NACHT MUSIK FOR

since2004~PANTA、頭脳警察をメインに音楽のこと。開設から来年2023年で19年目になります。

【みーはーライブるぽ】2/6(土) PANTA&TOSHI★祝★還暦記念LIVE【前編】

2010年02月07日 | PANTA・頭脳警察【みーはーライブるぽ】
2/6(土) ☆PANTA&TOSHI還暦記念イヴェント☆
『PANTA&TOSHI KANGEKI KANREKI LIVE』

初台The DOORS
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【みーはーライブるぽ】
2/6(土) PANTA&TOSHI★祝★還暦記念LIVE【前編】

【第一部】 
 ふたり頭脳警察(PANTA&TOSHI) 

還暦を迎えたパンタ・トシのふたりが、「赤いちゃんちゃんこ」?ならぬ、なんと「赤い防弾チョッキ」に身を包んで登場

「今日は絶対赤いヘルメットなのかなと思っていたのですが・・・・ファンの方から、強制的に着ろということでいただいて」
「迷彩柄じゃなく赤じゃあ、ただの的だよ
」などと(笑)

「ありがとうね!!」
と言って、今夜は長丁場なので・・・と、そこで、ふたりとも「赤の防弾チョッキ」を脱ぎました。
さすがに、ホンモノ!?の防弾キョッキ・・・ずっしりと重そうでした・・・・このままではさすがに歌えなかったのでしょうね・・・。


 
1.ふりかえってみたら
オープニングがいきなり、ふたりだけで「72年頭脳警察セカンド」からこの曲・・・
そして
パンタのMC「いきなり頭脳警察のパブリックイメージをぶち壊すようなスターダストレビュー・・・」
と、照れ笑い・・・

♪気がついてみたら僕にはなにも残ってはいなかった
眠れない夜に過去を思えば 耐え難い孤独と闘わなきゃならない・・・・

72年のこの曲が、なにも不自然さなく、今尚、等身大にこんなにも胸にしみて届くのは何故?
それはこの人たちの生き方が、一貫してブレのない生き方だからなのではないでしょうか・・・・なんて・・・
いろいろと、心配していた「還暦」の、「イベント」・・・・だけど、この曲からのスタートで、すでに、私の心は、やっぱり惹きこまれ、おお・・・と、60歳になったこのふたりの姿が眩しくて・・・。
こういう曲は、好きだったし、こういう曲からのスタートということは・・・もしや。もしかしたら・・・。

2.少年は南へ 
続いたこの曲も、ああ、いいなあ・・・って、結局去年は、私は頭脳警察のライブにも、そんなに多くは参加できていなかったので、その分他のアーチストのライブにもいろいろ参加していましたし、だから、この曲を聴くのもなんだかもうとても久しぶりのようで、懐かしいようで、個人的にはとても新鮮に感じられました。そんな自分が嬉しかったです。

(MC)
寅年はだいたい不況になるということで、「百年に一度の大不況」といわれるときですから、自分も一生に一度、初めての大不況を楽しんでみようかと思っています。

そして今日は一年で一番寒い日だそうです。(さらにだじゃれを言ってますます冷え込まそうか?(笑)とかも言ってましたっけ)

今日は外の気温は東京で一番寒い・・・でもここは一番アツくなるように!!

だんだんに子どもにかえっていく自分です・・・
元気でずっとやっていこうぜ!!!!

---------------

本当に、寒い日でした。入場するまでの、少しの開場の外での待機時間でも、冷たい風が吹きすさび手足が凍えました。だけど、とかくPANTAのライブは、「雨男」だったりで、雨の日とか、そして雪の日も多かった過去の記憶があります。ですから、まだ、「雪」にならないだけ、良かったと思います。
気温は低く、風は強かったけれど、空は青く、晴天でした。

ライブの日のことを、記憶していく際に、このお天気とか気温とかって、結構、後々印象に残るものなんですよ。あの日のライブは雪だった、雨だった・・・って思い出します。

ですから、この日の、「一番寒い日」だけど、「一番アツくなるように」!!!というPANTAの言葉も、私はきっと忘れないでしょう。
そして、まだ、空が青くて、日差しのある時間に入場したライブであったということも・・・。

