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a green hand

ぬぬっ

今日は、しばらくぶりで美容院に行った。
急いで行ったわけだがとても混んでいた。
あとで連絡しますから1時間半ほど何か用事を済ませてきてくださいと言われ同意した。
家に戻り、髪を洗い、美容室でのシャンプー代を浮かせた。
それから、台所の整理整頓をし、余った時間でメールチェックとネット検索を数件。
1時間半だとだいぶいろいろなことができるものだ。

それから再び、美容室へ。
すると待っている人が一人いた。
面識のない人だったが話し好きな人らしくいろいろお喋りをしてきた。
80歳の誕生日に風邪をひいたのでコロッとその日に死ぬわけだったが生きていたという話。

全くその気配のないほど元気そのもの。
誘導尋問にひっかかり、退職まで10年を残して仕事を辞めたことまで話してしまう。
しかもさらなる誘導により、実の母と暮らしていることを知られてしまう。
すると「婿取り娘・・だから途中で仕事もやめられんだわい」と。
さすがの私もカチンときた。

こういう話になるといくら婿取り娘で苦労していようとも信じられなく、分が悪くなる。

今まで何度となく経験し、絶対に弁解しても駄目な分野だ。
形勢不利・・勝ち目はない。

だが、話しの途中で嫁が55歳で仕事を辞めていることが分かるや否や、「婿取り娘さんとご一緒ですか?」とやり返す。

全く言葉だけを聞くとこの御姑さんと暮らす嫁は大変そうだ。
「早く辞めて、踊りだなんだと着物も何十枚も作って・・」と愚痴になってきた。

こういうことを鑑みるとなんだかんだといわれても婿取り娘で良かったのか。

私の母は習字、踊り、歌、卓球、体操と楽しんできた。
私が働き、子どもが育つころにも自分のことで忙しかった。
もう少し、家の中のことをしてほしいと何度思ったか、でも子どもは大きくなった。
この「家のことをしてほしいと何度思ったか」というところに婿取り娘の甘さが潜み、それが子どもたちの育ちにマイナス面が現れている。

子どもたちは片付けができない、細かいところで教え育てることに欠けていた。
ただ、生きる力だけは身についた気はする。
でもこれは動物でも生きるだけは生きるだろう。

幸いなのは、自らの命を絶つようなことだけは絶対にしないと確信する。
そういう物事に対する完璧さは全くないからだ。

今になってせっせと息子の部屋を片付けては、きれいな部屋を維持し住まわせている。
やはり婿取り娘だなあ・・。

しかし、希望だけは持とう。
今よりも成長して息子がこの家を出て行けるようにと。

さて、美容室で出会ったあの80歳のおばあさん。
「年金も少ない身で何の役にも立たないで生きてるのは・・」とポツリ。
風邪をひいたのも、畑に育った一度に3本しかもてないほど立派な大根を駄目にするのが嫌だったからと寒い日にたくさんの大根を抜き、「凍み大根」にしたというのだ。

それも自分の遠くにいる姉妹に送り喜んでもらうためにと語っていた。
まだまだ元気な80歳だ。
長生きしてまた、ヌヌッと思わせるほどの意地悪ばあさんぶりを演じてほしいものだ。
ちょっと気に障ったが本気で怒る年齢はとっくに過ぎてしまったようだ。
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