小学校6年生の3学期、ちょうど今くらいの時期に、友達から「ぶかつ、何にする?」と聞かれて、一瞬なんの事か分からなかった。
ぶかつとは部活の事、とすぐに理解はしたけれど、小学校生活が終わりかける頃に突如現れた「概念」(?)で、実態がよくわからないまま中学に入学し、皆が選ぶ軟式テニス部なる部に入り、大して上手くもならないまま三年生の引退時まで、それなりに続けたけど、楽しかったり充実してたりしてたのかなあ。
最近でも学校説明会とかに行くと、中学でも高校でも「部活も盛んです!」と言われる事が多いけど、盛んじゃない学校とかないのかな、そっちに憧れる、などと思ってしまう、正直なところ。部活頑張るのもいいし、やらなくてもいいよ、みたいな学校がいいと思う。
今朝の新聞に、部活顧問を担う学校の先生たちの大変さが取り上げられていたけど、部活顧問の仕事が多忙過ぎて、授業準備を十分にできないとか、先生自身の生活に支障をきたす、とか書かれていて、今更だけれど、本末転倒だし、とても気の毒な話だと思った。
記事を読みながら、小6で初めて「ぶかつ」という単語を聞いたとき、なんだかマッチョで頭の悪そうな怪物を連想したことを急に思い出した。