「元気でずっとやっていこうぜ!!」元気にそんなふうに話したこの日のPANTAもTOSHI、本当に元気そうで、私も、それだけで顔がニコニコしてしまっていたように思います。

さて、そう、ここまでは、このように、まあ、いつものように?PANTAはなかなか饒舌でしたが、実は、ここでのMCが、今日のトータル約4時間近いライブの中で、一番長く話した時間となったのでした。

それが、すごい。

この段階では、もちろん、そんなことはまったく予想してません。

ああ、きっとまたこの調子で、合間、合間に、話の多い感じで進むのかしら・・・・という今までの感じがありましたから。

「響」ではそういうところが、良い、ということは本人もおっしゃってましたが、けど、私が聴いた感じ、正直言って「頭脳警察」でも、去年の初台とか、わりと、話し出して饒舌な雰囲気は、響とそう変わらない気はしてました。

ドキュメンタリー映画でも、「パブリックイメージ」に翻弄された・・・・というハナシもあり、客の要求と自分たちのやりたい「音楽」とのギャップ、定着イメージとの葛藤・・・・
そして、キャリア40年にして、もう、そんなことにとらわれなくても、自然体で、いつだって、トシとふたり、そろえば、「頭脳警察!!」で、どちらかが死ぬまで「頭脳警察」と導きだした答え・・・・

私自身は、もともと、頭脳警察のリアル世代というわけでもなく、「PANTA」といういちアーチストに魅力を感じ後つけで知った「頭脳警察」でしたから、もともと、「頭脳警察」らしさとか、「警察」だから、こうでなければ・・・という思いなどは全くありませんでした。

けれど、頭脳警察・・・・となったときの、「カッコ良さ」という、その「何か!?」は感じとっていました。
この「ふたり」がそろったときの・・・・・・言い知れない・・・・
そして、この当時の、いまなお、色あせない楽曲の数々たち・・・

「頭脳警察」という言葉の重み?魔力?伝説?・・・・・・・
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もはや、ここまできたら、ふたりそろえば、いつだって「頭脳警察」!!!

そう言い切ったのならば・・・・・だったら、この日の「イベント」は、頭脳警察★と何故称さない?
・・・・これは、前の投稿にも書きましたが。
不思議で仕方ありませんでした。

PANTA・TOSHIのそのあたりの意識と、事務所側との意思の疎通の行き違い???
還暦の「イベント」と称して「KANGEKI KANREKI LIVE」などというタイトルをつけてしまっては・・・。

これが、【頭脳警察還暦記念LIVE!!!】と、ごくシンプルなタイトルだったら?

もっと「わかりやすく」して、このタイトルで、あらかじめ、そこそこ大々的にプロモーションをしていたら・・・チケットなんかも、一般発売は即日sold out!!!だったんじゃないでしょうか??

なんとなく、この日のライブを終えて、今、振り返りつつ、このライブのことをスタートから書き綴るにあたって、やっぱり、まずは、そんなことをどうしても、再度書いておきたくなりました・・・・・。



3.時代はサーカスの象にのって(朗読付)
伊東正美、中山努、トシの三人ユニットの演奏の下で歌われたこの曲は、ものすごく雰囲気があって、ときに絶叫的なる殺気帯びた迫真のPANTAの詩の朗読が、輝きを増す。

ドキドキして魅せられていました。

その後に、歌われる、やさしくも美しいメロディの楽曲「時代はサーカスの象にのって」

堪能しました。

この朗読詩つきのものも、レコーディングされて、リリースされれば良いのに。ライブならではの、特別なものということでも良いのかもしれませんが・・・しかし・・PANTAの場合、そういうのが、もう、ものすごく多すぎます。もったいないと思います。

なにしろ、せっかくの既存リリースシングルのバンドバージョン頭脳警察「時代はサーカスの象にのって」は、当時、PANTA本人も、是非ともこの曲を「チャートイン」させたい!!と言っていたのに。

今現在、このシングルは・・・・聴いて見たい、買いたい・・・と言っても、現実問題、「入手不可能」なのだ・・・。
サイト通販は、どこもかしこも、「品切れ」のまま・・・。どこもかしこも・・って。

