助産師チエのブログ

新しい命の誕生の場で、生まれたての赤ちゃんに癒されての毎日です。感じたこと、考えたことを気軽につづっていきます。

沖縄の伝統工芸

2007-02-28 18:59:41 | Weblog
私の現在の契約期間は3月31日で終わりです。
更新をしないで内地に戻ることになりました。

沖縄生活もあと1ヶ月!となり、最近は沖縄のよいものを集めています。

今日は、糸満市にある琉球ガラス村へ行って琉球ガラスを購入しました。
こちらの製品は、とても涼しそうなので夏にいいですね。

それから、沖縄の伝統工芸である琉球漆器の店にも行きました。工場見学もしましたよ。
琉球漆器では大きいものにはデイゴ、小さいものにはエゴという木が木地に使われます。漆器ができるまでには何度も何度も研ぐという作業が必要みたいです。

漆器のデザインにハイビスカスがあったり、ゴーヤがあったりするのがなんとも沖縄らしい!それに、その柄をつける技法は内地にはないとか。
琉球漆器ならではの「堆錦(ついきん)」という技法で、漆と顔料を混ぜこねたものを漆で貼り付けています。なので、柄の部分は少し浮き出ています。
とっても素敵ですよ。

琉球ガラスも琉球漆器も、どんな料理を盛り付けようかなぁと考えながら選んでいる時が楽しいですね。今日は良い買い物をしました。


セネガルの活動報告

2007-02-28 18:43:44 | Weblog
2月27日夕方、院内で青年海外協力隊助産師の活動を報告させていただきました。
院長、看護部長をはじめ多くの方々に参加していただき、セネガルという国について、協力隊の活動、現地の人々の生活、アフリカや途上国の医療問題などについてを話すことができました。
こうして、少しずつですが関心を持ってくださる方々に「伝える」ということは大切なことだなと思います。
私の貴重な2年間は、これからも大切にして伝えていきたいです。
来週は、自分が卒業した看護学校に行って国際保健や協力隊などについて話をする予定です。また、「助産師の素晴らしさ」も伝えて欲しいとのことですから後輩達に日ごろ感じていること、考えていることなども話したいですね。

踊り

2007-02-27 22:40:28 | Weblog
首里城見学の時に、琉球舞踊を少しだけ見ることができました。

上州八木節や徳島の阿波踊りをやっていた私にとって、かなり興味深いものでしたよ。時間があまりなかったので、本当に少しだけになってしまい残念でした。



うちな~んちゅのおすすめ

2007-02-27 22:37:25 | Weblog
「地元の人がすすめるそばやはないのか?」と、弟が来た時に聞かれたのですがその時はまだ知らなくて結局観光ガイドを見て食べに行きました。

ありました!うちのすぐ近所に。
このそばやはとってもおいしいと、職場の上司にすすめられたのでMさんを連れて行きました!
本当においしかったですよ。
今や観光客にも人気みたいで、11時30分開店であっという間にどんどんお客さんが入ってきました。

水にはレモングラスが入っているそうです。良い香りがしましたよ。


セネガルに戻った?感じ

2007-02-27 22:25:00 | Weblog
私がセネガルに到着してから4ヵ月後くらいにやってきた後輩隊員のMさんと日本で初の再会でした。
彼女は私が住んでいた村から30kmの、ガンビアとの国境の町に住んでいました。
泊まりに行くと、蚊帳の中に二人で入っておしゃべりしていました。だから、またこうして沖縄で暗闇の中で一緒にしゃべっているとなんだかセネガルにいるような変な感覚がありました。
Mさんにとって初めての沖縄!まずは近所の首里城へ連れて行きました。もう、夏の太陽って感じで暑かったですよ。その他に、おきなわワールドというテーマパークに行き、沖縄の民族衣装を着て写真を撮ったり、紅型体験学習をしたり楽しみました


できました

2007-02-18 17:30:56 | Weblog
昨日の早朝、あのおばぁからナースコール。
またトイレでした。車椅子用のトイレに連れて行きながら、
お話をしていると、止まらなくなり、私は出るタイミングを
逃してしまってそのままおばぁと二人でトイレで世間話。
この方が転倒事故防止になり安全ではありますが。。。
出るものもでなくなってしまうのではと心配する私をよそに、
おばぁはしゃべり続けます。
「それにしても、同じ趣味の人と話をするのはいいね。
もう、布買って来ちゃったの?私が退院したら一緒に買いに行こうと
思ったのに・・・。できあがるのを楽しみにしているよ。
あぁ、見たいな・・・・・・・」

この言葉が残ってしまい、とうとう私は夜勤明けだというのに
そのまま帰りがけにお店へ行って足りない道具を買ってきました。
その後仮眠しましたがなかなか眠れないので、とうとう作り始めて
しまいました。

少しずつ形になっていく姿を見ると、手が止まらなくなります。
とうとう、午前3時過ぎまでずっと作り続けていました。
今回はおばぁの言う通り、全て手縫いにしました。
どうしてもこれ以上はできないと思って途中で休むことにしました。
昼頃からまた作り始めて先ほど完成!

