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セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

3DS『もののけ探偵 信太のあやかし事件帳』 ファーストインプレッション

2014年03月27日 06時53分28秒 | 【旧】購入・レビュー話
子供だから言える言葉。「きれいなのに、何で結婚してないの?」




もののけ探偵 信太のあやかし事件帳
対応ゲーム機 ―→ 3DS(ダウンロード専用)
配信開始日 ―→ 2014/03/26
配信価格 ―→ 762円(税別)
ジャンル ―→ 妖怪探偵アドベンチャー
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)




■====== 簡単なご紹介 ======■

様々な”もののけ(妖怪)”絡みの依頼を解決していく、サウンドノベル形式のアドベンチャーゲームです。
ひょんなことから、骨董屋(こっとうや) 兼 怪奇事件の探偵を継ぐことになった少年「森 信太」。依頼を受けたら仲間とともに、様々な場所に足を運んだり、重要な持ち物を調べたり、会話して情報収集をしたり。そうして妖怪をつきとめて、最後は妖怪の”真の名”を導き出すことで封印するという流れになっています。


おおまかな流れだけじゃピンと来ないと思うので、もうちょっと詳しく説明。
基本的には、会話を読み進めていくだけって感じです。その過程で、次にいくべき場所が分かったり、持ち物を調べるシーンになったり、問いに対して選択肢が出てきたりします。選択肢については別に、間違えても何かペナルティが発生するってことはありませんよ。

あと、操作はタッチ操作メインになります。ボタン操作は、メッセージ送りができるくらいです。
セーブは、メニュー画面でいつでも可能です。

|== ミニゲーム ==|
途中で、ちょっとしたミニゲームが発生することがあります。
「稲荷」を通じて遠くの場所に瞬間移動する時に、”もののけ”の森に触れずにゴールするというイライラ棒みたいな感じのミニゲームに挑戦したりしますし、妖怪の集団に襲われた時に、湧き出てくる妖怪をタッチして追い払るミニゲームだったり。他にも色々あるかもしれません。

|== 妖怪退治について ==|
調査の過程で信太は、様々な情報やきっかけから”漢字の部首”を持ち物という扱いで入手していきます。
そして、いざ妖怪を封印するときに、その妖怪を封印するのにふさわしい何個かの部首を、持っている部首から選択することになります。
例えば、植物の妖怪だったら”きへん”が良いとか。水のしたたる音が目印の妖怪なら”さんずい”が良いとか。そんな感じです。あ、ここに書いたのは適当ですからね(笑)
で、最後に部首を組み合わせて、妖怪の”真の名”を完成させることで、封印完了となります。完成する漢字は、実在しない漢字ばかりなので、あしからず。

ちなみに。ここでも別に、選択肢や部首の組み合わせを間違えてもペナルティは無く、何度でもやり直せます。
あと、なぜ”真の名”を完成させたら封印できるのか?というと、それが信太の能力だっていう設定だからです(苦笑)



■====== partygameの感想 ======■

=良い  =まあまあ or ちょっと気になる  ×=悪い


◆=== 参考データ ===◆
 プレイ時間 ―→ 約1時間
 プレイ内容 ―→ 第1章をクリア


○ ―→ 個人的には、この世界観の雰囲気やキャラクターは好きかな。
むしろ、そこに惹かれて買ったところもあるので。
ちょっとぼやけた感じの背景も、これはこれで風情があって良いかもって思いました。


○ ―→ たびたびセーブ画面が出るのは、親切ですかね。
いつでもセーブできるので、そんなに出なくてもいいんだけど…って思うくらい出ます。ま、ついついセーブするのを忘れていて、後で大変な目に会うよりかはいいかな。


△ ―→ ”もののけ探偵”たちによる物語なだけに、けっこう突拍子もない展開が多いです。
何ていうのかな…。理屈で推理するのではなく、感覚で推理するって感じなんです。全体的に。
もちろん、状況証拠から新しい情報を導き出すって場面もありますけど、なんかおぼろげな”キーワード”が出てきて、そこから何となく新しい”漢字の部首”が思い浮かんで…え?そんな都合の良い展開になるの?っていうことも多いです。
それこそ、知識だって妖怪に関する知識が多くて現実ばなれしているので、話に付いていけないと感じることもあります。

まあ、私は今作の情報を見た時点で「推理ゲームとはちょっと違うんだろうな」って分かっていたので予想通りだったんですが、推理ゲームだと思って買ったら、全く面白くないでしょうね。
とはいえ、重要なキーワードは赤文字で表示されたりしますし、途中でこれまでのおさらいをしてくれる時もありますし。何だかんだで、それなりの配慮はしてくれています。そのおかげで、第1章はとりあえず理解できたかな。


△ ―→ どうも、ゲームオーバーになるという概念は無いみたいですね。
選択肢はいくらミスしても再選択できますし、ミニゲームは失敗してもすぐ再挑戦できますし。ましてや、物語に沿って進む感じなので、行く場所に迷ったりすることもないですし。部首の組み合わせだって、基本はノーヒントなわけですから、適当に組み合わせていって「あ、当たった」って感じです。
なんか、”妖怪退治”って言うからには、対決の時には多少の緊張感が生まれるような場面を想像していました。少なくともゲームの中の登場人物は緊迫していますけど、ゲームオーバーも何もない私に、その緊迫感が伝わらないのは残念ですね。


× ―→ ミニゲームが、安っぽいです。

一昔前のフラッシュゲームで作ったような感じ。そのくせ、イライラ棒みたいな感じのゲームは、あたり判定がイマイチハッキリしないので、ヘンな難しさがあるように感じました。
物語の合間の、ちょっとしたアクセントとはいえ、もうちょっと何とかならなかったのかな~。ま、安価なダウンロードタイトルの、しかもメインじゃない要素ですから、こんなもんですかね。



■====== まとめ ======■
●●●●●○○○○○ … 5点(10点満点)


一言でいうなら「もののけ探偵たちの活躍を描いた数奇な物語を、第三者として眺めるゲーム」という作品です。
プレイヤーが頭をひねって推理するというものではなく、あくまで世界観やキャラクターの雰囲気を楽しみながら、物語を読み進めるような、それこそ小説を読むような感覚。そこに少しだけ、ゲームらしくプレイヤー自身の操作が介入する場面がありますよ、というゲームだと思ったらいいです。
まあ、大抵のサウンドノベルってこういうものだと思うんですが、今作は何せ”妖怪探偵”って言っちゃってるんでね。大体の人は、探偵=推理ゲームって連想しちゃうので、勘違いして購入しちゃいそうです。そういうゲームではないので、気を付けてくださいね。

個人的にはまあ、世界観やキャラクターが好みですし、会話メッセージでは随所に心の声(カッコ内で表示される言葉)が入っていることが多くて、ある意味それがリアリティあって、ちょっと楽しめているって感じです。
表情のパターンだってたいした数ではないですし、全体的にダウンロードタイトルだな~って思うような質素な作りですが、そこは、想像で補っています。むしろサウンドノベルは、想像できてなんぼって思っていますので。
ま、こういう類のアドベンチャーゲームは久々ですが、私なりに楽しめそうです。


全章クリアしたら、セカンドインプレッションを書く予定です。

万人向け ← ○●○○○○○○○○ → 熟練者向け
手軽に ← ○○●○○○○○○○ → じっくり
思考タイプ ← ○○●○○○○○○○ → 感覚タイプ
 爽快感重視 ← ?????????? → 達成感重視 


その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ
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