店頭で買おうとするならば、中古屋を血眼で捜すようなことになるのかもしれません・・。
いったい、そもそも当初初回プレスで何枚売られていたのか?再プレスする予定はたっていないのでしょうか・・・・。
厳しいなあ・・・と思うととともに、やっぱりもったいないなあ・・・と。

ただ、なんとか『キャプテントキオ』のサントラアルバムの中からのものは、ituneストアで200円で購入可能らしいです。

もっとも、この日のライブバージョンの雰囲気に近い感じで聴けるのは、このサントラ収録のアコースティックバージョンですね。フルバンドバージョンも、私は、あれはあれで、とても好きです。

しかし、この曲は、こういう「ふたつの顔」を持った重要な名曲ですね。
PANTA自身の思いいれも、相当に深い大事な曲です。

ドキュメンタリー頭脳警察の映画も好調で、それを見た人たちの中にも、この映画の中で初めてこの曲に興味をもたれた方などもいらっしゃったのかもしれませんが・・・ネット上からも、購入できないだなんて。

うっ・・・・しまった・・・また、止まらなくなっています。

これでは、この30曲超過ライブの「ルポ」は、果たしていったい最後まで何時書き終えることになるのでしょうか・・・。


【第二部】
フルバンド頭脳警察
(PANTA・TOSHI
g.菊池琢己・key.中山努・b.FUKUSHIN・dr.NAOKI)

4.無冠の帝王  
第一部の二曲のラインナップだけでも、そしてその後のPANTAのMCからも、密かなる予感は、じわじわときていました。
そして、第二部のスタートが、この曲とは・・・。

うわーーーー。これて゜来たのか!!
すごいなあ。

こういう、「レア」な感じの曲は、私はすごく嬉しい。
いつだって、とにかく私はライブでは、きまりきった定番よりも、いろんな曲をたくさん聴いてみたいと思っているので。

そして、やっぱりフルバンド頭脳警察は、カッコイイぞ・・・・・・・・・・・と!!


「頭脳警察!!!」

5.ふざけるんじゃねえよ 
この曲のイントロと、PANTAの「頭脳警察!」の叫びで、やっぱり、指定席着席の観客は、総立ちとなり、飛び出してきました。

もう、場内観客が、待ってました!とばかり、胸がときめき、「よーーーし!!」という瞬間ですね★

だけど、この日の私の「指定席」は、この前の初台二日間の「最前列」と違って、前から「二列め」ほぼ中央。

指定席が最前列におりますと、どうしても、周囲が立ち上がり、前に飛び出すのに、つられて、自分もいやおうなく、突進せざるをえないわけなのでしたが。去年のドアーズ二日間は、そうでしたが。

今回は、この二列めの中央が、すでに居心地の良いポジションでした。自分としては。
不思議と、いつも、向かって右よりに居ることが多かったのですが、今回は、ZNNのチケット予約を、あまり即座にしなかったのが、良かったのでしょうか??(もし、それが先着順の指定席だったのならば?(笑)

それでも、周囲の雰囲気におされて、一時は、私も前に飛び出しかけましたが、意外に、ぎゅうぎゅうな感じにもなっていない状況に気づき、自分は自分の指定席に戻りました。

それで、前に行きたいと、そこから移動して、つめかけた方のために空いた、ど真ん中の席に位置してずっと居ました。

ここは、自分ではもう、申し分のない絶好のポジションでした。最高でした。

いつも、一番前とか、一番前の右側とか・・・そのあたりのロケイションは、たびたびでしたので、もはや見飽きてもいて・・・(ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・こういう発言がヒンシュクを買うのでしょうね・・)

だから、あえて、周囲につられて前方に押し寄せる集団に混じるのは今回は、あえてやめにしました。

あまりにも、前方混雑しすぎになり、まるでステージ上が見えない、というのは、イヤでしたが、今回は、そんなこともなく、もともと、ドアーズのステージは、高さがありますので、まるで見えないことはなかったのでした。

ほどよく距離の離れたセンターの位置は、やっぱり、バンドの音を堪能するには、バランスも良くて、気持ちよかったです。とっても!!

