友が万葉集を探しているという。 それで私も、滅多に読まない古典文学全集を持っていたので万葉集巻第5を探した。 読んでみて間違いに気づきアタフタ。 令月は良き日、つまりはお月様ではないのだ。 読まれた日が天平二年正月十三日とある。 太陽暦に直すと二月八日になるそうだ。 よい月。 ここは正月を褒めてよい月と注釈が付いている。 私はすっかり、きれいな月を眺めて月をほめていると思っていたのだからおめでたい。 おかげで、開いたこともない古典全集を眺めるに至った。 新元号のおかげである。