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最近内容が「ひとりごと」から外れてる時多いです〜

NHK福祉ネットワーク(追記あり)

2011-03-14 19:54:33 | 難聴

急な情報で申し訳ないです。

 

あと10分で

NHK教育福祉ネットワーク

「災害関連情報」

大震災被災地の障害者たちは今どんな状況なのか

求めている支援は何か

 

 

という番組が始まります。

NHK教育 午後8時~8時45分 です。

 

☆追記☆

 

昨日の番組を見て
その内容をまとめてみました。
ご覧になれなかった方、ちょっと長いですがよかったら読んで下さい。


防災ジャーナリスト渡辺実さん


「今回はあまりに被害が大きすぎて正直言って私も障害を持ってる方々の事を考える余裕がなかった。
ですから多くの方々も同じような状況におかれているんだと思うんです。この番組を通じて障害者のみなさんのことを考えるきっかけを作っていただけるといいと思う。」

 

まず気仙沼災害対策本部 久保ディレクターより(電話)

ライフラインは完全にストップ。暗闇で懐中電灯頼り
車いすの方が逃げる途中、車の中で波にのまれたりしてしまった。
認知症、お年寄りは別室にするなどできる限りの配慮をしている。
聴覚障害、精神障害一見障害があるかわからない、わかりずらい方々が多くの被災者に紛れて
スタッフの方からすると名乗り出て頂かないとわからない。
気仙沼市は避難所だけで120か所
多いところで2000人、そういう場所では障害者がどこにいるか本当にわからない。
逆に少ないところは50人ほど、そういう小規模なところは遠く離れて孤立した状態でコンタクトをとることも難しい。
状況を把握することが困難
救援物資もそういう場所には届いていない状況。
今後こういった状況が続けば障害者にはさまざまな困難が起きてくるだろう。

 

青森八戸、視力障害者 田村さん(電話)

津波がどこまで来てるのか、火災がどこまで来てるのかなど危険を察知できない。
避難所でトイレに行きたくても一人で行けない。
役所では張り紙による情報がわからず、
さらにアナウンスもこもって聞こえない。
希望としては障害者別に避難所を設けて欲しい。
自冶体に申しいれてはいるが難しい。
消防本部に情報案内の電話があるが
たくさんの人がかけるため何度かけてもつながらない。
できれば障害者専用のダイヤル回線をつくって欲しい

 

渡辺実さん

「阪神大震災の時、トイレはなるべく壁に沿ってつくってもらうようにした。
最初に健常者にルートを案内してもらえば
視覚障害者も壁に沿って一人で行きやすくなる。
その時の教訓を生かして作ってあげて欲しい。」

 

岩手県障害福祉課より

自宅暮らしの障害者の状況は全く把握できていない。
岩手県は障害者施設が300近くある。
そのうち状況がわかったのは40。
車いすや白杖など日常生活にかかせない福祉器具を自宅に置いたままの方
精神障害の方は常備薬が不足している可能性もある。
行政の保健師が被災地に入ってるので伝えて下さい。

障害を持ってる人は、声を出して伝えてほしい。
そこから何ができるか考えていける。

 

 

・避難所にいる障害者は
役場の職員や巡回の保健師などに困ってることを伝え対応を求めましょう。

・自宅にいる人は
県・市町村の福祉担当に連絡しましょう。

・聴覚障害者は
「〇〇に連絡してください」など書いた紙を持って助けを求めましょう。

  宮城県ろうあ協会ツイッター
    アカウント名 miyagirou

 

統合失調症患者の女性(電話)

避難所では周りの人とワイワイやっているが 薬が心配
病院に電話してるけどつながらない
病院がやってるかどうかもわからない。
来週コンスターという薬をうたなければいけないが
ちゃんと打てるか心配
見かけでは病気はわからない、疲れてきたり
薬がなかったら症状が出てくる
そうすると周りの目が怖い。
自分の病のことを知られるのは怖いから人に言いにくい。

 

福島県共同作業所 和田さん (電話)

この作業者は自閉症患者が多い。
揺れだして建物の外に誘導しようにもガンとして動けない方もいる。
揺れがおさまっても動けない方もいる。
自宅から避難所に行く場合、
こだわりがあって避難所の建物に入ることができない方がいる。
建物の中に入れても多くの方たちの中での生活は困難な方がいる。
親御さんが周囲の人に気兼ねして最後の最後まで家にいる場合や
車の中で家族だけで過ごされる場合もある。

 

以上、おおまかにひろって、まとめてみました。
最初に渡辺さんがおっしゃられていたように
災害が起きてパニックの時なかなか障害者のことは考えられないということ。
私自身、この番組を見て
聴覚障害者以外のさまざまな障害により困難な方の
初めて知った事、たくさんありました。

言われてみれば・・・です。

それを考えると、声をあげて自分からつながる努力をしないといけないなと痛切に感じました。

ただ統合失調症の方のように
自分の病の事は人にいうのが怖いというような場合もあります。

薬が手に入らなかったらどうしようという不安は
私も阪神大震災で経験したのでよくわかるんですが・・
次女が当時アレルギーがありその治療中で
お薬がないとちょっとした風邪をこじらせただけで
あっという間に気管支炎、肺炎に悪化してしまうので
そのお薬をもらうため
半壊で休診中の小児科の裏口が開いていたのをみつけ
お薬をわけて下さいとお願いした事もありました。

 

自閉症の方も、避難所に入れないというのはつらいです。

視覚障害の方が、アナウンスがこもって聞き取りにくいとおっしゃった時は
ちょっと驚きました。
ざわざわした避難所でワアワア流れるアナウンスは
健聴者でも聞き取りにくいものなんだなと思いました。
視力障害の方がアナウンスも聞こえなかったら
これも本当に不自由です。

色々な障害者の方たちの状況
しっかり頭に入れて
明日は我が身として
覚えておきたいと思います。

 

最後に番組で言われていたことです。

それぞれの障害によって色んな対応しなければならない。
それをどうすればいいか考えていかなければならない。
考えるだけではだめ
具体的にやってみる
失敗してもやってみる
厳しい空間で支えあっていかなければならない
共に生きている

 

今苦しんでおられる被災地の方々
一日も早く平安が訪れますように
心から祈ります。

とりあえず、今私にできることは募金くらいなので
今日は銀行に行ってこようと思います。

 

 

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2 コメント

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Unknown (ayami)
2011-03-15 19:48:12
NHKでは、福祉ネットワークだけでなく、きらっといきるなどの福祉番組で、当面のあいだ被災地の障害者向けの情報を流すそうです。
返信する
Ayamiちゃんへ (ぷーどる)
2011-03-16 08:43:24
きらっと生きるでも被災地の障害者を取材してくれてるんですね。

情報ありがとうございます~。

あ・・とすると、25日のAyamiちゃんの出演回は先に延びるのかな・・・
返信する

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