ラスト釣行はサプライズ・コラボ

とうとう今シーズンのラスト釣行の日がやってきた。
先週は、先行者にやられてしまったので、今日はちょっと早起きして、暗いうちに入渓点に到着するようがんばった。
明るくなるまで車中で待機していると、あとから一台の車がやってきた。
先に入渓されたらかなわん。こっちの存在をしらしめようと車を降りると、ウインドウがスイーっと開いて、「パパさんですか？」

あたりはまだ暗くて顔がよくわからない。
なんだ、なんだ？誰？と動揺していると、「バカッパヤです～。」だって！

なんという奇遇。

旅は道連れ、世は情け。お互いラスト釣行の日にフィールドで出会うのも何かの縁。
思いがけず嬉しいコラボ釣行となった。よろしくです～。



２ヶ月ぶりの釣行というバカッパヤさん。
トレードマークのテンガロンハットを目深にかぶり、ときどき紫煙をくゆらせながらじっくり遡行していく。
う～む、男の渋さがにじみ出ている。

超渇水ということもあり、最初の一尾を出すのに苦労している様子だったが、綺麗なイワナを釣り上げて面目躍如。


私も竿抜けの細かいポイントからポツポツ引っ張り出すことができた。
まずはイワナ。

ちっこいけど、綺麗な一尾だった。


瀬尻に着いていた良型のヤマメ。
弾丸のように一直線にルアーに突っ込んできた。

顔つきがなかなかよろしい、２３ｃｍ。今日はsoraさんからいただいた豆ミノーが大活躍。



バカッパヤさんが先行している間、ちょこっと枝沢をのぞきに行ったら、いい色に出会えた。

秋を感じさせる一尾だ。


紅葉まではまだ間があるけど、渓は確実に秋になっていた。
空気も水も草木も渓魚も、それらしくなる。
ついこの前までの猛暑がウソのようである。

病院のベッドの上で解禁日を迎えた今シーズンだったが、なんとか復調し無事シーズンを終えることができた。
美しい渓と渓魚に感謝、感謝。


そして、バカッパヤさん、急遽お付き合いいただきましてありがとうございました！
来シーズンもコラボを、そして山吉で飲みましょうね。