ドラマ「花嫁の父」

ちょっと日が経ってしまったけど

日曜日に放送された「花嫁の父」のお話を・・・。

見た方もおられると思いますがいかがでしたか？

 

ヒロインが聾者で

健聴の男性と出会い、結婚するまで。

幼いころ母が死に、父の手で育った娘の結婚というものがテーマでした。

 

幸せな結末で、ほんわかあったかくていいドラマでした。

こうあればいいな・・・という理想がちりばめられていました。

ここまでいい人ばかりのドラマって見た事あるかな？っていうくらい（笑）

最近激しい登場人物が引っ掻き回したりイライラさせられたり、のドラマが多い中

たまにこんなドラマは新鮮でいいですね。

 

「生まれてくる子供に障害があったらどうする？」という父の質問に

彼は

「長生きします。心配で死ねないっす。」と答えます。

いや～もう、親として最高ですね。こんないい人をよく見つけてきた～！っていう・・・♪

 

うちの娘たちもこんな人と結婚できたらどんなにいいかしら？

なんて余計なことを考えてしまいました（苦笑）

 

彼の両親も問題なく歓迎してくれて結婚は何の障害もなくトントンと進みます。

 

結婚式の主役お二人、綺麗でしたね。

うっとり見惚れてしまいました。

 

さて、

この花嫁の父親は、手話はしないので

家庭の中でのコミュニケーションは筆談が主。

娘が聾者なのに

家族が手話をしないって珍しいドラマだな～と思ってみていたら

 

結婚式を間近に控えたある日

「なんで手話おぼえないの？」と娘が訴えるシーンがありました。

父　「手話はやらないってお母さんと決めた、社会に出たら手話はやらない人ばかりだ。

君はそこで生きていくのだから。」

 

しかし、そのお父さんが結婚式の時　離れた場所から

おめでとう、と手話を使って話すんですね。

このドラマの一番感動のシーンでしょうか。（だと思います。）

 

あ～それなのに私って、相当のひねくれ者（泣）

「結婚　おめでとう！」までは感動したのですが

その後の延々と手話で語る様子を見て

娘の手話もなんなく読み取る姿を見て

「ぇ・・・・・・・？」

 

いつの間に手話を勉強したの？

こんな長文を手話で話すって大変なんだよ。

どこでならったのさ～～～！

 

という思いがふつふつ湧いてきて

感動がどこかにぶっ飛んでいってしまっていました（大汗）

 

あ、そういえば　結婚相手の彼も

彼女の為に手話の勉強をしたようで

いきなり完璧な手話を披露。

それを見ても

「愛する彼女の為に必死で覚えたのね」

という気持ち以上に

「いつのまにこんなに？いったいどうやって勉強したの？

どんな勉強したらいきなりこんな風にばっちり使えるようになるの？」と（汗）

 

常に感動の裏で「そっち？」状態の私。　あきませんな・・・（涙）

 

はい、手話の勉強やっててもなかなか使い物にならない自分と

しっちゃかめっちゃか比べまくって見てる？

 

そんなこんなで

せっかくの感動する場面なのに

「え？いつのまに？」が先に出てくるので

どうも感動があっちに追いやられてしまったアホな私でした。

 

せめて、彼もお父さんも

手話、大変ながら苦労して覚えてるよ・・っていうシーンをちょっとでいいから入れて欲しかったな～

そしたらもっと感動できたのに・・・

と、勝手な話で恐縮ですが、そんな風に思いました。

 

あ、でも、そんなシーン入れちゃったら

最後のお父さんの手話が、突然のサプライズにならず

視聴者の感動になりにくかったかな。