ステージ上メンバーも、それぞれ見渡せました。(ただ、あいにく、ベースのFUKUSHINさんだけは、視界がさえぎられてしまってましたが)

もともと、私は昔からライブで常時飛んだりはねたり騒いでいられるタイプでもありませんでしたので。
今回のこの選択は、正解でした。

ステージ上かぶりつき、もまた、経験上、迫力はあって、かなり興奮しますが、自分自身がもともと体力ないのと、夢中になりすぎて、我を失ってしまったりで、冷静にライブを「鑑賞」する感じではいられなくなります。後で、あれ?あんな曲やったっけ?とかまるで想い出せなくなったりする始末です・・・・

まあ、それはそれで、そのときは、かけがえのない貴重なる素晴らしい瞬間なのですが、いろいろとライブを体験してきて、自分は、やっぱりもう少、落ち着いて、じっくり聴きたいタイプなのだと認識しました。

一番前の指定席というだけでも、すでにそうなのですが、それをさらに、ステージにしがみついてぴったり詰め掛けようものなら、もはや音もピンポイント直撃モニターから拾い上げて聴いているような状態で、バランスがものすごく悪いし、PANTAやメンバーを見るにも、あまりにも近すぎです。

手を伸ばして触れるくらいというのは確かに興奮しますが、私は、何度か経験しているし、もう、毎回のようにそう何度もじゃなくてもいいかなとか、いいかげんライブの「かぶりつき」にもそこそこ年季が入ってしまってまして、そういう欲求においての自称「みーはー」は、もう返上しても大丈夫になれたみたいです。(ま、かわいげのない奴に変貌してしまった?とも言えますね)

しかし、こんなふうに、自由に、自分の好きなようなポジションを選んで聴ける、自分が一番大好きなPANTA、頭脳警察のライブ。
このアーチストのファンでいれて、大変に幸せなのだとはいつも思います。
何度も言って・・・じゃなくて・・・書いていると思いますけど・・・。

とにかく、音重視で、聴きやすくも見やすいポジションで、この日のこのような【記念碑的ウルトラスーパー★ライブ】の場に参加できたということが、ものすごく、こうしてライブを振り返って思い返して書いている今は、充実感、満足感に満ちています。


MC
「今日はあまりしゃべらないでいくから・・・しゃべっていると時間がなくなる・・・青い時代の歌、いっぱいあります」


6.孤独という言葉の中に(73.シングル曲「今日は別に変わらない」カップリング)
そのMCで、ゾクゾクした・・・・「青い時代」の曲・・・・・大好きです。

なにが来るのだろうと思っていたら・・・・これですよ。
こんな曲が聴けるだなんて・・・また、ずいぶんとマニアックな・・・・。

なにしろ、これはアルバム未収録曲のシングル曲です。

このシングルのカップリング、いわば「B面」が「今日は別に変わらない」です。
ATG映画中島貞夫監督「鉄砲玉の美学」主題曲としてリリースされた曲です。

私は、ファンになった当時は、もちろん、なかなかこの曲を実際に聴ける機会がありませんでしたが、その後、「頭脳警察アナログBOX」というのが、フライングパブリッシャーズよりリリースされて、そのボックスセットのアナログ5枚にプラスされて、ついてきたドーナッツ盤シングル1枚が、この曲のシングル盤でした。(このライブで聴けて、久しぶりに手にとっています・・・レコードプレイヤーは今はないけど・・・)

当時は、自宅にレコードのプレイヤーはなかったので、実家に帰省した際に、実家の古いレコードプレイヤーに無理やり針を落として一生懸命聴いたものです。
それで、このボックスを買って私は、初めてこの曲が聴けて、それがとってもとっても良い曲で、感激していたものです。
そんなふうに、苦労して聴き出せたレアでマニアックなシングル曲。

それが、あれからかれこれ歳月が経過して・・・・そして今では、便利な時代になりまして・・・・

YOUTUBEにこの曲があります。
こんな貴重な音源が、パソコンがあれば、いつでも見聞きできるのですから、昔では考えられない便利さです。ここで、貼り付けてご紹介しようと思いましたが、「埋め込み無効」とされていましたので、URLだけ、紹介しておきましょう。
 http://www.youtube.com/watch?v=qKMDgw03rLg&feature=related

