NORTHBOUND EXPRESS

鉄道好きサラリーマンの◆不定期運転臨時急行◆(全自由席)  

最終章その2 16番 新製配置

2016年01月26日 | 16番(HO)ゲージ
まだまだ書いていたい気もしますが今回でいよいよ完結です(爆) 

ミナトヨコハマを目指してクルマの多い年末の国道15号を下る天プラEF57難民家族・・
運転しながら一抹の不安が頭を過る・・もし横浜店でもスカシを喰らってしまったらどうするか・・出直して明日の朝から原宿店に出撃するか?ゴナナは縁がなかったと諦めてもう他のモデルを選ぶべきか・・悩む・・いかん、いかんぞ。考え事して事故でも起こしたらEF57いや、テツドウモケイどころではなくなる。まだ望みはあるんだからとにかく安全運転でヨコハマへ。

横浜駅西口到着・・ある程度予想はしていたが地下駐車場に入るクルマで大混雑。こりゃ並んでたら何時になるかわからんので少し離れた場所でカミさんにハンドルを託し、待機してもらうことにする。

小職「戻らなかったその時は・・構わん。先に帰投しろ・・」

カミさん「いいから早く行ってくれる?」

小職「・・イ、イエッサー!」

帰省客?でごった返す地上駅構内を避け、ダイヤモンド地下街へ降下・・いや、こっちも激混みでまっすぐ進むのも困難。人ごみを掻き分け、ようやくまぶしい光が降り注ぐ地上へ・・いや、もうとっくに日は暮れている。

IMON横浜店到着
大井町店と対照的に賑やかな横浜店内。年末らしくてかえっていい雰囲気だ。一応、店内をぐるっと一回り。
と、ここで待機中のカミさんからLINEで連絡が入る・・

カミさん「まだ?子供たちがお腹すいたから早く帰りたいって・・」

小職「今入ったばかりだっつーの!」

カミさん「ここ停めてたら邪魔!ってオバサンにクソメタに言われたんだけど・・」

小職「ぐるぐる回ってりゃいいじゃねーかっ」

頼む・・頼むからもう誰も俺を邪魔しないでくれ。

気を取り直し・・
小職「あのぉ・・大井町から電話していただいた者ですが・・」
店員さん「あ、ハイ お持ちしますので少々お待ちくださいませ・・」
店員さん「お待たせしました。こちらになりますね」

目の前に箱が2つ並んだ。「東北EG仕様」と「東北EG仕様 デッキ補強」だ。横浜でもこの2つでEG仕様は最後らしい。デッキ補強のタイプは実車では少数派であったが、この際もうマトモな個体であればどちらでも構わない。とりあえず先に「東北EG仕様」からテスト走行を実施してみる。

「ぶいーー たたったたたったた・・たたったたたっ い~ん・・」パチン
「ぶいーー たたったたたっ・・」

小職「ん? こっち側ライトが点かなかったですか?」
店員さん「もう一度やってみますか」

「ぶいーー たたったたたっ・・」

店員さん「あ、点いてませんね・・」

走りは問題なさそうだが、片エンドの前照灯が点灯しない。あるいはひょっとすると出荷状態でスイッチがOFF状態になっていたのか?小職も屋根モニター内にスイッチがあることをすっかり忘れており、店員さんもモニターを開けることなく次の箱に手を伸ばす。

こでとうとう最後のカードを使うことになる。
目の前に置かれ、デッキ手すり、台車廻りなど、隅々まで凝視し、破損などがないかよくチェックした。状態は問題なさそうなのでいよいよ走行試験に入る・・

「ぶいーー たたったたたったた・・たたったたたっ い~ん・・」パチン
「ぶいーー たたったたたっ・・」何度も往復してもらう。分岐も直進も・・何度も何度も・・
外観OK、ライトOK、走行OK、走行中のブレなし、車軸OK・・

どうやら最後の1枚がハートのエースだったらしい。

小職「こ、これにします!」

店員さん「よろしいですか。ありがとうございます」
小職「これを先に会計していただいて、ポイントでレールも買いたいんですが選んでていいですか?」
店員さん「あ、はい。どうぞ」

ようやくこれで落ち着いて穏やかな大晦日を迎えられそうである。レールの品番間違えて変形オーバルにならないよう、品番を指差し確認しながらカゴに入れた。先ほどイラついて見捨ててしまったカミさんの安否が少しばかり心配ではある・・

以下、この日購入したモノ
天賞堂 EF57 東北EG仕様 デッキ補強
KATO HOユニトラック PC直線線路369mm ・・3セット
KATO HOユニトラック PC曲線線路R790-22.5°・・3セット 
KATO HOユニトラック PC曲線アプローチ線路R790-22.5°・・1セット
KATO HOユニトラック PCフィーダー線路246mmセット・・1セット
備品 リレーラー1個 延長コードDC用1個


「待たせたな 夕飯食ったらショータイムだ」



とりあえずリビングで遊べるかレール敷設してみましたが・・デカい デカ過ぎるぞオーバル・・サイズでいうと4,040mm×1,580mm 長手方向はまだ余裕あるが、短手は有効スペースぎりぎりだった。まぁ、テーブル下を通せばいけなくもないがまだ単機運転なのでこれで十分だ。しかし、いずれ編成が10両以上になったらこれでも小さく感じてしまうのだろう。

暫くTOMIXのパワーユニットを使用するつもりなのでKATOフィーダー線路に給電できるよう、KATOの「延長コードDC用」とTOMIXの「DCフィーダー」を接続加工した。念のため、結線部分は熱収縮チューブでバンデージし、通電性を確保した。


いよいよ開封してみる。店で一度開封しているがドキドキだ(笑)「おい、見るでない・・見るでない・・この男はもはや父親にあらず・・」

ぱっか~~ん(笑)なんとなくチープな印象ですが、うまくブリスターで保護されています。

晴れてめでたくオン・ザ・レールとなりました♪ プラとはいえ16番・・この重厚感はNゲージの比ではないですね。

たくさん並んだスポーク車輪の隙間から背景が見えるのがいいですね。古い電機の好きなところです。デッキ補強ですが、違和感はなく、かえって細密感が増してなかなか好印象です。

正面から。前照灯が点灯しています。ちょっと暗めですが尾灯も点灯し、いずれも屋根モニター内にあるスイッチでON OFFの切り替えが可能です。電暖灯も点灯?しているように見えますが黄色く塗装されているだけです。これも点灯できたら「客扱いが終了して推進で尾久まで引き揚げ・・」なんてシーンも絵になりそうですね(微笑)

ナンバーも貼っていないのでお顔もまだ締りがないですね。もともと旧型電機は写真に映えないんですよね・・タイプ的に一番近い実車は多分8号機じゃないかと思います。そういえばKATOのNゲージEF57も8号機にしていますが、デッキ補強してない・・

屋根へ登るステップがちゃんと抜けているのがいいですね。

正面の運転室出入り扉下部にある渡り板(写真では斜め上を向いている)は実物どおり可動式でした。スケールがスケールですから表記類も綺麗で「宇」も誇らしげです。運転台がシースルーなので運転士を乗せたいのですが、怖くてボディが分解できません(笑)

パンタはかなり武骨すぎてちょっと実感味にかける印象です。KATOのHOゴハチ用PS14とかに交換できないか検討中です。

わかりますでしょうか?デッキのステップ部の手すりの表面の荒れ。単に光が反射しているだけかと思っていましたが、触ってみるとザラザラで成型?塗装ムラがありました。検品時は全然気がつきませんでした。手すりとステップの接着部もなんだか接着剤の跡があり、天下の天賞堂もプラになるとこんなモンか・・と感じてしまう残念なところです。まぁ、はじめから評判は知っていての選択なのでそれほど気にはしていませんが、KATOやTOMIXならプラとはいえ、そんな製造上の粗はまずないんじゃないかと思います。

車軸は各々、左右の遊びが大きく取られています。台車の構造上、おそらくこれくらい遊びを設けないと急カーブでレールに追従できないんだと思います。KATOのNゲージEF57もそうですが、このモデルも台車枠からデッキまで一体構造となっており、先台車はデッキの下で独立して左右に振れる構造です。事前に聞いていた「カーブで集電が悪くスピードが落ちる・・」という症状はおそらく車軸の左右の動きが渋く、レールとの摩擦が抵抗になっているか、先台車が左右に振れ過ぎて車輪がデッキ下部と接触しているのではないかと思います。この「車軸の遊び」については改善も可能なようですが、「全然左右に動かない、動きが堅い」なんてことがないよう、検品時に自分の指で車輪をつまんで左右に動かしながらチェックを行いました。

早く編成をしたがえてこのカントレールの上を走らせてみたいものです。
肝心の走りのほうはカーブにさしかかってもスピードは落ちず、スローも効いて特に問題はありませんでした。もっとも、カーブの半径が790mmと、KATOユニトラックでも大きいものなので、これより小さいカーブになるとどうなるかわかりませんが・・まぁ、大丈夫でしょう。レールの通電も特に問題ないようです。


・・と、我慢できずにTOMIXのオハネフ12を先行導入してしまいました。。まだ部品も取り付けておりませんが、大きいだけに弄り甲斐がありそうです。この次はオロネかスロか・・いや、マニ、オユも・・なんて考えるのも楽しい東北夜行急行です。

以上、はじめての16番ドタバタ導入顛末でございました(笑)まぁ、いろいろと粗は目立ちますが、EF57が好きで、製品についても評判をいろいろ調べ、ある程度の覚悟もしておりましたので個人的には満足しております。なにやらこれから16番専門でやっていきそうな勢いですが、そんなことはございません。NはN、16番は16番・・それぞれいいところや、そのスケールじゃないとできないことがありますので、どちらも楽しんでいければ・・というスタンスで行きたいと考えております。

結びに・・
やっとこれで完結できました。最後までお付き合いいただいた皆様、たいへんありがとうございました。また、なにぶんにも初めての16番であり、拙いインプレ記事ですが、これからEF57の購入を検討される方々にとって少しでも参考になれば幸いでございます。
いずれ動画なんかも撮って記事にしたいと思いますのでまたよろしくお願いいたします・・




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4 コメント

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Unknown (TV中毒)
2016-01-26 19:30:57
お久しぶりです。いつも拝見しております。
16番導入おめでとうございます。
一連の流れとても面白かったです。ちょっと自分の初16番導入時を思い出しました(笑)
EF57凄くカッコいいですなあ!!!
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Unknown ()
2016-01-26 22:03:35
こんばんわ。

楽しませて頂きました♪
それにしてもオーバルサイズ。。。デカイです。うちのNレイアウトとほぼ同じなんで、デカさがわかりますよ(^_^;) これは後々の為に参考になりました。ありがとうございます♪
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Unknown (まさる)
2016-01-28 11:06:44
TV中毒様
いつもお世話になっております。コメントありがとうございます。幼い頃の記憶を辿って書いた甲斐がありました。いつまでも欲しい機関車を初めて手に入れた時のあの感覚を忘れずにいたいですよね。
TV中毒様の専用線、相変わらず素晴らしい雰囲気です。フェンスの隙間から中に侵入してみたくなるレイアウトですね(笑)この楽しみ方こそ模型鉄道の原点のような気がします。。
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Unknown (まさる)
2016-01-28 11:12:25
ぶ様
いつもありがとうございます。ぶ様のレイアウトはこんなに大きいのですか!?Nゲージであれば長い編成でも存分に楽しめそうで羨ましいですね~「バラストモジュール」は目からウロコでした。錆のウエザリング塗装までしたらもっと実感的でいい感じになりそうですね。埃対策メンテもあれなら楽にできそうですよね。
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