今回は、練習と言う感じです。ちょうどよい型紙を見つけて購入し、その通りにつくりました。作っていると色々と勉強になり、頭も使います。参考になりました。
次はもう少し自分なりの工夫を入れて応用して作りたいです。

この型紙ではパンツもあり、上下組で作業着にしたりパジャマや室内着などになります。とりあえず、久しぶりに思いっきり作れたので満足しました。パンツはまたしばらくしてストレス発散したいときのためにとっておきたいと思います。

服作りはお料理とは違った魅力があります。
お料理は食べちゃいますが、作った服は残るし、これからどのように使おうかと
着る楽しみがまだこれからも続きます。

私はまだおばぁの人生の半分も生きていないのですが、趣味を楽しみながら過ごす人生は生き生きとできるんだなぁと大切なことを教えてもらいました。



和の縫い物

2007-02-15 21:25:36 | Weblog
2月2日の満月以来、1週間ほどは忙しい毎日でした。
ホッとしたのもつかの間、今度はベッドが空いたとたんに
他の科から入院が。。。
昨日、今日と何がなんだかわからないほど忙しい日々でした。

いくら忙しくても、入院している患者さんに伝わらないよう
振舞っていこうとしても、この状態は皆さんがわからないはずはないです。
妊婦さんや産後のお母さんたちは、「大変ですね~」「がんばって」
「早く帰ってゆっくり休んで!」と、励ましてくれます。
本当に申し訳ないです。

そんな中、今日は入院中のおばぁのトイレ介助をしました。
とっても素敵な上着を着ていたので、思わず「素敵です!」と
言ってしまいました。そうすると、嬉しそうに「もう一枚あるから」と、
戸棚にしまってあったのも見せてくれました。それは、自分が18歳の時に
大阪で購入した着物をリメイクしたものだそうです。
とても貴重な作品です!模様は矢絣。袖の部分はゆるやかな丸いカーブになっている船底袖。おばぁが着ているのは袖口にゴムが入っていて、割烹着のよう。
襟元は着物のようなものです。
聞いてみると縫い物が趣味で、これまで沢山縫ってきたそうです。

なんだか、縫い物の話をするおばぁの目は輝いていました!
私は、自分で作ってみたくて寸法や型などのことを聞きましたが、
全て適当にやっているとのこと。もう、見るしかないと、じっくりと見させてもらいました。
小さい頃も、お店で作りたいものがあると「じ~」っと見つめて
家に帰って忘れないうちに作っていました。
今回はとても難しそう。まだ私は洋服も型紙がないと縫えないから。
手縫いが価値あるよと言われ、できれば手縫いで
作りたいです。
とりあえず、布は購入してみようかと思います。

私が興味を持って聞いていると、おばぁはとっても喜んでくれて
病室で握手したり、頭をなでてくれたり、とても嬉しそうでした。

「着物はね、まず裁つのが大変で1日かかる。そして、縫うのに何日か
かかるんだよ。」
「縫う時は、小さく縫うのでなく、両手を大きく同じように動かして縫う。
これがこつです。」
と、縫うまねをしてみせてくれました。とても慣れた手つきで
素敵でした。
それを見ていて、私も手を動かしてみたくなりました。

お話をしていたら、疲れているはずの自分が元気になりました。





出生前診断について

2007-02-08 01:11:39 | Weblog
産科外来の受付では、色んな電話相談があります。
「何とかトリソミーとかいう病気がわかる検査したいんですが・・・」
聞いてみると、ダウン症のことみたいです。
ダウン症は21トリソミーで、染色体の21番目に異常がある病気です。
これは、高齢出産になればなるほど確率は高くなります。
高齢とは、35歳以上です。さらに、出産が初めてだとハイリスク妊娠・出産になることが多いです。
「こちらの病院では、検査をすすめていますか?」
私達はこのような検査を積極的にすすめているわけではありません。

よく考えてください!

お腹の中の赤ちゃんに何か異常が見つかった場合、どうしますか?
ダウン症だとわかったら、育てますか?
ダウン症の赤ちゃんだったらいらないと言えますか?

その他の病気がわかった場合はどうでしょうか?

お腹の中で一生懸命に生きている命をどうするかという問題は
とても難しいのです。
しっかりと考えていただきたい。
医療が進歩して、色んな検査ができるようになりました。
超音波検査でも、色んな異常が見えるようになりました。

早く知るのがいいのか?生まれてから知ってそこから考えるのがいいのか?
誰にもわかりません。
昔はなかった問題が、医療の進歩とともに沢山出てきました。

とっても難しくて、答えが見つからない問題です。

出生前診断についてこんなページが参考になります。