

7月最終日、英語仲間で松島に行った。
いつもの在来線であり、トクトク切符利用である。
早めに家を出て1日フリー「小さな旅」ホリディ切符を買う。
仲間に添乗員経験者、お得に旅を楽しむ計画を作る達人がいるので必ず満足な旅となるのは間違いのないこと。
集合場所に集まったものが参加という具合である。
今回は昨年ご主人を亡くしたAさんも参加できた。
目的は海鮮ランチなのだが、数時間かけて目的地に行くわけだがその過程が大事になる。
日常の報告会である。
東塩釜駅で降り、タクシーで塩釜水産物仲卸市場へいき、そこでランチ。
ご飯と汁のセットを買い、あとはお店で新鮮な海産物を求め、それを切ってもらう。
私はホタテとウニにした。
仲間はマグロ、ホヤ、ホタテ、ウニ、名前は忘れたが白身の魚の刺身などである。
ホヤは初体験。
食事が終わり、タクシーでマリンゲート塩竈に行き、第二芭蕉丸で「島めぐり芭蕉コース」50分の松島湾遊覧で塩竈から松島に向かう。
松島に着くと遊覧船に乗る人が大勢並んで乗船を待っていた。
塩竈から松島湾遊覧の方が良いと感じた。
50分、グリーン室であったのは元添乗員さんの顔の広さゆえ乗り心地満点であった。
五大堂をさらっと見た後、切符に付いていた笹かまぼこと牡蠣焼きのお店に寄りそれぞれをいただいた。
暑いさなか自分で焼く蒲鉾体験。
先に焼きあがった仲間の1人が熱い焼きたてを冷まそうと串を揺らした。
ドサっと一枚の蒲鉾が床に落ちたその瞬間、仲間の空気感が伝わる。
「洗って」という仲間の忠告に即、「大丈夫」といって拾い上げ、ささっと拭き、串に刺し直し、熱い鉄網の上に戻した本人。
我々も「ま、いいか」とその空気感が破れてニッコリ。
そんなエピソードを残して松島駅を目指して歩いた。
高台にある松島駅には沢山の人々が電車を待つ姿を仰ぎ見ることができる。
少し急がないとという気分になるが添乗員付きである。
急がなくてもじゅうぶん間に合った。
芭蕉は、松島で句を読まなかったという。
ただ感動するのみであったという気分を遊覧船に乗り、味わった。
まさに日本三景だ。
美しい島々であった。
今回で松島は3回目の英語仲間との旅である。
歩きすぎて歩いたことが思い出になった松島もあったが、今回は殆ど歩かない松島の旅になった。
数年のうち、仲間全員が老いたのかもしれない。w
