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a green hand

一夜明け

今年は、なぜかピンク。
判で押したように今年の誕生プレゼントはピンクが多い。

roseさん手作りのティーコゼーもピンク、叔母がくれたリバティのパジャマも可愛いピンク。
キッチンママのブーケもピンクのバラ。

そういうものを見ているうち、今年は何か手作りしたいと言う気持ちが湧いてきた。

今朝、ハルから電話があった。

「ずれちゃったけど誕生日おめでとう」

「ありがとう、ハル君から電話がもらえるなんてうれしいわ、今どこにいるの?」
「ばあばんち」
「そう、夕べは、ばあばの誕生会したの?」
「うん」
「何歳になりました?」
「51歳」
「そう、じゃあ私は?」
「01歳?」
「そうで~す」
と、まあこんな内容である。


夕べは、娘からの久々の電話、たいていのことはメールで済ましているからだ。

娘から、ずい分早く誕生日のプレゼントが届いていた。
ウンベラータ、観葉植物である。

しかし、たちまちのうちにオブジェ化してしまった。
というのは、ウンベラータは遠く鹿児島から北の福島へとやってきた。

その日福島は凄い寒波到来で、到着したウンベラータの幹はすっかり冷え切っていた。

2メートル近くある魅力のウンベラータ。
セロファンを除き、部屋に入れると、葉が縮れ、夕方までに元気な葉は一枚もなくなってしまった。

娘が写真を添付し、問い合わせたところ、それは低温による症状であり、同日に、宮城に配達したものは大丈夫だったので福島の方が寒いのでしょうかというコメントが返ってきたという。

その日、福島近辺の朝、電光掲示板でマイナス7度を指していたと夫から聞き驚いた。
鹿児島から福島へのウンベラータの旅は過酷だったのだ。

それにしてもせっかく遠いところから来たのにと母。

翌日にはとても温かな日和だった。
もう少し、ほんの少し遅ければと悔やまれる。

根がだめになっていなければ、葉をつけてくれるかもしれない。

オブジェと化したウンベラータを見あげながらどうか生き伸びて欲しいと・・・。
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