しかし、パブリックイメージだのなんだので、過激がもてはやされた頭脳警察ですが、私は、魅力を感じたのは、こんな曲のこんな一面です。

頭脳警察の「青い時代」は、せつなく、聞くたびに、胸が締め付けられるようで、いつでも、その世界に入り込んでしまいます。40周年、60歳・・・これらの曲も、30数年のときを経て、いまなお、聴く人の心の中に入り込んできます。

そんな曲が、目の前で、まったく予想だにしないときに、生演奏されたならば・・・・。

こっ、こっ、これは・・・・・この「還暦イベント」は・・・・もしかしたら・・・予想を(良い方向に)見事に裏切って・・・裏切って、すごいライブになる!?!?

かぶりつき集団から距離を置いて、二列め中央のロケーションで、しだいに「息苦しさ」に見舞われはじめていた・・・・
そして同時に、軽く鳥肌を立てていたのかもしれません・・・

菊池琢己ギターの音が、切ない・・・・・・・・PANTAの声が、暖かい・・・

孤独という言葉の中に
貴方の知らない世界がある

苦しみが僕を変えたなら
ゆりかごに戻り 夢に託す
苦しみが涙を誘うなら
あなたを抱きしめ 口づけに果てる
抱きしめて 抱きしめて・・・・・・・

おかげで、今日の一日も、私の頭の中では、この曲が繰り返し再生されていました・・・・


7.彼女は革命家 
うっとりしつつ、もうなんとも息詰まっていたら、間髪居れずで、次はこの曲に突入した。
PANTAの顔が、やさしそうに、嬉しそうに、なんとなく照れくさそうだった。
すごく、良い笑顔で、楽しそうに歌う表情が、なんだか、すごくすごく、嬉しくて。

私も、ついニコニコしてしまった。
と同時に、なんか・・・やっぱりとても感激していた。

こんなふうな感情、感慨で一曲一曲、歌を噛み締めて聴けるアーチストは、やっぱり、他にいない。
だからやっぱり唯一無二の存在だ。切ない・・・・。

いったいどうしてこんなになってしまったのだろう・・・と、思います・・・・

8.鹿鳴館のセレナーデ
今回のライブは、本編第二部に突入してからPANTAが話したように、本当に「あまりしゃべらない」かった。
なにしろ、まるでメドレーかのような、演奏曲間の短さだ。
間髪入れず、の演奏が続く。

私の大好きな「誕生」から、この曲は・・・・・・・
こういうのが、そもそも私は大好きで。夢中で繰り返し繰り返し聴いていた曲です。

確か響でも一度は聴けたりしたはずでしたが、そのときも、ものすごく感激していた筈なのですが、このバンド編成での演奏。ものすごく、「贅沢」な気分がしたりしていて。

もう、すでに、このあたりから、うーーん。今日のライブは・・・・本当に、ちょっと、違うぞ!!!
ど、ど、ど、ど、どうしよう・・・・・・・・と思いはじめていた。ドキドキしていた。
「やばい」と思った

あの異次元空間を、もう一度・・・と、(前投稿で)愚痴った自分。
でも、もう(そういう要求、欲求は)無理なのか?と諦めかけていたりした自分。
もう別のアーチストの曲たちがいれば、それでも私は、もう大丈夫・・・とさえ、言い聞かせたりしていた自分・・・・

だけど・・・だけど・・・・


9.従兄の結婚式   
ここでは、少しのインターバル・・・また、なにやらpANTAが、ニコニコしていた。良い笑顔だ。
そしたら、このイントロになって気がついた!!!
これは、「いとこの結婚式」!!
こんなのまで、演っちゃうんだ~。
もはや絶句というか、あ~~ますます、ここはいったいどこなんだ?私は今、どこにいるんだろう?と、思ったりしていた・・・・・・・・

バンド演奏が楽しくも心地良かった。

(♪今日人類が初めて~木星についたよ~・・・ってほんとだ「たま」だ・・・)(笑)



