セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Wiiウェア『マッスル行進曲』 インプレッション

2009年09月26日 14時00分29秒 | 【旧】購入・レビュー話



マッスル行進曲
対応ハード : Wii(Wiiウェア)
開発・配信元 : バンダイナムコゲームズ
配信開始日 : 2009/05/26
配信価格 : 800Wiiポイント(=800円)
ジャンル : 単純・明快・愉快な運動系ゲーム
プレイ人数 : 1~4人
CERO : A(全年齢対象)
使用ブロック数 : 287ブロック

※2時間ほどプレイしてのインプレッションです。

かなり前に購入していたのに記事書くの忘れてたタイトル、その17。


●プロテインを盗んだ犯人を、追いかけてつかまえろ!
今作は、見るからに硬派でバカっぽい(褒め言葉)世界観で、犯人を追いかけていくアクションゲーム?です。
「アクションゲーム」というくくりでいいのかどうかも怪しいですが…。


●ルール説明
今作は、ヌンチャクスタイル(Wiiリモコン+ヌンチャク)でプレイします。

大事な大事なプロテインを盗んだ犯人が、あらゆる壁を突き抜けて逃げていきます。追いかけてとっ捕まえましょう。
走るのは自動で走ります。道中、犯人は壁をぶち破っていきますが…その時に壁は、犯人のポーズと同じ形の穴が空きます。プレイヤーは素早く、犯人と同じポーズをとって壁の穴をすり抜けましょう。基本は、この繰り返しです。
ポーズは、「両手を上げている状態」「両手を下げている状態」「右手だけ上げている状態」「左手だけ上げている状態」の4種類です。

うまく壁をすり抜け続けていくうちに、犯人にドンドン近づきます。一定まで近づくと視点が変わるので、ラストスパート!Wiiリモコンとヌンチャクを振りまくって、犯人に追いつきましょう。無事追いつくと捕まえて、ステージクリアです。一定時間内に追いつけないと、また壁抜けの繰り返しが待っています。

壁と同じポーズが取れなかったら、壁に激突してライフが減ります。初期ライフは5で、0になるとゲームオーバーです。
また、ラストスパートを3回行っても捕まえられなかった場合、逃げ切られてしまってゲームオーバーになります。


●モード紹介
◆つかまえゲーム
3種類のコースから好きなコースを選択してゲームスタートです。
1つのコースには3つのステージが用意されており、「やさしい」「ふつう」「きびしい」を順番にクリアしていきます。ゲームオーバーでコンティニューした場合は、プレイしていたステージの最初から再開します。
ゲームオーバーでコンティニューしなかった場合、もしくは3つのステージをクリアすると、採点が行われます。連続成功回数、コンティニュー回数などに基づいて、階級(的なもの)が決定します。

◆うでくらべアタック
最大4人までプレイ可能なエンドレスモードです。
1人ずつ順番にプレイし、ひたすら壁抜けを続けていきます。初期ライフは3です。


◆partygameの評価◆…84点(100点満点)
クオリティの無駄遣い(いい意味で)

まず、終始バカっぷりを貫く様に、ある種脱帽します。
もちろん、あまりにクセの強いキャラクターだけに、好き嫌いは絶対あると思いますが、俗に言うバカゲーが好きならOKだと思います。

何がビックリしたかといいますと、道中のオブジェクトのクオリティが、無駄に高いです。一瞬しか見えないところに、どんだけ力を注いでいるのかと(笑)
基本、人物などは2Dなんですが、むしろ3Dじゃないから目立つというか…バカっぷりが際立ちます。道中での騒動や、効果音がマッチしている点。さらに、BGMもマッスルチックで無駄にクオリティの高い5曲が収録。無駄すぎます(笑)

硬派(?)な見た目と裏腹に、ゲーム内容は単純です。いわゆる「旗揚げゲーム」の要領です。
しかし、レベルが高くなってくるとめちゃくちゃ難しい…。クリアしないと何かが出ないわけでもないんですが、難しくて…でも面白くてついついリトライしているうちに、腕が…(笑)


仕方ないと思いつつ残念だと思ったのは、操作によってWiiリモコンの感知がついていけてなかった点です。
例えば「両手を上げている状態」から「右手だけ下げている状態」にする場合は、文字通り右手だけ下げます。リモコンの感知も、右手(Wiiリモコン)だけ見れば良いので正常に反応しやすいです。
しかし「両手を上げている状態」から「両手を下げている状態」にする場合は、右手を下げるのと、左手を下げるのと、2つの操作が同時に入ってくるわけです。このとき、よほどうまく同時に動かさないと、大抵は「両手を上げている状態」から、一瞬「右手(左手)だけ下げている状態」になってから「両手を下げている状態」になってしまうんです。
一瞬ではあるんですが、ゲームの難易度がシビアなだけに、その一瞬が明暗を分けることもあります。操作上、仕方ないのはすごく分かるんですが…それによってクリアを逃したりするとやっぱりムカッとしちゃうので、その点が惜しまれます。

ボリュームについても、そこまで多くはありません。全3コースで1コースにつき3ステージ。(全9ステージ)それに+エンドレスモードですから、やり込み要素と呼べるものはそんなにありません。エンドレスモードでスコアを極める遊び方はありますけどね。
が、まあ価格が価格ですし、無駄なクオリティを見て、そこに金をかけたんだなと思いましょう(笑)


ただのバカゲーではありません。いいバカゲーの見本といった感じです。クオリティも高く、ゲーム自体もついつい必死になってしまうような中毒性があります。
この世界観を共感できる(?)友達などと一緒に遊ぶと、なおグッドです!
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