴が
点々と開いていても、見頃を過ぎてしまっていても...全ての薔薇たちへの愛しさと
ボランティアの方たちへの感謝の気持ちが胸に湧き上がります。
.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+薔薇の園2021 * 27 * アルブレヒト デューラー ローズ * +.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。
アルブレヒト デューラー ローズ 2002年 ドイツ タンタウ社 作出 | |
強い陽射しを遮るアシスタント役を友人が引き受けて くれました。 今回の訪問で苑内最上の美しさを見せてくれた1輪です。 おっとりと小首を傾げたような表情は、私のお気に入りです。 | |
紫色のシールは、スパイシーな香りの印です。 クローブを思わせる甘い香りです。 |
雲ひとつ見えない抜けるような青空の下、丘の上に立つと杜の緑に囲まれ、樹々からは
小鳥たちの囀りが時折り響き渡ります。
苑内は飲食禁止が続いているので、少し寂しいような印象も受けますが、その分静けさが
薔薇たちとの交流を深めてくれるような、そんな気持ちにもなります。
生田緑地ばら苑のご案内です:
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます