夜明けとともに入渓したけど…

先週惨敗を喫した多摩川支流に向かう。
前回先行者のいた区間に入りたかったが、まだ夜明け前の暗い中、すでに車が転々と駐車されていた。
この沢、もうダメかも…。

ピンクとも紫とも見える美しい朝焼けを見ながら身仕度。
あ、帽子を忘れた。仕方なくタオルを頭に巻く。

至る所に真新しい足跡。おそらく、昨日も相当な数の釣り人が入ったのであろう。

まだ薄暗い中、最初のヒットは２３ｃｍのヤマメ。

サイズの割にはいい引きだった。


遡行していくと嫌なものを見てしまった。
真新しいコンクリートの護岸である。昨年はなかった。
こんな小渓に全く不似合いな巨大な灰色の壁。
以前は、よい雰囲気のトロだったところが、この工事のせいで泥が積もっていた。

例年にない多くの釣り人、真新しい護岸工事…なんだか虚しくなってきた。

チビを２匹追加したところで納竿。



すべてリリース。大きくなれよ～。

この沢、しばらくそっとしておこうかな。
毎回来るたびに先行者の足跡を見ながら釣り上がるのも、味気ないし。
緑が渓を多い尽くし、蜘蛛の巣が張り巡らされ、さらに本流で鮎が始まれば、この沢のヤマメをねらう釣り人も少しは減るだろう。