セグメントゲームズ

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3DS『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』 ファーストインプレッション

2015年02月18日 11時44分40秒 | 【旧】購入・レビュー話
そもそも、お面屋さんが「ムジュラの仮面」なんて危険なものを持っているからいけない…とか言ったらダメですかね?(苦笑)




ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2015/02/14
価格 ―→ 通常版 = 4,700円/オリジナル本体同梱版 = 23,000円(ともに税別)
 ※本体同梱版には、今作のダウンロード版が内蔵されています。
ジャンル ―→ アクションアドベンチャー
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ B(12才以上対象)
 └→ CEROに影響した内容 ―→ セクシャル・暴力・犯罪



■====== 簡単なご紹介 ======■

2000年にニンテンドウ64で発売された『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のリメイク作品です。
3DSでリメイクされた前作『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』と同様で、グラフィックは再構築され立体視に対応。あと3日で月が落ちてくる町「タルミナ」を舞台に、「時の歌」を奏でることで何度も3日間を繰り返し、ダンジョンなどを攻略していきます。New3DSおよび拡張スライドパッドの操作にも対応していますよ。


とりあえずザザッと触ってみたので、1回目の感想です。
今回はあえて具体的な紹介をせず、いきなり感想から書きます。




■====== partygameの感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い


◆=== 参考データ ===◆
 購入価格 ―→ 4,143円(新品)
 プレイ時間 ―→ 約5時間半
 プレイ内容 ―→ 1つ目のダンジョンを攻略 → 2つ目のダンジョンにたどり着いたところまで
 過去のシリーズ作品 ―→ ニンテンドウ64版でシナリオクリアまで遊んだほか、ゲームキューブの『ゼルダコレクション』でも遊んでいます。
 備考 ―→ 通常の3DS LLでプレイ&3DS LL用拡張スライドパッドは持っていないので、カメラ視点の自由操作はできない状態でプレイしています。



○ ―→ 改めて、立体視の有用性を強く感じます。
距離感が把握しやすいことで、敵との戦いが優位になったり、小さな足場に乗るといった難しいアクションもわりとやりやすかったりします。
これはまあ『時のオカリナ 3D』の時にも感じたことなんですが、最近遊んでいる3DSソフトでは”立体視の有用性”というものを感じることが少なくなってきましたので。余計に再認識できた気がします。

立体感は、基本は奥行き重視なんですが、カメラ視点の影響で物体や壁の角とかがカメラの目の前に映ると、飛び出した立体感になるらしく、それで少し気持ち悪く見えることはあります。
ごくごくまれなケースなので、気にしなくてもいい程度でしょう。とはいえ、3Dアクションはこういうことがあるので、できれば奥行きのみで立体視を表現して欲しいと感じます。


○ ―→ ジャイロ操作の有用性も、改めて認識。
ま~おかげで、射的場の攻略がラクチン。ものすごく狙いやすいです。
これだけ狙いやすいと、遊んでいて気持ちがいいですね。まさに、このためのジャイロ操作って感じがします。
ただし、立体視がOFFにはならないので、あまり激しく動くと立体視がブレてしまう点は、ご用心。こういう場合でも、New3DSだとブレずに見えるんでしょうかね?


○ ―→ なんとなく、読み込みが早くなった印象?
ドアを空けて部屋に入ったり出たりする時に発生する読み込みが、少し早くなっていた印象でした。
「あれ?こんなに早くなかったよな?」という私のおぼろげな記憶から、そう感じています。まあ、「かも?」ってレベルなので。


○ ―→ 『時のオカリナ 3D』の時よりは、子供リンクが表情豊かになったかな。
冒頭で、スタルキッドに襲われた後に目覚めてにらみつけるあたり、明らかに原作より表情豊かになったと感じられました。
まあ、普段のプレイでは子供リンクの後頭部ばかり見るので、表情が変わるようになってもね~…って人も多いでしょうけど、こういう小さいところって意外と大事。逆に、表情が全く変わらないってことに気づいてしまうと、なんとなく冷めるのですよ。なんとなく。


