パソコンがモデムの関係で1週間ほどインターネットが繋がらない状態へ。
ハルは満了式を終え無事母親の実家へ。
私の夜中の咳き込みも少なくなり、ようやく体調も快方へ。
インターネットができなくなった私を見て、「パソコンがないと淋しそうだね」と夫はいう。
ここまで中毒になっていないつもりだったが、いかに必需品と化してしまったかを示す言葉である。
ハルの満了式までの1週間は大変だった。
ボラを1週間休み、英語も休み自分の体を第一に考えての生活。
ハルと一緒に8時半には毎夜寝ているしまつ。
ハルとの生活は、恵まれしものと心得、そしてこれが最後になるかもしれないという気持ちがいつもどこかに働いているように思えてならない。
「ばあばんちもまあばあちゃんちもまあまあだね。」
「じゃあ一番は?」
「ママといることなの・・」と言って寝息を立て始める。
ハルの本音を聞くことは心の琴線に触れること・・聞いてしまって反省する
a green hand な私が悲しい。
母というものの深さを思うと、一日も早く回復してほしいと願わずにはいられない。
今年の4月、ハルは1年生になるのだから。
離婚という選択をした息子が残した、ハルの運命。
そこにかかわれる日は、これからそう多くは無いはず。
多くなることが決して良いことではない。
心の中で呟く。
もうハルは大丈夫、ママさえしっかり生きる選択をすればと。

ハルをお迎えに行ってるあいだにもってきてくれたという。
前にも熱々の餃子を何度かいただいたことがある。
それがとてもおいしい。
風邪を引いたというと今回は強烈なニンニクと胡麻が大量に入ったタレまで付いていた。
人様の手作りというのは、その人の温かい心までいただいているとつくづく思う。
だから私は友達の手作りはとても好きで、家族の誰よりもおいしく食べられる。
今日のボラのとき、Mちゃんと庭に出た。
日本語が少しできるようになると、16歳のMちゃんは花や木のことを話題に出すようになった。
夕べのボラでも、「水仙が咲きました」と「椿が咲きました」と教えてくれた。
今頃に水仙が咲くにはとても暖かい場所に庭があるはず・・。
私の家の庭に出て、うちの水仙は日陰にあるのでまだまだ咲かないことを話す。
椿を見ると固い蕾の先がピンクになっていた。
ワスレナグサに目がいったのでその花の名前を教える。
まだまだ蕾もなにもないがこれが咲いたら喜ぶだろうなと思う。
今日は青と黄のクロッカスが咲き始めていた。
クリスマスローズも大分伸びてきたし、さあ・・春が来ます。
もうすぐです。

その一人の方から珍しい、そして懐かしい人の名前を聞いた。
私が親しかったMのご主人で、仙台に住むAさんである。
私の中では人生を変えるようなきっかけをくれた今は亡きM。
今年が13回忌であるという。
その後、Aさんは再婚し、奥さんとの二人暮らしだときいた。
私にと届けられたものはお酒だった。
多分私の夫が酒好きなのを知っての選択だ。
Mの娘さんと、うちの子どもたちがまだ小さかったとき、お互いの家族同士で蔵王に行ったことを思い出した。
13回忌、ようやく過去のこととして受け止められるような時間が生まれていたことに気づいた。
久しぶりにMのお墓参りに行った。
Mの好きなカスミソウは無かった。
白とピンクのストック、そして繊細で小さな
白のマーガレットのような花を手向けた。
