（セ・パ交流戦、ＤｅＮＡ６－１ロッテ、２回戦、１勝１敗、２０日、横浜）３８歳の右腕が、チームに交流戦初勝利をもたらした。
ＤｅＮＡの三浦が七回４安打１失点で、両リーグトップに並ぶ今季５勝目。
５月の段階で昨季の勝ち星に到達した大黒柱は、「昨年が低すぎた。
比べられるのが恥ずかしい。
それよりも交流戦で白星が付いたことが良かった」とチームの勝利を喜んだ。
序盤からボールが高めに浮くなど、「むちゃくちゃ（調子が）良かったわけではない」。
それでも「四球を出さないことに心がけながら」丁寧に投球。
４点リードの六回には１点を返され、さらに初の四球で招いた２死一、二塁の場面では、福浦をスライダーで打ち取り、反撃の芽を摘み取った。
「一番安定感のあるエース。
大神様ですよ。
神様健在」と中畑監督は笑顔で賛辞を贈った。
打つ方では、同じ３８歳の中村が、一回に左翼席最上段に２点本塁打。
プロ３８人目の１０００得点という記念の一発で三浦を援護した。
「打った瞬間、手応えがあった。
完璧でした。
同級生として（三浦に）負けずに頑張りたい」
指揮官は「勢いのあるロッテからの１勝は大きい。
３８歳のコンビが、うちを盛り上げてくれている」と目を細める。
チームはいまだ最下位だが、頼りになる同い年のベテラン２人を中心に巻き返しを狙う。
（安田幸弘）
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