△ ―→ この3日間システムは、好き嫌いが分かれそうです。
「時の歌」を奏でると1日目の朝に戻り、これで3日間を繰り返していくことでダンジョンを攻略したり重要なアイテムを獲得していったりします。
しかし、1日目の朝に戻ると、イベント関連やダンジョンの仕掛けは全て初期状態に戻り、手持ちのアイテムも無くなります。「あきビン」や「弓矢」など、いわゆるアイテムの大元みたいなものは無くなりません。専用のメモに書き込まれた、人物や施設・悩みごとなどの情報も無くなりません。

1日目の朝に戻ったら、とりあえず弓や爆弾を補給するところから始めないといけませんし、場合によっては、同じイベントを何度も繰り返すハメになったりするので、その点で面倒くさく感じる人はいるでしょうね。今のゲームユーザーって、平均的に”面倒くさがりや”なので。
セーブできる箇所は増えたものの、3日間システムによる独特のプレイスタイルは健在なので。意外と、合う合わないはハッキリ分かれるかもしれません。私としては、3日間を繰り返すなかで、以前は見えなかったことが見えてくる点に、楽しさを見出して欲しいと思います。


△ ―→ 相変わらず、十字ボタンは使っていない模様。
『時のオカリナ 3D』の時も、未使用でした。てっきり”Cスティック”の代わりになると思っていましたが…今回も、未使用のようです。
でも、未使用ってなんか、もったいない印象。せめて、New3DSではない&拡張スライドパッドが無い人のために、十字ボタンでカメラ操作ができるとか、あっても良かった気がします。ま、そうしたらそうしたで「そこはL・Rボタンでしょ」とか言われそうですけど。


△ ―→ 原作と、微妙に変わったところ。
「時の重ね歌」が、少し便利になっています。
以前は、奏でた時が「昼」なら「その日の夜」まで。「夜」なら「次の日の朝」まで時間を進めるというものでしたが、今作では(ゲーム内時間の)1時間単位で時間を決めることができます。
なので例えば、夜8時の時に「夜10時から入れる施設に入りたいけど、数時間だけ待つのが面倒くさい」という時に、「時の重ね歌」で夜8時→夜10時まで一瞬で進めることができるわけです。

逆に注意すべき変更点は、要である「時の歌」。
今作では、フクロウの像やノートの像を調べることでセーブできるようになりましたが、その代わり「時の歌」で時をさかのぼった時は、セーブされなくなっています。
原作では「時の歌」でしかセーブできなかったので、その印象が強い人も多いことでしょう。そういう人には、勘違いでセーブされてなくて、神殿の攻略が台無しに…なんてことにならないよう、充分に注意してくださいね。
…別に、セーブできる仕組みは残しておいても良かったと思うんですけどね。なんで省いちゃったんでしょうか?セーブ方法を統一したかったのかな。



■====== まとめ ======■
●●●●●●●●○○ … 8点(10点満点)


『時のオカリナ 3D』の時と、おおむね同じ点数にしました。
今のところ、さして大きな不満は無し。セーブの仕様が変わったことに慣れさえすれば、原作の魅力を手の平で楽しめています。
新たに、ムジュラの仮面の世界でも「釣り」ができるようになっていますが、まだ体験していないので、とりあえず今回は取り上げませんでした。


まあ、基本的にはそのままなので、原作経験者には懐かしんでほしいですし、未経験者には、他の『ゼルダの伝説』シリーズでは味わえない”独特の恐怖”と”独特の3日間システム”を楽しんでほしいです。今の子供たちが遊んでも、トラウマになるのかな…。
私は、原作でプレイした時の印象は強く残っているものの、攻略のルートはあまり覚えていなかったので。特定の場所やイベントを見ると、そのたび「あったあった」と思い出している感じです。ま、そのわりには一度、うかつにも毒の沼にダイブして死んじゃいましたが(苦笑)

ともあれ、シナリオクリアしたらセカンドインプレッションを書きたいと思います。

万人向け ← ○○○○○○●○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○○○○○●○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○○○○○○●○○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視 


↓↓ 興味をお持ちいただけたようでしたら、是非どうぞ ↓↓

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D

Newニンテンドー3DS LL ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D パック

関連記事:
3DS『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』 インプレッション(2011/06/22)

その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ

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