10.今日は別に変わらない
 今度は先に歌われた「孤独という言葉の中に」のカップリングB面の方のこちらだ。

うううううううう。
しかし、もうこのセットリストは、いったい・・・・

だんだん、時よ、止まれ!!みたいな気がしてきていました。真面目に。
この空間、この時間、このひとときよ・・・願わくば、ずっと、終わらないでくれ。ここにずっと居させてくれ・・・・
そういう嬉しいような、もったいないような

こんなセットリストで、続けられたら、たまったもんじゃあありませんよ。

私は、もう、いいかげん、PANTAだけを追いかけるのはよすよ・・・・もう、それでも不自由はしないから・・・
そんなふうにも思っていたけれど、だけど・・・

私の「今日」は、結局、やっぱり・・・「別に変わらなかった・・・・・」
変わりたくても変われない自分だった
それでもいいか・・・

しかし、どまんなかの、ベストポジションで、これらの楽曲が聴けるなんて、至福このうえなかったです。
何度も書いてしまいますが、バランスが、心地良かったんです。
それぞれのパートの楽器の音が。
だから、ますます、ずっと、ここに居たいと思っていた


11.詩人の末路  
・・・・・・もうですね・・・・ほんと、次々に、こういう感じで演られたら・・・・。

私は、別に頭脳警察だから、ということは何もなくて。
PANTAの歌ならば、どれでも大好きで。
ソロのハンドマイク姿は、一番好きだし。

頭脳警察イコールキケンで、過激で、パンクで、暴力的で、それがカッコイイだなんて言う気持ちには、なれない自分でした。
私は、音楽として、曲が好きだから。
しかし、「これら」の「頭脳警察」の曲というのは、PANTAソロにはない独自の世界観。
頭脳警察の、「こっち側」の一面がクローズアップされ続けるこのセットリスト。

好きなんですよね・・・「落ち葉のささやき」などと共に。この感じが。
PANTAを知ってから、レンタル屋で、PANTAと頭脳警察のベスト盤を借りてきて、そこで、頭脳警察ってこんな楽曲も持っているのか・・・・・と、気に入ったことが、つい、昨日のようです。
当時は、高円寺に住んでいて、土地柄のせいか、レンタル屋さんにも、PANTAも頭脳警察も、すぐにみつかってくれていて。そんなこんなを想い出させてくれて。

どうしよう・・・・泣いていいでしょうか・・・・感激がとまらなくて、それでどうにも切なくなっていた・・・ような


12.それでも私は  
大好きな曲が続いてくれて、もう、言葉を失っていました。

いままで私は、「響」が大好きで、響でこの曲が聴けたときにも、それはもう、胸に染みて、息が止まりそうでした。この曲は、響でも複数回聴けていたと思います。
しかし、今夜は、フルバンド。
響で、最前列で、椅子に座ってじっくり聞けるライブも、私はものすごく好きです。

けれど、今夜は、最前列ではなくて、詰め寄るかぶりつきの人たちの背中を眺めて。
でも、ど真ん中で、まるで(気持ち的には)直立不動みたいに、固まって聞き入っていました。
届いてくる、トシさんのパーカッションをはじめとして、それそれのバンドの音が、心地よくて。

そういえば・・・・・ドラムのNAOKIさんは、そうだ、私は、この日が初聞きでした。
雰囲気どこか村上ポンタ氏みたいで、ZNNの会報の写真とかで見ていたイメージよりも、実物の方がカッコイイと思いました。
--------
いろんな感慨でもって、今回のセットリストは・・・・なので、書き出すと、とまりません。
ここまでで、やっと、曲数は三分の一程度ですね。
ここまでが、「青い時代」の、私の好きな「フォークソング調」の頭脳警察。
「セカンド」「サード」「誕生」が主体の楽曲がずらり。
まさに、これが「還暦」頭脳警察の「集大成ライブ」・・・・・・・・
本当に、素晴らしいライブ・・・・
とりあえず、ここで、「前編」を終えます。
だらだらと、長々とまたやってしまいました。それでは、また、明日!!!(笑)^^




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