リハビリハイク

今日は家でゆっくりするつもりだったが、外の天気の良さにつられて「ちょっと出かけてくるから…」と車に乗り込む。
膝の調子がいいので、少し散歩がしたくなったのだ。
近くの公園でもいいのだが、それじゃあまり気分が乗らない。
どうせ歩くなら少しでもロケーションのいいところで歩きたい。
でも、山を登るのはまだ不安がある。

ひらめいたのは「払沢の滝」。
完全結氷すると新聞にも載るほど都民にはメジャーな滝だ。
あそこなら散歩するにはちょうどよい。

檜原街道の風景は、先週の雪がまだ残っていて、畑や民家の屋根は雪に覆われている。
ちょっと信州の田舎を走っているようで気持ちがいい。
払沢の滝の駐車場にはお昼頃着いたが、ほぼ満車だった。

滝までは駐車場からちょっとした山道を１５分ほど歩く。
念のためストックを持って、一歩一歩ゆっくり歩くことにした。


途中にある「ひのはらゆうびん館」。
昔の郵便局を移築したもので、今は観光客向けの民芸品店になってる。
薪ストーブの煙突から出る煙がいい雰囲気を醸し出している。

道の雪はほとんど消えているが、日陰の雪は凍っている。すべってグキッなんて洒落にならないので、慎重に歩いた。


２０分弱で払沢の滝に到着した。
思ったより結氷が進んでいて、美しい。

８０％くらいの結氷率だろうか。
今冬は予想に反して寒波が幾度となく訪れているので、ひょっとしたら久々の完全結氷が見られるかもしれない。

帰り道も慎重に下る。
登りは結構いい調子だったが、やはり下りは膝への負担が大きく、何となく不安定な感じがするのだ。
無事、駐車場に戻りホッとする。
往復４０分のリハビリハイクは、なかなか気分がよかった。
ちょっとずつ歩く距離を伸ばしていきたいものだ。


帰りに蕎麦屋さん「よしの」に立ち寄る。
以前からネットで見て気になっていたお店だ。



蕎麦は、十割だそうだ。
喉越しがスムーズで、九一のような食感。これは美味しい。
ちょいと残念だったのが、天麩羅。
見た目は白くて上品なのだが、もうちょっとカリッと揚がっていた方が自分好み。
でも、１３５０円で天麩羅６品は、結構お得かも。

今日は、久しぶりに美味しい空気を吸って、いい景色を見て、蕎麦で締めくくって、いい一日だ。